まず、本題に入る前に2点ばかり前の記事を踏まえた確認事項が出てきたのでその話題から入りたいと思います。
①暗黙の了解である「流出ペナルティ」は存在するのか。
これに関しては確かに前から言われてることではありますし、実際新日本以外の団体では流出させた張本人は一定期間そのベルトに挑戦できないというルールを設けているところもあります。
で、前編で述べたように内藤さん個人に限るならば今回3度目のやらかしだったわけで、過去2回どうだったか改めて振り返ってみましょうか。
前編は↓からどうぞ。
☆1回目 IWGPジュニアタッグ王座(第22代)
2009年1.4東京ドーム大会でモーターシティ・マシンガンズに敗退してTNAに流出
この時は即リマッチが認められました。
が、取り返すことはできず、そのままTNA長期参戦に突入。もちろんその間もベルトの防衛戦は行われていました。
①09年3月31日 (iMPACTゾーン/VS裕次郎&内藤哲也)
セイビン(4分9秒、エビ固め) 裕次郎
②09年4月5日
(両国国技館/VS田口隆祐&プリンス・デヴィット)
シェリー(12分54秒 片エビ固め) デヴィット
③09年4月19日 (ライアコラス・センター/VS裕次郎&内藤哲也、 ホミサイド&ショーン・ヘルナンデス)
セイビン(11分53秒、エビ固め) 内藤
※3WAYケージマッチ
※この後7月9日の後楽園ホール大会でApollo55の勝利によりベルトは新日本に返ってきた。
もちろんこれは全てIWGP実行委員会公認のタイトル戦でした。今思うと3番目の六角形ケージマッチの防衛戦なんてよく許可したなぁと思うけど…
ちなみにMCMGですが、AEW移籍の話が絶えないですよね、もしかしてAEWマットで内藤さんとMCMGが再会?なんてこともあるんでしょうかね。
☆2回目 IWGPインターコンチネンタル王座(第18代)
2019年ドミニオンでクリス・ジェリコに敗戦して流出。
→当時のパレハであるEVILが取り戻すために11.3大阪で対戦も奪還失敗→ジェリコが内藤指名で翌年1.4東京ドームでリマッチで奪還
これに関してはまあ、ジェリコクラスの大物だったから却ってベルトを動かしにくかったのがむしろ功を奏した形だったのかなと。
いずれにせよ、この2つのケースを振り返った限りでは表面上のペナルティは都市伝説だとは思うんですね。
ただ、心情的な部分で考えたならば、ベルト流出させた戦犯にリマッチ権与えるとかおかしくない?という意見もわからなくはないです。増してはもっと過激な意見では今後内藤にIWGP挑戦権は与えるなというような意見も見かけました。
だからこそ内藤さんも今すぐのリマッチには拘っていないのかもしれません。
個人的には仮にペナルティが存在したとしてもそれを公表しなくてもいいとは思います。
とはいえ、そこは内藤さん。テーマが特に無い今シリーズの間じっくり今後のことは考えていると思うのですが…
と、言いたかったのにいきなり開幕戦の町田大会で動きがあったわけで…ということで次です。
②バックアップで終わらなそうな「対BCWD」
※これに関しては23日の後楽園ホールで答えが出たので次の記事で詳しく触れてあります。
で、町田大会のメイン終了後のフィンレーのコメントですよ。
https://twitter.com/kashima_sub555/status/1754447088723836934
背後には気を付けろよ!ジジイ! pic.twitter.com/D6pIr46mTq
— 鹿島沙希のサブ垢 (@kashima_sub555) 2024年2月5日
(本文とは多分関係ない)
誰が誰と対戦したいかという話に戻るが、 俺にDMしてきてるヤツがいる。そしてナイトー 、誰かがお前との一戦を望んでいるようだぞ。 そして、 それはあながち悪い案ではない。ボーイズ、 お前らもわかるだろ?
ナイトー、俺はまだ決断は下していないが、 俺がお前なら、お前のその目玉を頭の後ろにつけておくぜ。 いつどこで、WAR DOGSが攻撃してくるかわからないからな(町田大会後のバックステージコメント抜粋)
この考察については、後日改めて詳しくやりたいので今回はサラッとしか触れませんが、何となくAEW絡みの選手ではないかと思うんですね。
少なくとも今回はロスインゴからの裏切りというのはないと思うし、デイビーリチャーズ説もないと思う。何故ならこの刺客がRESURGENCEでのカードで現状KENTAになってるとこと入れ替えになるのは確実だから、KENTAと仲は良くないデイビーはあり得ない。
更にこれが禁断の扉のカードへの伏線にもなりそうですが。
しかし、この早い流れ思わずドラゴンゲートか!とツッコミそうになりますわ。
では、皆様お待たせしました。ここから本題に入ります。
ここで一旦内藤さんからは離れた話題になります。
今回も5000字は確実に超えると思います
③奪還に燃える若手たちと荒武者の覚悟と
さて、先週レジュメを書いたのが18日のことで、更にそこから色々起きたわけで、それを踏まえて決定済+予想の防衛戦はこうなるのではないかと考えました。
細かい説明は後にしてそれは誰かになるかを一気に発表します。(☆は既に確定してる選手)
①パワーハウスボブス(.4.25AEWDynamite)☆
②成田蓮(5.4レスリングどんたく)☆
③海野翔太(5.12RESURGENCE)☆
④上村優也(6.9DOMINION)
⑤後藤洋央紀(6.16NEW JAPAN SOUL 開幕戦)
⑥ジョシュ・バーネット
(6.22Blood Sport 武士道)☆
⑦デビッド・フィンレー/ジュース・ロビンソン
(7.1Forbidden Door3)
そして
⑧内藤哲也(8.31Capital Collision)→奪還へ
②③に関しては割愛、そして⑧については次の4で語りますので、その他について説明しようと思います。
①パワーハウス・ホブズ
これがまさに後編-1で私が危惧したことです。
もう一つの理由はやはりベルトに対して勝手にはさせないよという牽制する意味があるのではないでしょうか。
ご存知の方も多いとは思いますが、現在BCCとドン・キャリスファミリーが抗争してるわけで、IWGPベルトをその抗争の道具扱いに使われたくない心情が内藤さんにもあるでしょう。
まあ、オスプレイなんかは今更興味はないとは思ってるでしょうが、もしかしてキャリス側がそのベルト賭けろと新日本の目が届かないところでやられても困るわけで…(後編-1より)
ベルトが流出するということはこういうことも高確率で起きるということです。中にはIWGPの価値上がっていいじゃないかという人もいるかも知れませんが、決していいことじゃない。増してはIWGPに思い入れがこれぽっちもない選手に挑戦されるのは個人的には気分悪いです。
何も私は新日本以外のマットで新日本が絡まない選手同士の対戦が嫌と言っているわけではありません。もし、新日本の選手でなくてもIWGPの価値と歴史を重んじてる選手であれば全然歓迎します。そういう意味では⑥のジョシュ・バーネット戦が仮にIWGPかけて戦えと言っても何の反論もないわけです。
いや、だからオスプレイ何故キャリスを止めなかった!あんたならIWGPの重み知ってるだろ…ってイッテンヨンでは協力し合ってたモクスリーとオスプレイが対立してるのもなんだかなーではあるのですが。私だけ?
④上村優也
早ければレスリングどんたくメイン後にアピールと予想。
もしくは上村選手もRESURGENCE参戦ならそのメイン後か。
ほぼ同期の辻、成田、海野がIWGP世界ヘビー級に挑戦したのにまだ自分は…と思わないわけがないでしょう。しかもここまで全員勝てなかったわけで初戴冠は俺が取ると鼻息荒くなってるのは想像するまでもないでしょう。
アメブロスタイルにも順応できる上村くんならモクスリーといい試合できると思うので個人的には実現が楽しみです。
⑤後藤洋央紀
ここで「ねーよ!」という人もいるかも知れません。しかしこの予想に関してはガチで自信あります。
根拠は
ⅰ 2019年G1でモクスリーに正当な方法で勝っている
ⅱ NJC決勝戦で辻をギリギリまで追い詰めたのが評価された
ⅲ 下半期はガッツリシングル戦線へ向かう理由が…
一つづつ検証していきましょう。
ⅰについて。これは後藤選手が珍しく燃えている発言をしているからです。
今週の日記-有料コンテンツなので全文は書けませんが、モクスリーに対して俺に勝つまで負けた事実はついて回ると挑発してるわけでこれは機があればいつでも挑戦するという姿勢を見せている他ならないとは思います。
それを受けてⅱについて。
まーずーは新日本プロレスワールド契約者はもう一度「ゲスト解説に注意して」改めてNJC決勝戦を見直して欲しいのですが、
https://watch.njpwworld.com/details/41365?playlist_id=226
いつもならキャプテンクワナとか茶化してくるあの内藤さんが全くそういうことやってない真面目な解説に徹してるんですよ。しかも後藤さんの事を高く評価してる!?こんなこと初めてに近いんじゃないですか?
そして更にその後の日記や手のひら返しあっせんなよでも後藤さんのこと評価してるんですよ。ということは、仮に内藤さんがベルトを持っていたままであっても後藤さんにチャンスを与える予定だったのではないでしょうか。
つまり、ⅰとⅱを合わせて考えると実行委員会的にも挑戦者リストの中に後藤さんは入っている、という考えもできるわけです。
そしてⅲについて。
これはどんたく後の意外な展開が毘沙門に待ち構えてるという予想から来てるのですが…
まあ、どんたくのリマッチは普通に考えて防衛確定でしょう。しかしこのあとに最大の試練が訪れるのです。
DOMINIONメイン後に不器用なマイクで挑戦表明する後藤さんの姿が(褒めてます)見えるのです。
ちなみにYOSHI-HASHI選手にも新たな動きがあると推測されますが、これはまた別の機会に。
⑥ジョシュ・バーネット