今回は中部線の軌道改良工事の模様です。

中部線は元々通路でも何でもない場所が多く、ガタガタの自然地形の上に無理して軌道を敷いている箇所が多いのですが、これでは非常に脱線しやすくなります。このような場所ではまず軌道の水平を調整し直し、周りを土で固めて滑らかに走行できる軌道を作ります。

大きく窪んでいる場所では投入する土が多くて大変です。

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この区間はもはや谷のよう、最も工事の大変な区間です。膨大な量の土を投入し続け、完成までに2週間くらいかかりました。

新たな試みとして曲線部に突っ張り棒を設置。高速で車両が曲線区間に進入しても遠心力による軌道の位置ずれを防ぎます。

運材列車も活躍。重量物輸送に3号/4号トロッコは必須です。

最後にレール内側に防草シートを敷きます。雑草を防止して歩きやすくなります。

 

18インチゲージのトロッコで土輸送 - YouTube

土を輸送している様子です。多分これを数十回繰り返しています。

 

また続きます