ハイポなおんな | ほうろうJのブログ

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新規性を好む女医の放浪ブログ

また、前回の更新から日が経ってしましましたが…。


この前、忘れていて大食の後「絶食」といいつつ


受けに行った検診では、


血糖値 下限ぎりぎり

中性脂肪 下限ぎりぎり

血圧 100 なかった


と、すべてなんだかハイポな感じです。

血糖値と中性脂肪は食後に上昇するものなのですが、

食後でもこの値かぁ。と。

こんだけなんでも低かったらそりゃ、まぁちょっとけだるい

日々ですわね。


さて、医者といえば不養生。


世間の人にとっての病院=具合が悪い時診てもらうところ


なのですが、

医者にとっての病院=仕事場、オフィス、会社

なのです。


なので毎日仕事で病院に行っていても

不調を感じても、なかなか病院で診てもらおうという

流れにはなりません。


下手すると、医学知識がある分自己診断してしまい、

まぁ、風邪だろう、とか腸炎だろう、とか飲みすぎだろう、とか生理痛だろう、とか

PMSだろう、とか無難なところに持って行ってしまいます。


でも、「医師は自らの主治医になってはいけない」と言われる通り、

医師も不調の時は客観的に自分を診てくれる自分以外の

医師にかかるべきなのでしょう。


ある医師は腎不全の末期症状が出るまで自分は病気であることを

受け入れられず、病院にはかからず手遅れに。

どうも医師である自分が患者にもなりうる、ということが実感できなかった

ようで。


あるジョイは妊娠していて臨月で予定日近くになって

おなかが10分おきに痛くなっても、陣痛だと気づかず、

というのも陣痛というものは教科書的事項で自分がジョイであったため

教科書的事項が医師である

自分に降ってかかったことが最初、受け入れられなかったらしい。

出産してから、「そうか、女医にも陣痛はくるのか」と思ったらしい。


もっと、疎いあるジョイは体調が数か月にわたって悪いような気がしていて、

臨月近くになって、「あ、これは教科書でいうところの妊娠の症状に

似ている」と初めて気づいたとか。


また、ある医師は不調を感じていても、日々の診療と手術に忙しく、受診せず

末期がんで尽くす手がなかったとか。


妊娠とか陣痛に気づかないジョイはまぁ、まだましとして、命にかかわる病気に気づかない

のは、周りとしてはつらいところで…。


最近、ほーろーがお世話になった先生も、気づけば取り返しのつかない病状になっていた、と

知らされ、へこんでいます。


そこへ行けばいつも通りの先生の診療があり、周りで見学したりお手伝いする

仲間がいて、いつでも戻れる実家の庭の陽だまりみたいな場を作り、

常に門下生の日々の診療の心の拠り所となってくださっていた先生は今、

闘病中なのだそう。


楽しいことも、そうでないことも毎日続いていきそうな日常ですが、

ずっと続く日常なんてないのですね。

 


大切な人が病気になって、改めて感じる日々です。