母が、朝から胸がムカムカして、フラフラするというので、「寝たら良いよ」と言った。
だいたい、調子が悪ければ、また布団に入れば良いのに、起きて普段の生活を始めようとする。
布団に入って寝るのは嫌だと言うので、茶の間に座布団を並べてそこで横になるように言った。
「ほんとに楽だ」と喜んでいたが、食事の後、しんどいのになかなか横になろうとしない。
強く勧めると横になり、直ぐに眠りに落ちる。
なんで、母がしんどいのに横にならないか、
わたしは知っている。
わたしが子どものころ、父が休みの日にゴロゴロするのを見たことがない。
そして、家族にもそれを許さなかった。
そういう父と何十年も一緒に過ごしている中で、母はゴロゴロすることができなくなった。
もしくは、ゴロゴロすることがいけないことだと思っている。
わたしが子育て真っ最中のとき、実家に来ていて体調が悪くなった。
こたつだったのでこたつに入りゴロンとして休んでいた。
それを見た父はひどく怒った。
「昼間からゴロゴロするな!!」
そのとき、わたしは言い返す気力もなかった。
実家はゆっくりできる場所ではないことは、分かっていた。
自分の家が居心地の良い場所ではなかった。
今でも、母といることは嬉しくても、実家にいることはしんどい。
実家は好きじゃない。
父が入院してここにいなくても、母にもわたしにも長年染み付いてきたことの影響がある。
だから、
子どもたちにとって家が居心地の良い場所であったら良いと思っていた。
安心できる場所だったら良いなと思っていた。
先日子どもたちがわが家に久しぶりに集合したとき、みんなが笑っていて嬉しかった。
笑顔でピースの家族写真が宝物になった。
家庭はゆるむ場所
緊張する場所じゃない。
疲れたら、ゴローンとして、
安心して泣けて、
嬉しかったことは一番に話せて、
そんな場所だったら良いな。
毎週実家に来ているが、本当は自分の家に早く戻りたい。
自分の家が一番良い💕
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観ていた。
が近かったので、お料理番組をやっていた