前回は、「ヨハネの手紙一5章(最終章)」を紹介しました。
聖書を読む目的は、御言葉を実践に繋げていくためです。
単に、知識を得るためだけに終わってしまっては、宝の持ち腐れになってしまいます。
聖書を読むことによって、如何に実践に繋げ、如何に自分の信仰に深みを与えていくかが重要になってきます。
単に、物語や歴史的事象を読み解くだけに満足してはいけないのです。
如何に己の信仰に活かし、実践していけるかが重要なのです。
そのことを、常日頃から教えてくださっているのがRAPTさんです。
○RAPT有料記事762(2023年7月29日)全てのよこしまな心をなくし、神様をまっすぐに一筋の心で愛してこそ、真理を無限に悟り、吸収し、サタンに完全に勝利し、偉大な大使徒へと成長できる。
このRAPTさんの御教えを念頭に置きながら、今後も聖書紹介を続けていきたいと思います。
そこで、今回は「ヨハネの手紙二」を紹介します。
「ヨハネの第二の手紙」は、「第一の手紙」に比べて短い手紙ではありますが、キリスト教の核となる教えが凝縮された形でまとめられており、真理を知る人とそうでない人の違いを明確に示しています。
この手紙の宛先は、「選ばれた婦人とその子たち」であることが、冒頭の挨拶文でわかります。
ここで登場する「婦人」は、教会の比喩的表現として使われており、「その子供たち」とはキリスト教会の会員たち、すなわちキリスト信仰者たちのことを指していると捉えて良いでしょう。
この手紙の執筆者であり、教え諭している「長老」は、ヨハネ自身を表していると思われますが、諸説紛々としていて定かではありません。
しかしこの「長老」は、手紙でわざわざ自己紹介をする必要がないほど名の知れた立派な権威者であったことは、想像に難くありません。
この「第二の手紙」が書かれたのは異端の教師たちの存在が関係しています。
彼らは行く先々の各地のキリスト教会において、使徒たちから継承されてきた正しい信仰に反対し、間違った教えを喧伝して回っていたのです。
このような異端の教えについての警告は「第一の手紙」に通じるところがあり、また、愛と真理を説いている点においても、「第一の手紙」と共通しています。
神様の深い愛と神霊な波長を感じ取りながら、じっくりと読み進めて行きたいと思います。
それでは、「ヨハネの手紙二」の本文に入っていきましょう。
(新約聖書〈新共同訳〉より抜粋)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ヨハネの手紙二
挨拶
1長老のわたしから、選ばれた婦人とその子たちへ。
わたしは、あなたがたを真に愛しています。
わたしばかりでなく、真理を知っている人はすべて、あなたがたを愛しています。
2それは、いつもわたしたちの内にある真理によることで、真理は永遠にわたしたちと共にあります。
3父である神と、その父の御子イエス・キリストからの恵みと憐れみと平和は、真理と愛のうちにわたしたちと共にあります。
真理と愛
4あなたの子供たちの中に、わたしたちが御父から受けた掟どおりに、真理に歩んでいる人がいるのを知って、大変うれしく思いました。
5さて、婦人よ、あなたにお願いしたいことがあります。
わたしが書くのは新しい掟ではなく、初めからわたしたちが持っていた掟、つまり互いに愛し合うということです。
6愛とは、御父の掟に従って歩むことであり、この掟とは、あなたがたが初めから聞いていたように、愛に歩むことです。
7このように書くのは、人を惑わす者が大勢世に出て来たからです。
彼らは、イエス・キリストが肉となって来られたことを公に言い表そうとしません。
こういう者は人を惑わす者、反キリストです。
8気をつけて、わたしたちが努力して得たものを失うことなく、豊かな報いを受けるようにしなさい。
9だれであろうと、キリストの教えを越えて、これにとどまらない者は、神に結ばれていません。
その教えにとどまっている人にこそ、御父も御子もおられます。
10この教えを携えずにあなたがたのところに来る者は、家に入れてはなりません。
挨拶してもなりません。
11そのような者に挨拶する人は、その悪い行いに加わるのです。
結びの言葉
12あなたがたに書くことはまだいろいろありますが、紙とインクで書こうとは思いません。
わたしたちの喜びが満ちあふれるように、あなたがたのところに行って親しく話し合いたいものです。
13あなたの姉妹、選ばれた婦人の子供たちが、あなたによろしくと言っています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(ヨハネの手紙二より)
聖なる神様、ありがとうございます。
神様から与えられた恵みと憐れみと平和は、真理と愛のうちに私たちと共にあるということを教え諭してくださっていることに感謝します。
神様に喜んでいただくために、私たちは神様から受けた掟どおりに、真理に根ざして歩もうと、日々もがいています。
さて、神様、あなたにお願いしたいことがあります。
私が願い求めるのは新しい掟ではなく、初めから私たちが持っていた掟、つまり互いに愛し合うということです。
愛とは、神様の掟に従って歩むことであり、この掟とは、私たち人類が初めから聞いていたように、愛に歩むことです。
つまり私たちは、神様が人類と愛を成すために、この地を創造されたということを決して忘れることなく、その原点を常に思い起こす必要があるのです。
私が今、 このように書くのは、人を惑わす者が大勢世に出て来たからです。
彼らは、新約時代にイエス・キリストが肉となって来られたことを公に言い表そうとしません。
そして成約時代の今、RAPTさんが神様から遣わされた最後の使命者であることも公に言い表そうとしません。
こういう者は人を惑わす者、反キリストです。
彼ら反キリスト者は、私たちが努力して得たものを失わせようと、あの手この手で工作し、近づいてきます。
この終わりの時、彼らは最後の悪あがきをして、私たちの信仰を破壊しようと必死です。
信仰を通して神様から豊かな報いを受けられる時代になった今だからこそ、彼らの謀略に巻き込まれないよう気を付けなければならないのです。
誰であろうと、神様の御教えを越えて、これにとどまらない者は、神様に結ばれていません。
その御教えにとどまっている人にこそ聖霊に満たされ、神様・御子様・聖霊様が共にしておられるのです。
この御教えを携えずに私たちに偽りの情報や不要な情報を垂れ流す者は、決して相手にしてはならないのです。
興味本位に関心を寄せてもなりません。
そのような者が発信する情報に関心を寄せる人は、その悪い行いに加わることになるからです。
ああ神様、私たちの喜びが満ちあふれるように、あなたがたのところに行って親しく話を交わすことができるような愛の関係を築きたいものです。
ただ天だけを見て、神様と共に生きる道を歩んで行きたいです。
私たちがこの地上で生きている間に神様と愛を成し、毎日24時間、聖霊で満たされ、神様と共に生きることができますように。
天国に引き上げられ、死んだ後も永遠に天国に入って幸福に生きる者となれますように。
一人でも多くの人が天国に引き上げられ、神様と永遠に愛を成して生きられますように。
私たちは神様と愛を成せるようにどこまでも、もがきます。
神様を呼び求め、なおかつ神様に喜んでいただくために、もがきます。
如何なる艱難があろうとも、神様を呼び求めて、神様の愛を体験し、神様に感謝して、神様が喜ばれるような生を生きたいです。
どうか神様、私たち一人一人が真理も愛も豊かに与えられて、どこまでも心満たされて生きられますことを心から祈ります。
霊的にも肉的にもありとあらゆるものが与えられて、この地上で天国のような生を生きられますように。
神様に祈り求め、神様の愛を体験して感謝し、神様が喜ぶように生きるという愛の循環をそつなくこなすことができますように。
「御言葉」に従うことが習慣化し、体質となって、愛の循環をそつなくこなすことができますように。
愛の循環を通して、自分の人生を愛と真理で満たし、霊魂が天国に引き上げられますように。
この地上で生きている間に霊肉ともに成長させて、愛と真理に満たされてこの世でもあの世でも永遠に神様と共に生きられますように。
この世のことに意識を取られることなく、ただまっすぐに天だけを見て生活する者となれますように。
常に天国に入れるように自分を作り、自分を成長させていくことだけを考えて生きる者となれますように。
ひたすらそのことだけを考えて生きるというぐらい、天のことだけ、神様のことだけを考えて生きる者となれますように。
まっすぐに神様を見て、神様のために生きると決心して毎日を生きる者となれますように。
RAPTさんは、「人は金儲けのために頑張ったり、名声や肩書きのために頑張ったりして生きているが、ただ天だけを見て、天にとって益となるように生きる者、天に向かってまっすぐに生きる者が、この世で無駄なことを一つもすることなく、真に有益なことだけを行って、誰よりも早いスピードで成長することができるのだ」と、「御言葉」の中で述べられています。
これこそが真に益となる、幸福な人生を歩むための奥義なのです。
つまり、天のために生きる者が、全く無駄のない、どこまでも有意義で意味ある人生を生きることができるということです。
私たち一人一人が霊肉魂にとって有益な生き方ができるように、ただひたすら天だけを見て、天のために生きる者となれますことを心から祈ります。
そして、どうか神様、RAPTさんの「御言葉」がこれからも私たちの進む道を明るく照らす希望の光となって、全世界で輝き続けられますように。
RAPTさんの「御言葉」を学ぶ一人一人が神様の“霊”と繋がって、輝かしい栄光への道を突き進む者となれますように。
サタンや悪人がすべて滅び去り、この世から全ての悪が消滅し、この世が神様の統治する義なる世界となって、千年王国の歴史が速やかに成されていきますように。
これら全てのことに感謝して、愛する主の御名によって祈ります。
アーメン。
(2025.2.14)