⬆️母は、グループホームに移ってから「楽しい,幸せ,嬉しい」をよく言うようになったわけだけど、

具体的になんでそうなったのか理由がいくつかある。



その中で、けっこう大きな理由は?



母にボーイフレンドができたことだと思っている。



もちろん,本人はボーイフレンドなどとは言わない。



〇〇さんである。



母の話にはこの〇〇さんが毎回登場する。



ブログにも何回も書いている95歳のおじいちゃま。



その方は,バイオリンも弾くし、ジグソーパズルもするし、講演もするのだと言う。



講演って言ってもグループホームの方の前でお話をするのだそうだ。



現役のときは世界中をお仕事で回っておられたようで,世界中の色んな話をしてくれるらしい。



将棋が好きな方がいれば,将棋の相手をするし、

母と一緒にメダカや亀のお世話をする。



メダカを増やして,色んな方に差し上げている。



バイオリンのコンサートのため,練習もする。



そして,隣に座る母のために,ジグソーパズルを準備したり,片付けたりしてくれるらしい。



いつも,笑顔で,活力に溢れ,優しくて,気が利いて,穏やかで‥



本当にステキな方だ。



その〇〇さんの話を嬉しそうにしてくれるので、

わたしは思わず、「お父さんとは正反対だね」と言った。



母も「ほんとにそうねぇ」と答えた。



「あ母さん、穏やかな人って良いでしょ。

怒鳴ったり,怒ったりしないから安心していられるでしょ」



「そうなの。

ほんとに穏やかで優しい」



天国の父がやきもちを焼くくらい,母は幸せそうだ。



母と父の結婚生活は70年。



父が天にいってしまったことを随分と寂しがっていたし、「お父さんに会いたい」とずっと言っていた母。



でも、以前も書いたが,母の結婚生活の大半は離婚を考えるほど、なかなか大変なものだった。



父は、まじめだったし、家族のためによく働いた人だったけど‥



よく,怒ったし,怒鳴ったし、いつも母を悪者にした。



つまり、「お前のせいだ」と母をなじっていた。



だいたいは,「お前の育て方が悪いからあんなふうになった(わたしのこと)」って責められていた。




今日は,父の悪口を書きたいわけではなくて、

そんな大変な70年の結婚生活を終えた母が

93歳になって,やっと平穏な生活を手に入れた。



優しく,親切にしてもらって、母は満たされている。



誰も母を怒鳴ったりしない。



「お前のせいだ」なんて言わない。



母は、たくさんの人に愛され、優しくされ、穏やかに暮らしている。




お母さん,長生きして良かったね。



こんな生活もあるんだよ。



穏やかって良いよねぇ。




優しくて,周りの人を大切にする穏やかな母に

神さまが用意してくださったすばらしいプレゼント。



「もう,家には帰りたいって思わない」と言った母。



つまり,父と暮らしたあの家に帰らなくても良いって思えたんだなって分かった。



それだけ,母が幸せだってこと。



お父さん,やっぱり、お母さんにもっと優しくしてほしかったな。



お父さんがお母さんのこと大好きだって分かっていたけどね。



穏やかさとか、



優しさとか、



安心感とか、



そういう中でお母さんが暮らせたら良かったなって

思うんだ。



でも,お母さんは,やっとそういう生活を手に入れたよ

(o^^o)




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