時間軸:Part 12:パレスチナ人に対するイスラエルの人権侵害 75 年
2023/11/06:マイク・アダムス

 

 

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▶ 2023 年 3 月 3 日 – 入植者による暴力の加害者には不処罰が適用される - March 3, 2023 – Impunity reigns for perpetrators of settler violence

イスラエル当局が昨夜、ナブルス県での日曜日のパレスチナ人に対する攻撃に関与した疑いのあるイスラエル人入植者6人を釈放した事を受け、アムネスティ・インターナショナルの中東・北アフリカ局長ヘバ・モラエフ(Heba Morayef)は、次の様に述べた:

 


「イスラエルの」

アパルトヘイト制度の下では」

不処罰が支配している」

 

「日曜日の」

攻撃激しさ規模にも関わらず」

「その攻撃1人パレスチナ人殺害され」

400人近くが負傷したにも関らず」

 

 

 

入植者の暴力に対する」

「国際的な非難が珍しく表明された中」

「イスラエル警察は昨日」

「その攻撃に関与したとして

逮捕された6人の容疑者を釈放した」

「一方、他の 2 人には」

国際法に違反する」

行政拘禁命令が発令されている」

 

 

「イスラエル当局は長年に渡って」

パレスチナ人に対する」

入植者の攻撃を可能にし扇動しており」

「場合によっては」

兵士が直接参加した事もある」

 

 

 

2023 年 4 月 6 日 – アル アクサ モスクでの恐怖の二夜 - April 6, 2023 – Second night of horror at al-Aqsa mosque


エルサレムのアル・アクサ・モスクでのパレスチナ人崇拝者に対する 2 回連続の夜間襲撃は、イスラエルのアパルトヘイトの全くの残忍さを示しているとアムネスティ・インターナショナルが本日発表した。 

 

 

イスラエル治安部隊は昨夜、夕方の礼拝直後の午後 10 時半頃、モスク敷地内を襲撃した。 彼らは、ラマダンの為に、モスクに集まったパレスチナ人をスタン手榴弾を発砲し、銃の台尻を使って殴打した。

 

 

火曜夜の最初の攻撃で、イスラエル治安部隊は少なくとも450人パレスチナ人逮捕し、その内約 50人今も拘留されている。 水曜日にアタロット拘置所から出てきた時、釈放された人々の多くは裸足で、目に見えて殴られ打撲傷を負っていた。 

 

 

 

現場の弁護士はアムネスティ・インターナショナルに対し、子供を含む多くの被拘禁者が拘留中に尋問され、殴打されたと語った。 アムネスティ・インターナショナルはまた、パレスチナ赤新月社から、火曜日の夜の攻撃中、イスラエル軍が救急車にゴム弾発砲し、救急隊員がモスク敷地内の負傷者に近付くのを、どの様妨害したかを聞いた。

 

 

 


2023年5月3日 – カデル・アドナン氏の死は、パレスチナ人捕虜に対するイスラエルの残酷な扱いを浮き彫りにした - May 3, 2023 – Death of Khader Adnan highlights Israel’s cruel treatment of Palestinian prisoners


パレスチナ人捕虜カデル・アドナン氏の死は、パレスチナ人が、イスラエルのアパルトヘイトと、彼らに対して不正に操作された軍事司法制度に挑戦する為に払っている致命的な代償を思い起こさせるものである、とアムネスティ・インターナショナルは本日述べた。 

 

 

カデル・アドナンさんは、イスラエル当局によるパレスチナ人組織的で恣意的な拘留と囚人に対する、残酷で非人道的な扱いに抗議して 87 日間ハンガーストライキを行った後、5月2日に、イスラエルのラムル刑務所死亡した。

 

パレスチナ人抑留者は、こうした政策に異議を唱え、イスラエルが否定する権利を要求する為に、自らの健康と生命を危険に曝してハンストを頻繁に利用している。

 


パン屋を生業とするカデル・アドナンさんには、釈放を求めて精力的に運動を続けた妻ランダさんとの間に、9人の子供がいた。 カデル・アドナンさんは、パレスチナ・イスラム聖戦(PIJ)運動の政治部門との関係を理由に、2004年以来イスラエル当局に13回逮捕されていた。

 

 

パレスチナ・イスラム聖戦(PIJ)の武装部隊は、イスラエル民間人への攻撃を行っているが、カデル・アドナンさん自身は、暴力行為への関与で起訴された事は無い。 彼は合計 8 年間拘留され、その内 6 年間は、起訴も裁判も受けられずに行政拘禁されていた。

 



2023年6月13日 – 最新のガザ攻撃における民間人の死亡と大規模な破壊は、アパルトヘイトの人的被害を浮き彫りにする - June 13, 2023 – Civilian deaths and extensive destruction in latest Gaza offensive highlight human toll of apartheid


アムネスティ・インターナショナルは本日、占領下のガザ地区に対する5月初旬の攻撃で、イスラエルはしばしば軍事的必要性を伴わずにパレスチナ人の住居を不法に破壊し、これは民間人に対する集団懲罰に相当すると発表した。 イスラエルはまた、明らかに不釣り合いな空爆を実施し、子供を含むパレスチナ民間人が死傷した。

 


アムネスティ・インターナショナルは、ガザ地区で民間人の殺害と住宅建物の損壊・破壊をもたらした 9 件のイスラエル空爆を調査した。 5 月 9 日爆撃初日の夜、3 回の別々の攻撃が行われ、精密誘導爆弾が、アル・クッズ旅団の上級指揮官 3 名を標的にし、パレスチナ民間人 10 名死亡、少なくとも 20 名負傷した。 

 

攻撃は家族が家で寝ている午前 2 時人口密集した都市部に向けて発射されたが、この事は、攻撃を計画し許可した者達民間人への不相応な被害を予測し、恐らく無視して居た事を示唆している。 アムネスティ・インターナショナルが、これ迄の、イスラエル作戦で記録したパターンである、意図的に不均衡な攻撃を開始する事は戦争犯罪である。

 



2023年7月28日 – 500人のパレスチナ人が強制立ち退き、避難、隔離に直面 - July 28, 2023 – 500 Palestinians facing forcible eviction, displacement, and segregation


アムネスティ・インターナショナルは本日、イスラエルの裁判所がネゲブ・ナカブ地域のパレスチナ人ベドウィン500人の強制立ち退きにゴーサインを出し、イスラエルのパレスチナ国民がアパルトヘイトの下で直面している深刻な差別を浮き彫りにしたと発表した。

 

 

7月27日に下された判決の中で、ベールシェバ治安判事裁判所は、ラス・ジュラバ村の住民は、2024年 3 月迄に、家を離れ、家族が数十年住んでいた土地を明け渡さなければならないと述べた。又、訴訟費用として11万7000イスラエルシェケル(約3万1700ドル/凡そ:470万円)罰金も支払わなければならない。

 


強制立ち退きは、住民の殆どが、ユダヤ系イスラエル人であるディモナ市に新たな地区を建設すると云うイスラエル当局の計画の一環である。 ラス・ジュラバの住民は近くの貧困で隔離されたベドウィンの町に移住させられる。

 

 

 

2023年10月7日 – 死者数が増加する中、イスラエルとガザの間の敵対行為の前例のない激化の代償を両側の民間人が支払っている - Oct. 7, 2023 – Civilians on both sides paying the price of unprecedented escalation in hostilities between Israel and Gaza as death toll mounts


民間人の死者数が増加する中、アムネスティ・インターナショナルは、イスラエルとパレスチナ占領地で今日勃発している戦闘において、イスラエル治安部隊とパレスチナ武装組織は民間人の命を守る為に、あらゆる努力をしなければならないと述べた。

 


今日の暴力激化は、ハマスがイスラエルにロケット弾を発射し、戦闘員による前例のない作戦をイスラエル南部に開始したことから始まった。

 


パレスチナ保健省によると、ガザに対するイスラエルの報復攻撃により、少なくとも232人死亡1,700人近くが負傷した。


2023年10月12日 – 発電所の燃料が枯渇する中、イスラエルは、ガザ地区の違法かつ非人道的な封鎖を解除しなければならない - Oct. 12, 2023 – Israel must lift illegal and inhumane blockade on Gaza as power plant runs out of fuel

少なくとも 1,350 人が死亡、6,000 人以上が負傷しているイスラエルによる大規模爆撃作戦の最中、ガザ地区に閉じ込められている 220 万人以上の人々にとって、ガザ唯一の発電所の閉鎖は、既に絶望的な人道危機を更に悪化させる事になる。

 


この空爆は、10月7日にガザ地区のハマスと他のパレスチナ武装勢力が無差別ロケット弾を発射し、戦闘員をイスラエル南部に送り込み、1,200人以上が死亡、2,700人以上が負傷し、多くの民間人を含む人質をとった攻撃に対する報復として開始された。 

 




2023年10月13日 – イスラエルは、ガザ地区の恐ろしい「避難命令」を、直ちに撤回すべきである - Oct. 13, 2023 – Appalling Gaza “evacuation order” must be rescinded by Israel immediately

ガザ北部と、ガザ市の住民に対し、ガザ地区の南に「避難」するよう、イスラエル軍が出した命令は、効果的な警告とは考えられず、国際人道法違反である民間人強制退去に相当する可能性がある、とアムネスティ・インターナショナルは語った。

 


最初の発表では、人々に「安全と保護の為」ガザ北部から、24 時間で、退去するよう与えていたが、この不可能な要求は、イスラエル軍報道官ですら、 1 日で実現できないと認めている。 

 

 

時間枠に関係なく、イスラエルは、この命令を出した事に基いて、ガザ北部を野戦地帯として扱う事はできない。 彼ら軍は、ガザの何処に居ても、民間人への被害を最小限に抑える為に、あらゆる可能な予防措置を講じる義務がある。
 

 

 

2023年10月20日 – イスラエルの攻撃でガザの家族全員が全滅する戦争犯罪の忌まわしい証拠 - Oct. 20, 2023 – Damning evidence of war crimes as Israeli attacks wipe out entire families in Gaza

イスラエル軍が占領下のガザ地区への壊滅的な攻撃を強化し続ける中、アムネスティ・インターナショナルは、大量の民間人死傷者を出した無差別攻撃を含む違法なイスラエル攻撃を文書化しており、戦争犯罪として捜査される必要がある。

 


同組織は、10月7日~12日にかけて、イスラエル軍によって行われた空爆を調査する為、生存者や目撃者に話を聞き、衛星画像を分析し、写真やビデオを検証した。空爆は恐ろしい破壊を引き起こし、場合によっては家族全員が全滅した。 ここで、この組織は、これらの違法な攻撃の内 5 件の調査結果を詳細に分析しました。 

 

 

これらのいずれの場合も、イスラエルの攻撃は、国際人道法に違反していた。それは、民間人を保護する為の実行可能な予防措置を講じなかったり、民間人軍事目標を区別せず無差別攻撃を行ったり、民間人の対象物を、攻撃した可能性がある。

 



2023年10月25日 – イスラエル軍が、ガザ北部の住民に退去命令を命令すると脅し、戦争犯罪に当たる可能性がある - Oct. 25, 2023 – Israeli army threats ordering residents of northern Gaza to leave may amount to war crimes

2023年10月21日、イスラエル軍は、ガザ北部に住民に即時「避難」を命じるビラを散布した。ビラは住民に即時退去するよう警告し、命が危険に曝されていると宣言し:

 

「ガザ地区の北から」

「ワディ・ガザの南まで」

「退去しない事を選択した者は」

「テロ組織の共犯者と」

「判断される可能性がある」と、明言している。 

 

 

この動きは、イスラエル軍が、これらの地域の 110 万人の住民に、南への退去を警告する最後通牒を出した 1 週間後に行われた。

 

 

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