放課後等デイサービスのレクでSST(ソーシャルスキルトレーニング)をやった。
「こんなときどうする?」っていうことをみんなに考えてもらう。
答えが書かれていないので,みんなそれぞれに考えて発表する。
子どもたちはけっこう集中して取り組んでいた。
うちの子どもたちが子どもの頃、「道徳」の授業参観があった。
はっきり答えがあって,先生はその答えを子どもたちに求めていた。
でも,捉え方って色々だから、子どもたちは、その答えじゃないことも言うわけだ。
わたしからすれば,そういう捉え方もあるよねって思うことでも,先生はその答えではないことは受け入れたくない感じだった。
一つの答えがほしかったように見えた。
聞いていて,違和感があって嫌だった。
だから、放デイのSST ではっきり答えがないっていうのはとても良いなぁと思って見ていた。
発達障害の子は空気が読めないとか言われるけど、彼らはけっこう,適切な捉え方をしていて驚く。
よく分かっている。
ただ,頭で分かっていても,いざその場になるとそんなふうに行動できないことが多い。
ほしいおもちゃがあれば、「ぼくそれが欲しい」と言っていきなり友だちから取ってしまう。
思い通りに行かないと,手が出てしまう‥
そういうときはその都度、「今、したことはどうだったのかな?」って考えてもらう。
「どうすれば,良かったかな?」
そういうことを繰り返していく中で子どもたちは成長して行く。
強制の中からは
何も生まれない
自分で考えて
納得しなければ
意味がない
欲しいおもちゃをいきなり取り上げたら、ケンカになったな。
「そのおもちゃ,次に貸してくれる?」って言ったら、「良いよ」ってしばらくしたら貸してくれた。
無理やりじゃなくて、「お願いすれば良いんだな」
そういう経験を積み重ねて行く。
子どもはちゃんと考える力があるから,それを信じることができるか?できないか?
そういうことが、子どもたちへの接し方に関わっている。
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