トルコで不妊治療?番外編〜憑いてますよ〜 | 星と三日月、ヒゲとネコ

星と三日月、ヒゲとネコ

ヒゲ夫と猫たちとトルコで暮らすお話


朝晩肌寒くなってまいりました
こちらトルコのエーゲ側

皆さまいかがお過ごしでしょうか

掛け布団は軽い方が良い
アマンダです

と笑点のオープニングのように
始まりました今日のブログ



あれは2019年の事でした

子供ができなくて悩んでた人が
ある場所に行って見てもらったら
呪いがかけられてる
って言われて

呪いを解いてもらったら
その後すぐ子供ができたんだって

突然ヒゲ夫がこんな話を
してきたのです
注:怖くないのでどうぞ読み進めてください


シリンジェのジャーミーに居た
ホジャ(聖職者)から
そんな話を聞いたらしく

我々もそこに行こう
と言い出したヒゲ夫


その頃私はまだ
不妊治療はしたくない全盛期でしたが

お祓いって言う
盛大に非日常すぎるワードに
興味と興奮抑えきれず

子供できるできない関係なく
なんとなく誰かから
呪いめいたものを
かけられている気が
しないわけでもない…

いやむしろ
かけられてる気がする
生きてりゃ色々ありますよね


実際トルコには邪視を払う
ナザールボンジュウ🧿
が至るところで売っているし

Nazarköyという名前の村があって
ナザールボンジュウを作るアトリエもある
写真はNazarköyの壁にあったモザイク画


こんな飾りにもナザールボンジュウが付いている
たっぷりふんだんに付いている
写真はマルマリスのお土産屋さんにて


Büyü(呪い)を未だにやってる人が
居るって聞いたこともある


あと話それるけどトルコ人
異常なほどに嫉妬心が強い
別れた奥さんに彼氏できて嫉妬して…とか
よく耳にする嫉妬絡みの事件


まぁとにかく
何か憑いているなら
祓ってほしいと思い
ヒゲ夫の提案に
全力でのっかることにしました



2019年12月某日
目的地はイスタンブール某所

そこは朝7:30から開いており
予約などはなく
来た人順に案内されるらしく

朝イチの飛行機に乗るために
日の出前のイズミルの空港に
我々は居たのでした

高くてそれほど美味しくはないパンとコーヒーが
空港にいるぞ感を高め
空港好きな私をワクワクさせてくれる



そして日の出前に
イスタンブール着
暗闇移動

みぎもひだりもわがんねぇ
田舎もんがぁ
空港のバスターミナルであだふだしでだら

ヤングでナウイ男性が
イスタンブールカードをくれました
ありがどね〜
これでバスに乗ることができますた


12月半ばのイスタンブール

未だ薄暗い町を
言葉なく白い息を吐きながら
仕事に向かう(であろう)人たちの波に紛れ

着いた場所は
なんてことない古めいた建物の一階

どんな場所か全く知らなかったけど
一応頭に巻く布は持ってきていたので
スルリと巻きながら入館

パテーションで区切られて
男女別々にされている待合室
何故か広い女性側
入り口側の男性陣部屋はぎゅうぎゅうしてた


8時を過ぎた頃に着いたけど
既に20人は居たでしょうか


私は全ての悩める人たちが見渡せる
壁際の端っこに陣取りました
ここでは不妊だけでなく
いろんな悩みを聞いてくれるようです


家族で来ているのか
友達同士なのか
常連さんなのか
お喋りしながら待つ人たち

それでも彼らの表情は暗く
闇を感じる…

冬の朝がかもしだす
どこか寂しげな空気と
悩める人が集まる場所

その状況が勝手に
そこにいる人達の闇深さを
助長させていたのかもしれません
まじ勝手すぎる


何はともあれ
子供を連れたお母さんも居たりして
診療所のようなイメージです

闇深い診療所のようなイメージです


3,40分待ったのち我々の番号が呼ばれ
ヒゲと共に診察室(のような場所)に
呼び込まれました


ホジャが座って居る
真ん前の長椅子に
ヒゲ夫と肩を寄せあい座る私


ホジャが何かヒゲ夫と話していましたが
不思議なことに全く覚えていません

あれ、本当に不思議
何も思い出せないぞ
トルコ語わからなかっただけかも


その後ホジャがアラビア語で
紙に何かを書いてヒゲ夫に渡しました

問診?時間は
5分10分ほとだったと思います
料金はお気持ち制だったはず


闇深い診療所の建物から外に出た私に
これを肌身離さず身につけるように
とさっきホジャから渡された紙を
ヒゲ夫が渡してきました


ホジャ曰く

ヒゲと私が座ってる間に
女の子が居たらしく

その子がいたずらしてるから
これを身に付けておくように

子供ができた後は
子供が○歳(忘れた)になるまで
子供に肌身離さず持たせるように

と…

っていうか
女の子はどこから憑いてきたの?!
と聞いたら

何処からかはわからないけど
道端でとか憑いてきちゃうみたいだよ
と言われました


そんなバナナ


まさかの
呪いじゃないタパーン


そして14時にはイズミルの空港に
舞い戻った我々(と女の子)でした


ビーグル犬しっぽビーグル犬からだ猫あたまそんなお話


ホジャから渡された紙は
御守りなのだと思います

小さく三角折にして
水に濡れても大丈夫なように
ナイロンテープでぐるぐる巻にして
と言われました

専用のケースも売ってると言われ
イズミルのKemeraltıに行った時に
売っていたので買いました


Muska kabıというらしく
中にCevşenという祈りの言葉が入って
売られているのもあるけど

私はホジャからもらった
Cevşenがあるので
空のものを買い
首からぶら下げていました


でも年が明け
春が来て

首回りが汗ばむ
夏が来た頃

寝室ベット脇の引き出しに
そっと仕舞い込み

それっきり見ていない…
あいつ今どうしてるかな感だったけど
今回写真撮るのに引っ張り出しました


体外受精の日に
この御守りの件が
脳裏を過ったのですが

つけて行って子供を授かった場合
この御守りの呪縛から
逃れられないぞ
リトルアマンダが囁いたんです…
イスタンブールまで行った意味


でも次回
体外受精に挑戦するときには
つけて行ってみようと思います



ついでに

Nazarköyを探訪してる人が居たので
YouTube貼っておきます

邪視が気になるかた、良かったら…

でもシーズンオフ(とはいえ9月)
に行った我々

カフェでチャイを注文しようとしたら
チャイ無いって言われた…


この上なくオフってる場合があるので
お気をつけくださいっ


下矢印おまけ下矢印


ホラー繋がりで

Suzi主演でホラーサスペンス映画の
予告編風なのを作ったので置いておきます



女子大生Suziが夏休みに行ったキャンプ場で
猫友達がどんどん消えていき
最終的に白塗りの何かに
全員が餌付けされてしまうお話です

白塗りは単なる猫好き変態だったのですね


最後までお付き合い頂き
ありがとうございます♪

多謝

お願いお願いお願い