早朝に次男から電話。
ところがちゃんと聞き取れないくらい小さい声。
なんだか「お腹が痛い」と言っている。
手術の傷が痛いらしく,昨晩は激痛だったようで,朝になっても痛いので電話をかけてきた。
次男が手術をしたのは15年前。
中学3年生の修学旅行の前のことだった。
クリニックには直ぐに連れて行ったが、盲腸で腹膜炎になっていて,もうちょっと遅かったら,かなりまずかったようだ。
クリニックから紹介された病院で緊急手術となったが、病院のドクターはクリニックの医者の判断が良かったとほめていた。
ほんとにありがたいことだったが、その後,びっくりなことがあった。
なんと,クリニックのドクターが大きなゼリーの菓子折りを持ってお見舞いに来てくださった。
病院のドクターも驚いていて、「なんかしくじってお詫びに菓子折りなら分かるけど,むしろ彼の判断が良かったのに菓子折りを持ってお見舞いってびっくりだね」と、言っていた。
ところがその手術の後、再び傷が膿んで,再手術となり、ギリギリで修学旅行には行けたが、けっこう大変だった。
その傷が15年経って激痛ってことは癒着したのかって気になったが、だいぶ痛みは引いてきたと言うので様子見となった。
それにしても15年。
15年、経過しても手術の傷が痛む。
傷は傷なんだなって思った。
結局,そのまま痛みは和らいだようで,夜電話したときには「もう,大丈夫ですから!!」と、強めに言われてしまった。
それでもね。
子どもたちは,ピンチのときに電話をくれる。
もちろん,いつもじゃないと思うけど、そうすると,お母ちゃんは,一所懸命祈ったり、気を送ったりする。
結局,なんとかするのは本人たちなんだけど、その力が強められるように,助けがあるように祈る。
祈りは天に届いて降り注ぐ
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