前回は、「エレミヤ書 1〜2章」を紹介しました。

          

今回は、「エレミヤ書 3〜4章」を紹介したいと思います。

 

その前に、まず「私の祈り」から入りたいと思います。

 

そして、「私の祈り」の中に、紹介したい聖書の章に出てくる「5つのキーワード」(マーカーで印)を含ませておきます。

 

聖書の紹介は、穴埋め問題形式にしますので、正解となる言葉を知りたい時は、「私の祈り」に出てくる「5つのキーワード」の中から探しだしてください。

 

最初にお祈りの言葉を唱えてから、その後で聖書を読んでいくというスタイルは、これまでと一緒ですので、お付き合いの程よろしくお願いします。

 

 

では、今からお祈りします。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

聖なる神さま。

今日もこうして神さまにお祈りし、朝を迎えることができることに感謝します。

 

そして、RAPTさんの「御言葉」から神霊な波長を受けて、神さまの御心に立ち返る機会を与えていただき、本当にありがとうございます。

 

今回紹介する預言詩の中で、私が興味を引いたのは次の行です。

 

ーーーエルサレムよ。救われるために、心を洗って悪を除け。いつまで、あなたの中には邪念が宿っているのか。ああ、ダンから告げる声がある。エフライムの山からわざわいを告げ知らせている。ーーー(4章14〜15節)

 

この行は、エルサレムの人々の信仰がぐらついている様子を述べており、その邪念は何処から来ているかというと、ダンとエフライムからだという神さまの嘆きです。

 

ダン族はヤコブの子ダンを開祖にする、イスラエル12支族の内の一つです。

また、エフライム族はヤコブの孫に当たるエフライムを開祖とします。

 

いずれも神さまから祝福された人類最初の預言者であるアブラハムを祖とします。

なのに何故神さまは、ダンとエフライムに対して嘆かれているのでしょうか?

 

まず、ダンについて調べてみましょう。

 

ここから転載)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

 

ダン(Dan)は旧約聖書に登場する町の名前である。ヨルダン川上流にある、現在のテル・エル・カディ(アラビア語:تل القاضي、意味:「さばきの丘」)のことで、イスラエル名をテル・ダン(アルファベット表記:Tel Dan、ヘブライ語表記:תל דן 、意味:ダンの山)と言う。この丘はかつては政治的、宗教的に重要な町であった。

カナン定着時代に、ダン族にはその相続地として、ユダ族ベニヤミン族の領土の西方が割り当てられたが、エモリ人ペリシテ人の圧迫を受けたので、ダン部族は移住を決意して、北上してライシュ(レシェム)を占領して、その地をダンと改名し、ダン部族の首都とした。

ダンは旧約聖書で規定されるイスラエル北端の町であり、南端のベエル・シェバと組み合わせた「ダンからベエル・シェバに至るまで」は「イスラエル全土」を表す慣用表現である。歴代誌では、「ベエル・シェバからダンまで」となっている。

旧ライシュは、イスラエル人が来る前は、フェニキヤ人シドン人)が居住する場所である。ダン部族の人々は移住の際に、エフライム族ミカの家から略奪してきた彫像を建立して、モーセの孫ヨナタンを祭司にした。この祭司はアッシリア捕囚期まで続いた。

北イスラエル王国の初代王ヤロブアム1世は、ダンとベテルに聖所を建設して、子牛の像を据えた。これは、イスラエルの信仰の堕落を招き預言者から非難を受けた。

北イスラエル王バシャの時代には、南王国ユダと同盟を結んだダマスコの王ベン・ハダデを攻撃した、この地は北方からの侵略者により度々蹂躙された。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(抜粋、ここまで)

 

ダン部族が占領したライシュ(レシェム)は、元々フェニキア人(シドン人)が居住していた所でした。

このフェニキア人は、地中海を中心とする交易活動を盛んに行なっていた人たちです。

 

ここから転載)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

フェニキア人の興亡

 前1200年頃の海の民の侵入によって、青銅器文明段階の都市ウガリトが滅ぼされたため、フェニキア人は東地中海海岸を南に移り、ビュブロス、シドンティルス(テュロス)やベリュトス(現在のベイルート)などに都市を築き、地中海の貿易活動に進出するようになった。彼らの輸出品は特産であるレバノン杉といわれる杉材で、中東では森林が少なかったため、エジプトなどでも貴重な建築材としてフェニキア人の主要な交易品となった。レバノン杉は現在のレバノン国旗の図柄に描かれている。フェニキア人はさらに地中海各地に交易の基地を設け、特に銀や錫などの鉱物資源を獲得し、本国にもたらすようになり、それらの基地は次第にフェニキア人の植民市とされるようになっていった。
 フェニキア人の諸都市でははじめはシドンが有力であったが、次第にティルスが優位となって行き、前11世紀後半には地中海での交易活動もティルスを中心に展開されるようになった。前820年のキプロス島キティオンへの植民市建設に始まり、前9~8世紀はフェニキア人の地中海に於ける活動が最も盛んであったが、前8世紀後半になるとアッシリア帝国が地中海東岸にまで及び、フェニキアの諸都市もその支配下に入った。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(抜粋、ここまで)

 

このように、フェニキア人は、北アフリカ、イベリア半島、果てはアフリカ西岸まで、地中海周辺地域との交易を広げ、やがてギリシャ人と抗争するほどの勢力を伸ばして行きました。

よって、宗教上、様々な信仰が入り込んでいたことは想像に難くありません。

 

そのようなフェニキア人が居住していた所に、ダン族が占領したわけですから、信仰の面においても、フェニキア人の影響から免れることはできなかったと思います。

 

上記の解説の中で、特に以下の2点について、注目する必要があります。

 

○  ダン部族の人々は移住の際に、エフライム族ミカの家から略奪してきた彫像を建立した。

 

○  北イスラエル王国の初代王ヤロブアム1世は、ダンとベテルに聖所を建設して、子牛の像を据えた。これは、イスラエルの信仰の堕落を招き預言者から非難を受けた。

 

このことから分かるのは、ダン族(イスラエル人+フェニキア人)の多くは、偶像礼拝を行っていたということです。

「子牛の像」ということから、拝んでいたのは、どうやらバアル(=サタン)に違いありません。

 

RAPTブログ:京都の「祇園祭」はもともと牛頭神バアルに幼子を生贄として捧げる悪魔崇拝儀式でした。

 

では、エフライム族は、どうでしょうか?

 

ここから転載)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

エフライム【Ephraim】

パレスティナ中央の丘陵地帯。原義沃な地〉が示すとおり,豊かな山林地帯で,今日もオリーブその他の果樹が多く生育し,南に伸びるユダ丘陵に比べるとはるかに緑が豊富である。古いイスラエルの伝承によれば,ヤコブの11番目の息子でエジプトの宰相となったヨセフと,エジプトのオンの祭司ポテペラの娘との間に生まれた息子のひとりがエフライムと名づけられた。彼をとする部族は,イスラエル部族連合の中でもユダと並んでとくに重要な立場にあり,地名はその子孫がこの地方に移住定着したことに由来すると思われる。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のエフライムの言及

【イスラエル王国】より

…この政策に対する不満が直接の原因となって,ソロモンが死ぬと北方諸部族はダビデ家に背き,北イスラエル王国を建てた。 前928年ころ北イスラエル王国初代の王に選ばれたエフライム族出身のヤラベアム1世は,ダビデ家が支配するエルサレムの神殿に対抗して,ベテルとダンに王国の神殿を建立した。彼がこの両神殿に置いた金の子牛は,本来ヤハウェの足台であったと考えられるが,エルサレム神殿の立場をとる聖書記者は,これを偶像礼拝であるときめつけて非難した。…

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(抜粋、ここまで)

 

ヤコブの11番目の息子でエジプトの宰相となったヨセフと,エジプトのオンの祭司ポテペラの娘との間に生まれた息子のひとりがエフライムですから、多かれ少なかれエジプトの影響を受けていることは否定できません。

 

エジプトといえば、太陽神ラーを崇拝することで有名ですが、これは明らかにサタン側です。

 

RAPTブログ:古代エジプトの太陽信仰=悪魔崇拝が、現在の日本の天皇家へと流れ着き、天皇家を最大級の財閥にするまで。

 

RAPTブログ:日本と古代エジプトと悪魔崇拝のつながりが一発で分かる幾つもの物的証拠。

 

また、エフライム族出身のヤラベアム1世がベテルとダンに王国の神殿を建立した際、両神殿に金の子牛を置いた件で見えてくることがあります。

 

それは、エフライム族(イスラエル人+エジプト人)は、太陽神ラーだけでなく、バール(=サタン)も拝むことができるということです。

 

ちょうど日本人が、神道や仏教等のさまざまな神(=サタン)を拝むのと一緒です。

 

いずれにせよ、ダンとエフライムを中心に、バールなどのサタンを拝む悪魔崇拝者たちが蔓延っていた。

そして、その悪影響がイスラエル全土に広がっていたということでしょう。

 

だから、イスラエルに対して神さまは嘆かれたのです。

いつまで、そのような不信仰な態度を取るのだと・・・。

 

では、今の世の中はどうでしょう?

 

残念ながらこの日本でも、いまだに悪魔崇拝が蔓延っています。

 

古来から伝わる文化や風習は勿論のこと、現代社会のあらゆる分野において、悪魔崇拝者の手がおよんでいます。

 

ゲーム・アニメなどの娯楽や、過剰な健康・環境ブーム、ジェンダーフリー・LGBT等、まさか悪魔崇拝に繋がっているとは気づかずに過ごしている人が大半でしょう。

 

RAPTブログ: RAPT×読者対談〈第87弾〉過剰な健康・環境ブームも悪魔崇拝から始まった詐欺目的のデタラメ話。

 

RAPTブログ:「同性愛」差別と「同性愛」の普及を糾弾することとは異なります。しかし、いずれにせよ「同性愛」は正常な感覚ではありません。

 

嗚呼、神さま。

私たちの不信仰をお許しください。

 

世の人々は、神さまの御心を知らず、これまでの生活が異常であることさえ知らずに過ごしてきたのです。

 

どうか神さま。

 

多くの人々が真実に目覚め、神さまと繋がるために必要な知恵と知識が得られるように、どうか導いてください。

 

これまでの全てのをお許しください。

 

そして、あらゆる分野に蔓延っている悪魔崇拝者による文化・芸術を一掃し、新しい文化・芸術を創り上げていくことのできる一人ひとりとなれますように導いてください。

 

多くの人々が救われ、神さまからの祝福に満たされ、真の平和を確立し、を尊び、義を成すことができる一人ひとりとなれますことを切に願います。

 

そして神さま。

どうか中心者RAPTさんをお守りください。

RAPTさんの活動を妨害する工作員や集団ストーカーたちを裁いてください。

 

今、神さまの報復が、次々と成されているのがわかります。

中国マフィアである李家、創価学会、群馬人脈、イルミナティ・サタンを滅ぼしてください。

 

そして、十二弟子の皆さんや全国の兄弟姉妹たちが天に富を積み、豊かな聖霊で満たされ、神さまの器として、多くの人々を救うことのできる者となれますよう心から祈ります。

 

これら全てのことに感謝して、愛する主の御名によって祈ります。

 

アーメン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

それでは次に、「エレミヤ書」に移りましょう。

3〜4章を紹介します。

 

(旧約聖書〈新改訳〉より抜粋)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

エレミヤ書 3章

 

1 もし、人が自分の妻を去らせ、彼女が彼のもとを去って、ほかの男のものとなれば、この人は再び先の妻のもとに戻れるだろうか。この国も大いに汚れていないだろうか。あなたは、多くの愛人と淫行を行って、しかも、わたしのところに帰ると言っている。―主の御告げ―

2 目を上げて裸の丘を見よ。どこに、あなたが共寝をしなかった所があろう。荒野のアラビヤ人がするように、道ばたで相手を待ってすわり込み、あなたの淫行と悪行によって、この地を汚した。

3 それで夕立はとどめられ、後の雨はなかった。それでも、あなたは遊女の額をしていて、恥じようともしない。

4 今でも、わたしに、こう呼びかけているではないか。『父よ。あなたは私の若いころの連れ合いです。

5 いつまでも怒られるのですか。永久に怒り続けるのですか』と。なんと、あなたはこう言っていても、できるだけ多くの悪を行っている。」

6 ヨシヤ王の時代に、主は私に仰せられた。「あなたは、背信の女イスラエルが行ったことを見たか。彼女はすべての高い山の上、すべての茂った木の下に行って、そこで淫行を行った。

7 わたしは、彼女がすべてこれらのことをしたあとで、わたしに帰って来るだろうと思ったのに、帰らなかった。また裏切る女、妹のユダもこれを見た。

8 背信の女イスラエルは、姦通したというその理由で、わたしが離婚状を渡してこれを追い出したのに、裏切る女、妹のユダは恐れもせず、自分も行って、淫行を行ったのをわたしは見た。

9 彼女は、自分の淫行を軽く見て、国を汚し、石や木と姦通した。

10 このようなことをしながら、裏切る女、妹のユダは、心を尽くしてわたしに帰らず、ただ偽っていたにすぎなかった。―主の御告げ―」

11 主はまた、私に仰せられた。「背信の女イスラエルは、裏切る女ユダよりも正しかった。

12 行って、次のことばを北のほうに呼ばわって言え。背信の女イスラエル。帰れ。―主の御告げ―わたしはあなたがたをしからない。わたしは恵み深いから。―主の御告げ―わたしは、いつまでも怒ってはいない。

13 ただ、あなたは自分の咎を知れ。あなたは自分の神、主にそむいて、すべての茂った木の下で、他国の男とかってなまねをし、わたしの声を聞き入れなかった。―主の御告げ―

14 背信の子らよ。帰れ。―主の御告げ―わたしが、あなたがたの夫になるからだ。わたしはあなたがたを、町からひとり、氏族からふたり選び取り、シオンに連れて行こう。

15 また、あなたがたに、わたしの心にかなった牧者たちを与える。彼らは  と分別をもってあなたがたを育てよう。

16 その日、あなたがたが国中にふえて多くなるとき、―主の御告げ―彼らはもう、主の契約の箱について何も言わず、心にも留めず、思い出しもせず、調べもせず、再び作ろうともしない。

17 そのとき、エルサレムは『主の御座』と呼ばれ、万国の民はこの御座、主の名のあるエルサレムに集められ、二度と彼らは悪いかたくなな心のままに歩むことはない。

18 その日、ユダの家はイスラエルの家といっしょになり、彼らはともどもに、北の国から、わたしが彼らの先祖に継がせた国に帰って来る。」

19 「わたしはどのようにして、あなたを息子たちの中に入れ、あなたに、慕わしい地、諸国のうちで最も麗しいゆずりの地を授けようかと思っていた。また、わたしは、あなたがわたしを父と呼び、わたしに従って、もう離れまい、と思っていた。

20 ところが、なんと、妻が夫を裏切るように、あなたがたはわたしを裏切った。イスラエルの家よ。―主の御告げ―

21 一つの声が裸の丘の上で聞こえる。イスラエルの子らの哀願の泣き声だ。彼らは自分たちの神、主を忘れたからだ。

22 背信の子らよ。帰れ。わたしがあなたがたの背信をいやそう。」「今、私たちはあなたのもとにまいります。あなたこそ、私たちの神、主だからです。

23 確かに、もろもろの丘も、山の騒ぎも、偽りでした。確かに、私たちの神、主に、イスラエルの救いがあります。

24 しかし、私たちの若いころから、バアルが、私たちの先祖の勤労の実、彼らの羊の群れ、牛の群れ、息子、娘たちを食い尽くしました。

25 私たちは恥の中に伏し、侮辱が私たちのおおいとなっています。私たちの神、主に対し、私たちの先祖たちも、私たちの若いころから今日まで を犯して、私たちの神、主の御声に聞き従わなかったからです。」

 

 

エレミヤ書 4章

1 「イスラエルよ。もし帰るのなら、―主の御告げ―わたしのところに帰って来い。もし、あなたが忌むべき物をわたしの前から除くなら、あなたは迷うことはない。

2 あなたが真実と公義と正義によって『主は生きておられる』と誓うなら、国々は主によって互いに  し合い、主によって誇り合う。」

3 まことに主は、ユダの人とエルサレムとに、おう仰せられる。「耕地を開拓せよ。いばらの中に種を蒔くな。

4 ユダの人とエルサレムの住民よ。主のために割礼を受け、心の包皮を取り除け。さもないと、あなたがたの悪い行いのため、わたしの憤りが火のように出て燃え上がり、消す者もいないだろう。」

5 「ユダに告げ、エルサレムに聞かせて言え。国中に角笛を吹け。大声で叫んで言え。『集まれ、城壁のある町に行こう。』

6 シオンのほうに旗を掲げよ。のがれよ。立ち止まるな。わたしがわざわいを北からもたらし、大いなる破滅をもたらすから。

7 獅子はその茂みから上って来、国々を滅ぼす者は彼らの国から進み出た。あなたの国を荒れ果てさせるために。あなたの町々は滅び、住む者もいなくなろう。」

8 そのために荒布をまとい、悲しみ嘆け。主の燃える怒りが、私たちから去らないからだ。

9 「その日には、―主の御告げ―王の心、つかさたちの心は、ついえ去り、祭司はおののき、預言者は驚く。」

10 そこで、私は言った。「ああ、神、主よ。まことに、あなたはこの民とエルサレムを全く欺かれました―『あなたがたには  が来る』と仰せられて。それなのに、剣が私ののどに触れています。」

11 その時、この民とエルサレムにこう告げられる。荒野にある裸の丘の熱風が、わたしの民の娘のほうに吹いて来る。―吹き分けるためでもなく、清めるためでもない。

12 これよりも、もっと激しい風が、わたしのために吹いて来る。今、わたしは彼らにさばきを下そう。

13 見よ。それは雲のように上って来る。その戦車はつむじ風のよう、その馬は鷲よりも速い。ああ。私たちは荒らされる。

14 エルサレムよ。救われるために、心を洗って悪を除け。いつまで、あなたの中には邪念が宿っているのか。

15 ああ、ダンから告げる声がある。エフライムの山からわざわいを告げ知らせている。

16 国々に知らせよ。さあ、エルサレムに告げ知らせよ。包囲する者たちが遠くの地から来て、ユダの町々に叫び声をあげる。

17 彼らは畑の番人のように、ユダを取り囲む。それは、ユダがわたしに逆らったからだ。―主の御告げ―

18 あなたの行いと、あなたのわざが、あなたの身にこれを招いたのだ。これがあなたへのわざわいで、実に苦い。もう、あなたの心臓にまで達している。

19 私のはらわた、私のはらわた。私は痛み苦しむ。私の心臓の壁よ。私の心は高鳴り、私はもう、黙っていられない。私のたましいよ。おまえが角笛の音と、戦いの雄たけびを聞くからだ。

20 破滅に次ぐ破滅が知らされる。全国が荒らされるからだ。たちまち、私の天幕も荒らされ、私の幕屋も倒される。

21 いつまで私は、旗を見、角笛の音を聞かなければならないのだ。

22 実に、わたしの民は愚か者で、わたしを知らない。彼らは、ばかな子らで、彼らは悟りがない。彼らは悪事を働くのに賢くて、 を行うことを知らない。

23 私が地を見ると、見よ、茫漠として何もなく、天を見ると、その光はなかった。

24 私が山々を見ると、見よ、揺れ動き、すべての丘は震えていた。

25 私が見ると、見よ、人はひとりもいなく、空の鳥もみな飛び去っていた。

26 私が見ると、見よ、果樹園は荒野となり、町々は主の御前で、その燃える怒りによって、取りこわされていた。

27 まことに主はこう仰せられる。「全地は荒れ果てる。しかし、わたしはことごとく滅ぼさない。

28 このために、地は嘆き悲しみ、上の天も暗くなる。わたしが語り、わたしが企てたからだ。わたしは悔いず、取りやめもしない。」

29 騎兵と射手の叫びに、町中の人が逃げ去った。彼らは草むらに入り、岩によじのぼった。すべての町が捨てられ、そこに住む人もない。

30 踏みにじられた女よ。あなたが緋の衣をまとい、金の飾りで身を飾りたてても、それが何の役に立とう。目を塗って大きく見せても、美しく見せても、かいがない。恋人たちは、あなたをうとみ、あなたのいのちを取ろうとしている。

31 まことに、わたしは、産みの苦しみをする女のような声、初子を産む女のようなうめき、シオンの娘の声を聞いた。彼女はあえぎ、手を伸べて言う。「ああ。私は殺す者たちのために疲れ果てた。」

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(エレミヤ書 3章〜4章より)

 

今日は、ここまで。

 

(2021.9.24)