俺がサインする時に

添えて書く言葉

「少欲知足」(しょうよくちそく)

 

この言葉との出会いは

山梨の身延山(みのぶさん)にある

日蓮宗・蓮華寺の

当時の住職

松本学昭先生との出会いからだった。

 

世界三大荒行の1つと言われる

日蓮宗の「百日の荒行」って

聞いたことある?

 

全国から大勢の僧侶が

千葉県の中山法華経寺に集まり

11月1日~翌年2月10日

最も寒い時期に行う

100日間の修行のこと

 

午前3時から3時間おきに

午後11時までの7回水をかぶる。

食事は1日2回で一汁一菜

睡眠は3時間

あとは読経や

書写行するという生活

 

そして一度門をくぐると

ある期間を過ぎなければ

面会もままならず・・・

 

この百日の荒行を

2年(年をまたいで)行い

3年休んでを

5回繰り返せば終わるそうだ。

 

ちなみに

学昭先生は

5回じゃなくて

6回その荒行に入られた方。

 

当時の俺、

試合が終わると

銀座で飲み歩くような

生活をしてたんだけどさ、

その荒行のお話を聞いて

なんだか心が動いてね、

 

1971年(昭和46年)か、

春のキャンプに入る前に

身延山でトレーニングすることに

したんだよ。

 

俺の場合は

荒行じゃないけど

朝5時起床

学昭先生の読経を後ろで聞き

その後、6キロほど

山の方へ走ってあがり

1日2食で昼は食べず

トレーニングをして

風呂に入り

夜の読経を聞いた後

学昭先生と1時間ほど

お話しをして寝る

という規則正しい生活

 

 

何日目の夜だったかなぁ

このお話しの時間にね

俺さ、

20勝したいけど

なかなかできなくて、

って言ったんだ。

 

その俺の話を聞いた

学昭先生が

お題目をパッと開いて

そこにあった言葉が

「少欲知足」

 

「これは難しい言葉だよ」

とおっしゃった後に

少ししてから

続けてこうおっしゃった。

 

「いっぺんに20と思うのではなく

一つ一つの積み重ねが

20になるんだよ」

 

このお話しを聞いて

目からうろこじゃないけれど

なんか俺の中にストンと

落ちるものがあってね

欲少なくして

足ることを知る。

 

俺、その時から今日まで

この言葉とともに

生きてきた感じだね。

そして

これからもずっと。

 

なぜ今日ブログで

このお話しをしたかというとね、

学昭先生の息子さんで

現在・蓮華寺の住職である

学尭先生が

今年5回目の荒行に

入られるということもあり

これからお会いすることになっててさ、

それでね。

 

 

さて、

今日からのヤクルト3連戦

主力4枚のうちの

3枚(菅野、畠、マイコラス)を

あてて臨む大事な試合だ。

 

この3連戦1つでも落としたら

シーズンは終わるぞ!

っていう気持ちで

いかなくちゃな!

 

それには

まず1つ!

 

菅野で1つ!

 

打線も

まずは1点!

先制点をよろしくな!

 

 

がんばれ!

ジャイアンツ!

 

 

 

【 ご報告 】

結局、こんな感じで

お祝いしたよ。

いくつになっても

嬉しいみたい(笑)