先日、企業の高年齢者へのキャリア支援の勉強会に参加いたしました。大手企業の多くが70歳までの就業確保措置に課題を抱えています。高年齢者雇用安定法では創業支援措等措置として以下を示しています。

・70歳まで継続的に以下の事業に従事できる制度の導入
 a. 事業主が自ら実施する社会貢献事業
 b. 事業主が委託、出資(資金提供)等する団体が行う社会貢献事業


事例発表では、非営利団体への越境体験のお話がありました。困窮者の支援の現場や重度障害者の支援の現場に企業ボランティア活動参加(形態は出向だそうです)し大きな影響を受けたとのことでした。社会課題には関心があった方で、同社でも積極的に社会活動への支援をおこなってきたようですが、そこにはリアリティはなくどこか外向きの見栄えがあったといいます。

発表者の方は、これまでの価値観である、事業拡大や利益追求のことが急に対岸のことに思え大変なショックを受けたとのことでした。社会との関わりを模索していたところでもあり、市民社会活動にキャリアの進路をきることになります。

 

パラレルキャリアは、とんでもない展開が貴方を待っています!

突然、思い出したのが映画『ブラザー・サン シスター・ムーン』です。

聖フランチェスコの半生を描いた作品です。越境学習の極致です。