8年前のコラム。
だから,次男はどんなときも穏やかで優しいんだとあらためて分かった。
見習いたい。
‥‥‥‥‥
昨日、就職試験の面接で自分がADHDであることをカミングアウトした次男。
まだ結果は出ていないが、確実に自分は不合格だと分かったようだ。
その会社に特に行きたかったわけではないようだが、やはり落とされるのは辛いらしい。
ちなみに夫は次男に「背伸びするな」と言い続けている。
だから、ADHDであることをちゃんと伝えられたことはそれはそれで良かった。
でもやはり結果を思うと憂鬱だったようだ。
それでこんなことを言っていた。
「今日、私はこれからのことを考えて、こんなふうでいいのかと落ち込んでいました。
ですから今日の私はいつもより親切で穏やかだと思いませんか?」
「えっ? どういうこと?」
ちょっと意味が分からなかった。
「私は高校生のときにマージャンを友だちとしていました。
マージャンをしていると勝負ですからイライラしたり、落ち込んだりするんです。
そのときにふと決心したんです。
イライラしたり、落ち込むことがあったら、そういうときこそもっと親切に、もっと穏やかでいようと……
それから私はずっとそうしてきました」
相変わらず次男の発想はユニークだ。
鍵、閉まってた
昨日次男は大学に行き、1限だけ受けて、家に帰ってスーツに着替えてから面接に行くことにしていた。
ところが私は、うっかり次男が鍵を持っていないのに鍵を閉めて出かけてしまった。
時間があまりなかった。
おまけに雨が降っている。
それなのに鍵は閉まっている。
仕方なく外から2階に上がってベランダから入ったようだ。
私が帰ってきてから次男は穏やかに言った。
「そう言えばお母様、今日は鍵が閉まっていましたよ。
でも2階が開いていて本当に良かったです」
もちろん、私は平謝りだった。
でも次男は「2階が開いていたので大丈夫ですよ」と全く怒っていなかった。
イライラしていなくても落ち込んでいなくても、次男はいつだって穏やかだ。
でもあえて「もっと親切に、もっと穏やかに」という次男。
なんか、その言葉が深く心に残った(・・;)
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次回は、3月23日日曜日20時半からです。
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