生まれてこのかた、どこのどなたさんであれ、過ごしてきた
時間は、み~んな平等なんでございますが…
トシをとるにつれ、もう一日おわった、もう一週間がすぎた、
もう一か月だ、もう一年だと、時が圧縮されるようで…
まわりが急いているもんだから、一人くらいのんびりしよう、
などと思ってしまい、気づいたら日記は三日坊主…
わが怠慢な暮らしをふりかえって反省すべく、今春の圧縮
された記憶をすこ~し解凍してみますかね
古町に春がきた。 レストランバー町田のウメが咲くと、
ウメ~は~咲い~たか、サク~ラ~は~まだかいな
と、一節でてくるのでございますよ。
この町の郊外には、この平野をつくった信濃川と海との
せめぎ合いでできた、幾筋もの砂丘列があります。
ここは、その砂丘の道にある神社。 椿もおわりですね。
だんだん日が長くなり、月がのぼる姿が鮮明になります。
まだまだ雪の多い越後連山から、まあるいお月さま
春こおろうの~華のえん~
お待たせしました、そうこうするうち、サクラが満開です
白山公園の空中庭園も20年、木々も成長しましたね。
わが身を水面に映して、得意満面な枝ぶりですな。
ウメの花が咲いてから、十日ばかりで、サクラも咲いた。
どうにも春ってやつは忙しい、次から次へと花が咲くよ。
これで、ヒトも追い立てられるような気分になるのかな
せわしい気持ちをさますように、霧にぬれる朝がきました。
街が冷やされ、しっぽりして、すこし爽やかな気分です
みんなで、ゆ~っくりと深呼吸
「花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かれど
風も吹くなり 雲も光るなり」
林 芙美子