怒って,暴れる子に何ができるのか?



今まで,何度もそういう子を見てきた。



仕事柄、そういう状態の子に向き合う。



罵詈雑言。



けられる。



殴られる。



もちろん,わたしはその子に何もしていない。



何かの拍子にスイッチが入ると言うか、

パニックになる。



手がつけられない状態。



他の子の安全のために、

一人で落ち着ける部屋があるので、

そこにいてもらうが、職員が付き添う。



その部屋にあるテーブルや椅子にあたる。



「なんで,こんなの置いてんだよ!!

じゃまなんだよ!」



そう言って、テーブルを動かそうとする。



と、言うか,蹴り飛ばしている。



このときに,

「A君はどんな配置だと良いと思う?」

と、静かに聞く。



そのとき,マックス怒りモードが

下がるのがわかる。



「A君が良いと思うレイアウトに

変えてくれないかな?」



「オレは,こっちの方が良いと思うんだ」



もう,かなり本来のA君に戻ってる。



テーブルに乗っていた物の配置も変えている。



「なるほど、良い感じだね。ありがとう。

ところでA君は,自分の部屋もこんなふうに

使いやすく変えるの?」



「うん。

ときどきね」



じゃー そろそろこのレイアウト

みんなに見てもらおうか?



「良いよ」



もちろん,他の職員も「良いね」

と声をかけている。



子どもが荒れるきっかけはある。



でも,根っこに子どもが抱えている

悲しみや,苛立たしさ,怖かった記憶、

色んなことが渦巻いていることもある。



その全てはわからないが、

それを感じることは大切。



暴れている。



汚い言葉を吐き続ける。



そちらにだけフォーカスすると、

その怒りは増幅して行く。



だから、



本来のその子に

戻ってもらう



それを第一に考える。



クールダウンしなけりゃ

何も入らない。



すっかり,クールダウンしてから

「先生,さっきはごめんね」って

謝ってくれることもある。



わたしは,仕事だから、

つまり,プロとして、

どんな状況でも,冷静と言うか、

静かでいる。



同調しない。



怒りに引っ張られない。



ひたすら,本来のその子に戻ってもらう

手伝いをする。



彼らは自力でそこに戻ることが

まだ難しい。



子どもだからね。



多分,見ている人は、なんで

わたしが対すると、早く落ち着くのかと

思うかもしれないが、



実は,わたしは心の中で祈り続けている。



自分の力だけじゃ無理だから

祈って助けを求めながらやっている。



そういう中で、言葉が出てくる。



色んなことがあるから、



心の中で「どうする?わたし」



って思ってる。



だから、頼る。




怒りに震えていた表情が笑顔に変わる。



この仕事をしていて良かったと思う瞬間ƪ(˘⌣˘)ʃ




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