⬆️フェードアウトするはずだった。



しかし,世の中、早々うまくいかない。



そこが,人生のおもしろいところ。



スヤスヤと眠っているわたしに早朝から三男の電話。



「おふくろ,ほんとにごめん。

トラックがパンクしたから,お金送って」



「それは、致しません。

ママはあなたにお金を貸さないって決めています。

会社のトラックなんだから,社長に頼んだら‥

とにかくママは、あなたのことで口もお金も出さないって決めたのよ」



「それは,薄々感じてました。

でも、ほんとに助けて」



「だいたい,ボーナスだってもらったのに、なんでもうお金がないのかママには分からない‥」



このやり取りは,まだまだ続くのだけど、結局のところ、お金を振り込むことになった。



しかし、こんなことがまた起こらないために、

なんとかしなくてはならない。



本人も、試行錯誤しているみたいだが、結局のところどうにもならないらしい。



「コンビニ弁当なんて高くて買えないから,毎日,4時起きでおにぎり🍙作って持って行ってる。

ケータイ代も随分安くした。

郵便受けも開けて中身見てるから、請求書が来たら払ってる‥」



本人も、なんとか頑張ろうとしていることは少し分かったが、いかんせんADHD の三男にとっては,お金の管理は,非常に難しいのだろう。



もちろん,同じADHD の次男は,こういうことが一切なく,安いお給料でもなんとか生活しているのだから、ADHD なので無理ってことはない。



しかし、三男はほんとに自分でも困っていて,助けを求めている。



物価は高騰していて、それはこれからも続くだろう。



給料は上がらず,過重労働。



だけど、生きていかなくてはならない。



そして、なんとかしようともがいている。



ほんとにやるせない。



嘆いても、憂いても、現状は変わらない。



近々,お金を返しに来るついでに作戦会議をすることになった。



最後の方に三男に言った。



「お金を借りる

ときの天使

返すときの悪魔



って言葉があるらしいよ。

借りるときはその人が天使みたいに見えるけど,

返すときには、悪魔みたいに見えるんだって、

だから、ママはあなたから悪魔みたいに見えるってことよ」



「へー,なるほどね」




こんなやり取りを何回したことだろう?



助けを求めてきたときは、

助けてあげてください


次男の言葉を思い出した。




そして、


わたしの試行錯誤もまだまだ続きますヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3



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