今日は久しぶりの雨

むしむしはするけど、少し涼しい風が入ってくる


この前読んだ本

「ひとりでカラカサさしてゆく」で、

80代の三人が猟銃自殺した理由

何だか少しわかるような気がしてきた


この頃姉の口癖は

お父さんが生きてるうちは無理

きっとお父さんはまだまだ長生きするから、

私たちが自由に暮らせるのはいつかな?

私のが先に死んだりして…


決してお父さんに早く亡くなって欲しいと

心から思ってる訳じゃない事はわかるけど


お母さんが亡くなったとき、

このままお父さんまで亡くなって、

毎年お葬式なんてそんな悲しいことは

嫌だから長生きしてねって言ってたのに

もちろん今でも変わらないはず…


でもお父さんがなくなったら

○○しよう○○行こうって夫婦で話してて…


別に未来を描くのはいけないことじゃないし

備えることも必要と思う


夫婦二人で暮らしてたら

出掛けるのも自由、生活のリズムも好きに出来る

そんな暮らしをずっとしてきたから

本当に不自由なんだと思う

理解も出来る


ただ何だかちょっと切ないな

私は一緒に暮らしてないから…

お父さんちょっとかわいそう


でも姉は本当によくやっている

それを父がもっと誉めてくれるといいんだけど…

感謝はしてるけど

なかなか口には出さないからね


それどころか、まだまだひとりで何でも出来るのに

年寄りをおいて出掛けるのか、何かあったら世間の人に親不孝って言われるぞ…っていってしまう(^-^;

泊まりの時は、私が行くのに…


娘だから親を看るのは当然と、

思ってるとこもあるのです(^-^;


どんな時も人への感謝は表現しないとと思う

それだけでも変わるのに

当たり前なんて事はないんだから

お父さんは残念だけどうまく出来ないんだよね


私も80歳とかになったら

子供たちからそんな風に

思われるときが来るのかなぁ


私なりに今、これから経験することや見てきたことで、いい関係を気づいていけるように努力していこうと思う


お母さんがまだ病気とかになる前に、

いつかあんたたちに迷惑かけるときがくるなら

その前に死んでしまいたいって言ってたことを思い出した


あの本の3人もそんなことも思ったのかもなぁ


十分に人生を楽しめたと思った時を最後にしようといつからか決めてたんだろうな思ってたけど

きっとその気持ちの奥に

ひとりの力で生きていけなくなる前にと…

そうも思ったんだろうな


20代にしかわからないこと、

30代にならないとわからなかったこと、

そして今54才になって思うこと

この先も環境も自身の体も思考も

どんどん変わっていくん

80才になった私はどう思うのかなぁ