時計のはんこ。 | 本間印鋪オフィシャルブログ|創業1900年の老舗はんこ屋四代目修行日記

時計のはんこ。

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もう8年くらいたつのかな。
はんこ屋をきっかけに、
中学時代の先生と手紙のやりとりをしていたことがあった。


こだわりの万年筆や服のことなど、
大人の男らしい趣味の世界にどっぷりな内容は、
それまで持っていたイメージを真っ新にされるようで面白かった。
封筒の綴じ目に封緘印として、決まって捺してくれた時計のはんこには、
手紙を書いた時間が書き込まれていた。


教頭になってはんこを捺す機会が多くなったからと、
三文判から黒水牛の認め印に切り替えくれたのだけど、
それがまた“大人の男のこだわり”が垣間見えて、
かっこいいなーと思っていた。


自分もいまの会社では、朱肉と黒水牛の認め印を持ち歩いているけども、
そのときの影響なんだと思う。


しばらく手紙を連絡していないけど、
今も忙しくされているんだろっか。と、
時計のはんこを見て思い出したそんな午後。