昨年、父にシャクヤクをプレゼントすることにした。



どの色がいいのか聞いたら,この白のシャクヤクを選んだ。



華やかなピンクもあったが,父が選んだのは白。



そして,今年もきれいな花を咲かせた。




そして,わたしは相変わらず実家の断捨離に励んでいる。



今朝見つけたものがあった。



捨てようと思ったが,なんか目に止まってよく見ると

ピンクの紙に書かれていた。



朝顔の

 後追うほおずき

     夏が来る

       平成24年7月9日


この日は、父の誕生日の前日。



朝顔やほおずきから,夏,そして自分の誕生日が来るのを感じたのかと思う。




父が亡くなって1ヶ月が経ったが,父のものはほとんどなくなった。



ただ,父が集めた石がたくさんあって,どうするか考えて、父が大切にしていた庭に置いてみた。



きれいなものは玄関に置いた。



他に、北海道で買った木彫りの熊があった。



あの、シャケをくわえた熊🐻



しかも,けっこう大きい。



さっさと捨てようと思ったが,母が「お父さんが気に入って買って来たの。捨てたくないなぁ」と言った。



「じゃー どこに置く?」と聞くと,「どこに置いたら良いかなぁ‥‥」



二人でしばらく熊の置き場所を考えたが,なかなか思い浮かばない。



そのとき,ふと思った。



「庭に置こう」



母に聞いてみたら「それで良い」と言うので、雨がかからないところに置いてみたら、なんだか笑えた。



茂みに熊🐻



石のカエル🐸は、玄関の外に置いたら母は、「家に帰る🐸だねぇ」と満足そうだった。






父が亡くなって,割と何もいらないと言っていた母だが,父が嬉しそうに買って来た物は何だか捨てるに忍びない感じ。



それぞれの居場所を見つけて置くことによって母は満足した。



熊🐻もカエル🐸も重かったと思う。



それでも持って帰って来たのだから,父が気に入って買ったことは間違いない。



母は、父の思いを残しておきたかったのかもしれない。




そんなわけで,思い出に浸りながらの断捨離。



なかなか良いものです(o^^o)