「事前に」と言われたらいつまで?(アンケート結果が出ました) | 翻訳で食べていく方法★プロの翻訳者養成所

「事前に」と言われたらいつまで?(アンケート結果が出ました)

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仕事などで「事前に知らせます」と言われた場合

どれくらいまでが「事前」なのか?

という疑問が浮かんだので

先日Twitterでアンケートをさせて

いただきました

 

その結果が

このようになりました↓

 

 

 

結果は

2~3分前:1.4%

1~2時間前:2.7%

半日前:10.8%

1日以上前:85.1%

 

背景といいますか

状況によっても

実はちょっと変わってくることも

あるかもしれませんが…

 

ともかく

私が言われた「2~3分」というのは

常識的には

「事前」ではなさそうですね

 

このアンケートをした当時は

結局

2~3分後の他の業務の調整を付けられず

この仕事は

他に人にやってもらうことに

なりました

 

突然

私の穴埋めをさせられた翻訳者には

申し訳なかったと思います

 

 

UnsplashSouvik Banerjeeが撮影した写真

 

 

ただ

もう少し情報を説明して

状況を補足しておきたいと思います

 

それによって

判断が少し変わる人も

出てくるかもしれないからです

 

でも、2~3分は

どう考えても「事前」としては

急すぎるとは思うのですが…

 

ともかく

このとき

私が調整を付けられなかった状況は

次のとおりです

 

 

この仕事は

そもそも

毎日のように

仕事が割り振られていた仕事です

 

ただ

毎日の業務の指示の中に

次のような文言があるのです

 

しかも

これはもう1カ月くらい

同じ指示が繰り返されており

今までは

前後30分~1時間くらいのズレはあれど

ほぼ指示通りになって

事が進んでいました

 

その指示とは

 

毎朝、

 

「夜20:30くらいに原稿を送るので

その原稿が届いたら

2時間以内の翻訳を納品するように

 

例外なく

それよりも遅れた場合には

受け付けられません」

 

というメールが届き

その日に翻訳する原稿のリスト

(2本~4本の原稿)

が予告されてるのでした

 

(今でもその業務は継続しています)

 

つまり

毎日20時半くらいまでに

原稿が届くので

22時半までに

納品するように

ということです

 

22時半より遅れたら

受け付けられないという

厳しいもの

 

ただ

仕事量的には

3本~4本くらいなら

なんとか2時間でできるものでした

 

ところが

その日に限って

5時過ぎにメールが来たのです

 

17時過ぎに

「2~3分後に原稿渡すからすぐに(翻訳を)やって」

と、指示が来たのです

 

しかも

締め切りは

朝言われていた22時半よりも

大幅に前倒しになる

19時半

 

私は

すっかり20時半だと思っていましたし

なんなら

21時くらいに原稿が来ることもあるので

すっかり

他の業務を入れていたのです

 

しかも

この業務は

すでに3カ月以上やっています

 

すでに抱えていた業務を

調整することもできたかもしれませんが

とにかく

そんなに予定よりも早く原稿が届くとは

思っていませんでしたし

変更があるときには

「事前に連絡をするので、調整するように」

という指示はあったとはいえ

まさか

「2~3分後に原稿を送るから、対応して」

と言われるとは

思っていなかったのです

 

ですから

「2~3分後は急すぎるので19時半までに納品は難しいと思う」

と返信したのでした

 

そしたら

プロジェクトマネージャーからの返信が

「変更があるときには事前に連絡すると言っておいたはず。

今回もこうして事前に伝えているのだから

対応できないというのは困る」

ということでした

 

「事前」といっても

2~3分の事前では

こちらとしても

すでに抱えている仕事があるわけで

予定されていた時間の3時間も前なので

ちょっと対応が難しいし

しかも

2~3分前の予告を「事前予告」と言われるのも

ちょっと納得がいかなかったのです

 

2~3分前というのは

「事前」にあたるのでしょうか??

 

そういう疑問が沸いて

でも

私が非常識なのかもしれない…

と思って

多くの人からすぐに返信をもらえる

Twitterを活用したのでした

 

そしたら

想像以上に多くの方から

回答していただき

しかも

私が思っていた以上に

慎重な回答をいただき

個人的には

「自分は間違っていなかったんだ」

と思って

安心できたのでした

 

回答してくださったみなさん

「いいね」してくださったみなさん

本当にありがとうございました

 

今日説明したように

レギュラーの仕事で

納期も厳しい状況

という前提があったので

(そこまではTwitterでは説明していませんでしたが)

私としては

2~3分前は無理にしても

せめて

1時間くらい前には

「今日はちょっと例外で早く翻訳をしてほしい」

という一言があれば

物理的にも

気持ち的にも

対応できたかもしれません

 

でも

あまりにも急な話で

しかも

「事前に伝えたのに、なぜダメなの?」

みたいな感じで言われたので

気持ち的にも

そこから

そのときやっていた仕事を調整するために

そちらのPMに連絡をして

交渉をするという気力が

なくなってしまったのでした

 

とりあえず

そういう説明をしたところ

その場はとりあえず収めてもらえたようでした

 

そして

結局その日は

私はその業務に入らないことになったのでした

 

ちなみに

その業務には

翌日からまた加わり

その日からは

原稿の入稿予定が

2~3時間まえに

連絡されるようになりました

 

そして

基本的には

当初の予定どおり

22時半くらいまでに

翻訳を仕上げれば良い

ということになっているようです

 

エンドクライアント(ソースクライアント)の

スケジュール状況からみても

それで問題はないと思うのですが

なぜ

先日は

前倒しして19時半までにやれ

と言われたのかが

まだ納得いきません

 

ハチハチハチ

 

以上

なんだか

私の愚痴みたいな投稿になってしまいましたが

「事前」というのは

人それぞれの解釈はあれど

多くの人は

「2~3分前」は「事前」ではない

と考えていらっしゃるようで

それは

私の解釈と一致していたので

ほっとしているところです

 

ちなみに

今回問題になった業務は

毎日の定期的な仕事であり

しかも

そもそも納期が

原稿が届いてから2時間後

という前提条件があったので

私個人としては

2~3分前では無理とは言え

1時間くらい前までに

「今日は前倒しになった」

と言っていただければ

対応ができたかな

と思います

 

しかし

そうではなく

何の前触れもなく

「次の案件は、発注する前に事前に連絡する」

と言われているような状況だったら

私も

せめて

前日くらいまでに連絡が欲しいな

と思います

 

Speaking of it

(そういえば)

今日は別のプロジェクトから

ちょっと違うのですが

似たような連絡があったのですが…

 

9月末に

新しい案件の連絡があり

時間を確保するように言われていた案件があるのですが

ソークラ(ソースクライアント)さん側で

原稿の準備が遅れているので

準備ができ次第発注するのでよろしく

と言われていた案件がありました

 

昨日

そのプロジェクトマネージャーから連絡があり

12日と13日で

その案件を分納し欲しい

と、突然言われたのでした

 

そして

最終納品は13日厳守ということで

 

確かに

この打診は受けていましたが

9月末の話ですよ

 

29日だったか

30日だったかな…

 

その後

いつ原稿が届くかも

連絡がなく

突然機能

連絡がきて

「明日と明後日でやってくれ」

 

すでに

いくつか別の業務の予定を

入れてしまっていたので

すべてを13日までにやるのは

ちょっと厳しかったのです

 

後から受けた仕事を

キャンセルまたは延長することも

物理的には可能でしたし

もしかしたら

先に打診を受けていた

その案件を優先しなければならないのかな…

とも

思ったのですが

 

この2週間くらい

いつ原稿が来るかも

まったく予告がなく

突然、昨日になって

「明日と明後日でやってくれ」

と言われたのは

ちょっと理不尽に感じだので

「それは無理です」

と答えてしましました

 

プロジェクトマネージャーとしては

ちょっと困ったようで

「1.2倍の報酬を払うから何とかしてください」

と言われました

 

しかし

2割増しと言われても

物理的に無理ですし

たった2割増しのために

すでに受けているクライアントを後回しにするのは

私にはちょっとできませんでした

 

しかも

2週間

こちらも

「いつ仕事が来るか」

と思いながら

他の仕事を調整しつつ

待っていたわけで

2割増しでは

ちょっとわりに合わないかな

とも思いました

 

2倍でも

足りませんね

 

機会逸失

です

 

こんな状況では

かりに「1日前」に「事前予告」されても

ちょっと不十分かな

と思います

 

かたつむりかたつむりかたつむり

 

ということで

フリーランスのスケジュールの調整は

なかなか大変ではありますが

こんな風に

土壇場になって

 

「何とか頼む!」

 

なんて言われることは

よくありますよね

 

なんとか対応をして

差し上げたいのですが

お金を積まれて

自分の時間が増えるわけではないので

やはり

無理なモノは無理です

 

ちなみに

多くの翻訳会社の担当者は

私が「チーム」でやっていると

思っているようで…

 

つまり

私がひとり個人で

翻訳をしているのではなく

私が

何人かの翻訳者を抱えているか

複数人のコンソーシアムみたいな形態で

翻訳業をやっていると思っている担当者も

少なからず

いらっしゃるようです

 

なんででしょうかね?

 

そういうチーム体制で仕事をしている人が

一般的なのでしょうか?

 

みなさんは

どうですか?

 

 

最後までお読みくださり

ありがとうございました

 

感想とか体験談とかありましたら

コメントなどで教えてくださると

嬉しいです

 

よろしくお願いします

 

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