かもしだすもの
どうして行ったかの経緯はおいといて…、先週国会議事堂に行って来ました。
都内の小学生なんかは社会科見学で一度は訪れるらしいのですが、私は地方で生まれ育ったので、直接足を踏み入れたのは初めてです。
内部の改装はしてあると思うのですが、基本的な造りは1936年(昭和11年)竣工、臨時議院建築局設計のままと見受けました。
今時のオフィスビルなんかに比べたら、廊下の幅など狭いし、天井も低めですが、なんとなく落ち着く感じ。
建材が石と木がメインであるということや、柱などに刻まれた彫刻などから、華美でなく、かといって素っ気なくなく、適度な重みのある「ていねいにつくりました」感と「品」・「格」が漂ってました。
他に、以前に見た建造物の中で
「品」・「格」を感じたのは、1896年(明治29年)竣工、辰野金吾設計の日本銀行本館旧館。
まず、勇気を出さないと入りにくい入り口をくぐり、ほぉーっとため息。…すごい。
その後、通った廊下は、建て増し建て増しで変な造りになっているなぁと思いましたが、本来の建物部分に入ったとたん、歴史の重みと、ある種荘厳な感じさえ受ける彫りを施してある石の柱に圧倒されました。
今のところ、私の中では日本の洋風建築物No.1。「やはり、国内のお金の源となる場所はこうあってほしいよね。」という建物でした。
昨年暮れに、ミーハー心丸出しで日本橋にできた一泊8万円(( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚)とかいうラグジュアリーホテルを覗いてみました(もちろん泊まれません(^^;))が、確かにセンスも良いし、お金もかけてるからゴージャスな雰囲気なんだけど、ちょっと薄っぺらい感じでした。同じホテルでも、やっぱり帝国ホテルなんかの方が、「格」が上。
また、元三木武夫首相のお宅を丸ごと会場にした写真の個展を見せてもらったことがありましたが、ここでも、建物内外に漂う「品」を感じました。
住宅の場合は、調度品などのインテリアも、その雰囲気を構成する大きな要素なので、住んでる人の美意識や生き様も出てるのかもしれません。
私が感じてる「品」や「格」って、ただ美しいだけじゃなくて、そこに善や真、または叡智が加わった感覚かなぁ。
人の手を介して生み出されるすべてものがまとう空気というか、醸し出す雰囲気の質を決定づけるのは、つくる人の本質かもしれない…と思いました。
「ものをつくる」って、そういうことですよね…。ふー
。
都内の小学生なんかは社会科見学で一度は訪れるらしいのですが、私は地方で生まれ育ったので、直接足を踏み入れたのは初めてです。
内部の改装はしてあると思うのですが、基本的な造りは1936年(昭和11年)竣工、臨時議院建築局設計のままと見受けました。
今時のオフィスビルなんかに比べたら、廊下の幅など狭いし、天井も低めですが、なんとなく落ち着く感じ。
建材が石と木がメインであるということや、柱などに刻まれた彫刻などから、華美でなく、かといって素っ気なくなく、適度な重みのある「ていねいにつくりました」感と「品」・「格」が漂ってました。
他に、以前に見た建造物の中で
「品」・「格」を感じたのは、1896年(明治29年)竣工、辰野金吾設計の日本銀行本館旧館。
まず、勇気を出さないと入りにくい入り口をくぐり、ほぉーっとため息。…すごい。
その後、通った廊下は、建て増し建て増しで変な造りになっているなぁと思いましたが、本来の建物部分に入ったとたん、歴史の重みと、ある種荘厳な感じさえ受ける彫りを施してある石の柱に圧倒されました。
今のところ、私の中では日本の洋風建築物No.1。「やはり、国内のお金の源となる場所はこうあってほしいよね。」という建物でした。
昨年暮れに、ミーハー心丸出しで日本橋にできた一泊8万円(( ゚-゚)( ゚ロ゚)(( ロ゚)゚((( ロ)~゚ ゚)とかいうラグジュアリーホテルを覗いてみました(もちろん泊まれません(^^;))が、確かにセンスも良いし、お金もかけてるからゴージャスな雰囲気なんだけど、ちょっと薄っぺらい感じでした。同じホテルでも、やっぱり帝国ホテルなんかの方が、「格」が上。
また、元三木武夫首相のお宅を丸ごと会場にした写真の個展を見せてもらったことがありましたが、ここでも、建物内外に漂う「品」を感じました。
住宅の場合は、調度品などのインテリアも、その雰囲気を構成する大きな要素なので、住んでる人の美意識や生き様も出てるのかもしれません。
私が感じてる「品」や「格」って、ただ美しいだけじゃなくて、そこに善や真、または叡智が加わった感覚かなぁ。
人の手を介して生み出されるすべてものがまとう空気というか、醸し出す雰囲気の質を決定づけるのは、つくる人の本質かもしれない…と思いました。
「ものをつくる」って、そういうことですよね…。ふー
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