少しの変化でも分かるように三男はわたしの横に寝ていたのだが、ある晩、わたしは突然目を開けた。



物音がしたわけではない。



ただ、夜中にパチッと目が覚めた。



横にいる三男を見た。



三男は目を白黒させて呼吸をしていなかった。



多分、必死で背中をたたいたのだと思う。



そこの記憶だけが飛んでいる。



三男は再び呼吸を始めて、そのまま眠った。



わたしは泣きながら感謝の祈りをした。



「わたしを起こしてくださってありがとうございます。
三男の命を守ってくださってありがとうございます‥」



涙は止まらず、わたしはその後なかなか眠ることができなかった。



しかし、ありがたいことに、その後呼吸が止まることはなかった。



そして、温かくなる前に、わが家は事情があって引っ越しをすることになった。



つづく