(※この記事はより良い内容にする為に随時加筆、修正をしています。)

 

今回は車両編です。構造や運用時の問題などを備忘録的に記しておきます。

 

 

【1号トロッコ】

記念すべき小原鉄道最初の車両ですが、当時はまだ5インチゲージにする予定だった為車両も5インチゲージです。ほとんど使用していませんが、たまに那珂川清流鉄道などで出張運転します。軸距離185mmとちょっと狭く、上に人が乗るときはバランスをとらないとつんのめる危険があります。

 

 

 

 

 

 

【2号トロッコ 解体、写真現存せず】

初めての自作車両で、車輪は今の6号トロッコに使われています。軌間はまだ15インチゲージ(381mm)でした。

 

 

 

 

【3号トロッコ】

18インチゲージ(軌間457mm)用の本格的な車両です。おばら鉄道18インチゲージ線開通時からの主力車両で、日用品輸送から土木作業までいろいろと使っています。

当時まだ中学生だったので車輪の加工は鉄工所にお願いしたのですが、車軸の材質を普通なら普通鋼くらいがちょうどいいのに鋳鉄車輪と溶接したいので鋳鉄にしたりと、今からしたらわがままな依頼を受けてくれた鉄工所に感謝するしか有りません。車体の木材は家にあった廃材を使っています。車輪は伊藤鋳工製チルド車輪61c(伊藤鋳工製の車輪には同じ形状で鋳鉄製とチルド鋳鉄製がありますが、高価なチルド鋳鉄製の方にしてしまったのも失敗です)、軸距離340mm、軸受部の車軸径20mm。

 

 

 

 

 

 

【4号トロッコ】

この車両は高校の文化祭に出品する為に製造した車両ですが、いまでは3号トロッコと共に小原鉄道の主力車両になっています。足回り構造は25mm丸棒に塩ビ管と車輪がついているだけのシンプルなものです。車体の大部分には木製パレットを再利用しています。車輪は永瀬工場製鋳鉄車輪100A、軸距離400mm、軸径25mm。

 

 

 

 

 

 

【5号人力/フリクションドライブ機関車→改造済】

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5号機関車も文化祭出品の為に製造した車両です。前にも書いたかも知れませんがあちこち急勾配だらけの小原鉄道では列車運行に機関車を使うより手で押した方が圧倒的に便利で早いので、なにか他の車両に改造しようかとも思っています。

文化祭出品時はフリクションドライブによって無段変速可能な電気機関車でした(今考えるとそもそも制御が容易な電気モータに無段変速機はいらなかったのでは........?)。しかしそもそも機関車として使う機会がほとんど無いので動力を降ろし、現在は腕の運動用手回し機関車となっています。車輪は永瀬工場製鋳鉄車輪100A、軸距離400mm、軸径25mm。使用チェーンは№40です。

 

フリクションドライブ動作https://twitter.com/i/status/1166595239198564353

 

 

 

 

 

【6号トロッコ】

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もともと2号トロッコに使っていた車輪を再利用して作ったのが6号トロッコです。この車輪はまさかのオールステンレス製で、素材からの削りだし品です。当時小学生だった自分は鉄工所にお願いする際、「錆びなくてイイね!」くらいの軽い気持ちでステンレスでお願いしたのですが、最近になってステンレスの加工の大変さを知り、ますますいつもお世話になっている鉄工所様に頭が下がる思いです。車輪が左右独立しているのは、もともと左右独立回転をするための物でしたが、15インチゲージから18インチゲージにする際に車軸(塩ビ管)を変えるだけで改軌できたのもこの構造のおかげです。

車体には廃材やすのこを使い、車輪車軸を支持しているフラットバーはそれ自体がバネの役割をしていて、ねじれた軌道を走行しても4点支持を保つ事ができます。フランジ除く車輪径60mm、車軸径20mm、踏面幅20mm、軸距離393mm。

 

 

 

 

 

 

【5号手漕ぎ機関車】

旧5号機関車を大幅改造、手漕ぎトロッコに生まれ変わった車両です。意外と頑丈、しかも手漕ぎトロッコそのものがかなり楽しいので気に入っています。

主要寸法は旧5号機関車とほぼ同じ。

 

 

【7号ナベトロ】

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とにかく安価な車両が欲しい!との思いで製作した車両で、小原鉄道初の試み「木製車輪」を付けています。ナベトロ自体も使い勝手が良く、量産の可能性のアリ。ただ明らかに脱線が多いのは何とも.....。木製車輪についてはこちらへ

庭園鉄道低コスト化への挑戦!? 木製車輪を作る | 自家用鉄道とDIYの工作室 (ameblo.jp)

車輪は木製170mm 軸距離400mm 軸径13mm