読書しました、『ローゼンメソッドボディワーク』。 | ハレ ホ'オオラ Place of Healing♡魂の喜びをいきる

ハレ ホ'オオラ Place of Healing♡魂の喜びをいきる

湘南葉山・逗子・鎌倉・横須賀/三重 津 ロミロミスクール/ ロミロミ・クラニオ・陰ヨガ・メディテイティブタッチ

 ゲシュタルト・アウェアネスに続いて、「氣付き」への探求がどんどん深まっております(笑)ローゼンメソッドボディワークもカラダから心、魂を癒すボディワークのひとつ。(ソマティック心理学などど言われる)。ロミロミもそういうものとしてハワイィで伝えられているものですが、これら欧米で培われたボディワークは「研究」が行なわれ分析され、「文献」「記録」が文書で記録されているのはハワイアン文化には無いところです。ハワイは口承伝達&実践文化なので。わたしはクムロミが体得しているものを追求したいんだな、つまるところ、、、と思いながら あれこれ貪り読んでいます(笑

 

 カラダに感情やストレス、つまりトラウマが残っているというのは知られてきたところ。ローゼンメソッドはドイツ人のマリオン・ローゼンという女性が構築したカラダに籠ったトラウマ開放のワーク。筋肉の緊張や呼吸を観察しながら(氣付きながら)カラダの部位(筋肉)に触れていく、タッチオンヒーリング。ローゼンメソッドでは「この筋肉にはこういったトラウマ」とある程度部位を狙ってタッチをしているようです。よく出て来るのは「横隔膜」。横隔膜にはネガティブな感情が溜まりやすいと いいます。ここを柔らかく開放しておくには「深い呼吸」「生きた呼吸」を日頃から意識することが大切だと改めて思いました。物理的なマッサージもグッド。わたしもセッション時はなるべくお腹は触らせてもらっています。

 

狙った部位に 愛と共感をもって触れることで、溜まっていたものが開放され、姿勢や表情、行動、生き方までが「本来のじぶん」の姿に戻っていくのです。

 

トラウマは、恐怖や不安といった感情の他にも、生まれてからずっと親や教師や社会から植え付けられてきた「価値観」そのものでもあったりします。それは「本来のじぶん」に上塗りされているもの。良い悪いではなく、今この時代でじぶんが生きている環境なので受け入れざる負えないものです。それをどんどん剥いでいくと「本来のじぶん」があります。何枚の皮を被っているのでしょう!(笑

 

 カラダへアプローチすることの効用がより広く活用されていくといいなと思います。私の父が保護司のお役目をしていますが、保護観察がつく方々は、幼少期に家族からの愛情が少なかった経験があるようです。クラニオを教えてくださっている先生が仰ったことに はっとしたことがあります。クラニオで脳の記憶を書き換えできるという実証が出てもいるそうで「言葉での心の更正へのアプローチには限界があるんじゃないか」という先生のご意見でした。心が堅くなってしまった方へ、言語野の脳へではなく、「感じる」という脳への働きかけを、からだに触れられることで 和らげていくこと、そんな活用も広がりはじめているようです。

 

ローゼンメソッドボディワーク

日本でただひとり、マリオン・ローゼンからメソッドを学んだ久保隆司さんの訳で出版されています。ご自身が体得されているので とっても読みやすい訳本です。