ユーチューバーの岡田斗司夫さんがこんなことを言っていました。
…世の中は、白でなければ駄目という方向にどんどん変化している…
清潔でなければ駄目、イケメンでなければ駄目、デブは駄目、不倫は駄目、脱毛しなければ駄目…などいろいろ
それはそれで良いのかもしれませんが、あまり行きすぎると、外見が良ければ良い、言い換えれば無理をして見える部分だけを繕う世の中、また、表面的なことだけで決めてしまう世の中になってしまうかもしれません。
中学校の時の同級生を思い出します。彼は「要領が良い」というのでしょか、間違っても努力家ではありませんでした。しかし、何をやってもある程度の結果を出し続ける男なのです。
イケメンだったのでしょう。女子にも人気者でした。なんか、妬みのように聞こえますね。確かにそうかもしれません…。あらを探すと、彼は弱い立場の者をよくイジメるのです。ところが先生を含め、外から見えることしか見ていない人たちからは何をやっても優秀な人気者でした。
卒業した後、ほとんど会っていないのですが、噂で近況を聞きます。早稲田大学を卒業し、ある有名な一部上場企業に入ったと…。
それから15年くらい後でしょうか、区役所の出張所で偶然会いました。
「おー、久しぶり…元気?」
やけに笑顔で口数が多かったことを覚えています。
それから数か月もしなかったと思います。人づてに彼が自殺したということを聞きました。
「なんで!」
思わず叫んでしまいました。一見、何もかも上手く行っている彼が何で?
会社もリストラされ、離婚して家族もいなかったそうです。
彼とは仲が良かったわけではありませんが、かなりショックでした。
最後に会った時のことを思い出します。
「寂しかったのかもしれないな~」
いろいろ考えてしまいます。何度も何度も…。今も思い出してこんなことを書いてしまいました。
周りの人達、外から見えることしか見ていない人が多かったのかな~…