嘘・フェイクニュース今も<本澤二郎の「日本の風景」(3621)

<新型インフルエンザ等特別措置法を意図的に「等」をカット>

 死に体の安倍晋三が、ゾンビよろしく錆び付いた刀剣を振り回して、新たに緊急事態宣言の法改正を強行、それも2年という長期間可能にするのに必死である。そのためだろうが、NHKなどに「新型インフルエンザ等特別措置法」を、間違って報道させている。嘘報道・フェイクニュースを流している!

 

 3月10日の昼のラジオ報道で察知、われながら聴力の健全さを確認できた。NHKはトップニュースで、アベ宣伝報道に徹していた。そこで新型インフルエンザ等特別措置法の「等」を意図的にカットしていた。

 

NHKと時事通信で確認、共同・朝日・毎日は正確>

 官邸の指示と思われるが、なんとも悲しい情けないNHKであろうか。

 念のため、ネットのNHK活字報道でも確認した。

 何度でも指摘したいが、現在の新型インフルエンザ等特別措置法でも、ひどい場合は、緊急事態宣言ができる。わざわざ法改正の必要はない。そのための「等」である。

 

 「等」を消してしまうことで、コロナウイルスのための法改正を正当化する、そのためにNHKに官邸が指示したものだろう。NHKが虚偽報道をして、一部の国民の判断を曇らせる!これは放送法のみならず、憲法に違反する。

 

 筆者の小さなネット技能で時事通信の記事を点検した。時事も同様に

フェイクニュースを垂れ流していた。政府系通信社は本当だった。

 対して朝日新聞と毎日新聞は正確に報道していた。政府の指示に従っていなかった。読売と産経はどうか。共同と連携している東京新聞も正しく報道しているだろう。

 

<自公をぶっ潰すしか日本人は生き延びられない>

 何度でもいうが、現行の新型インフルエンザ等特別措置法で対応できる。ゾンビ政権は、死に体の現状を打破しようとして必死なのはわかるが、それにしても、あまりにも手口がせこい。

 

 2年間も強行されたら、この国は窒息死するしかない。昔の自民党であれば、リベラル派閥が反対することで、悪法は事前に封じ込められた。このままスイスイと進行するのであれば、安倍・自公を小泉純一郎のように「ぶっ壊す」のではなく、ぶっ潰さないと日本人が生き延びることは、かなり厳しい。

 

<311の東北復興、東京五輪も嘘で固められている>

 今朝ほど友人が311について、怒りの告発をしてきた。彼はよくテレビ観戦している。「双葉町や大熊町の人々が、かわいそうでならない。34兆円の復興資金はどこに消えてしまったのか。やくざの懐に入ってしまい、真の復興などではない。もう自公に任せておけない」と悲壮な心情を吐露した。

 

 確かに、福島東電原発崩壊の惨状は、9年も経つのにほとんど変わっていない。廃炉を決定しても、手が付けられる状況ではない。第一、現場に近寄ろうとしない安倍晋三である。山口那津男は現場に立った、ということも聞かない。怖いのだ。まだ、9年前のままなのだ。34兆円はどこに消えたのか、改めて検証を求めたい。

 

 筆者の場合、特に「人殺し企業」ともいわれる東芝製の3号機の様子が気になって仕方がない。息子の命を奪っても、反省も謝罪もしない東芝である。もう10年である。思い出すと、精神が高揚していたたまれない。この間、まともな経営陣が一人もいなかったことが不可解である。

 強欲に駆られて、米英の原発企業のWHに手を出した。結果、破綻した悪魔企業そのものである。息子の無念が、10年来、東芝にまとわりついているのかもしれない。東芝3号機は、広島や長崎のような核爆発を起こしている。

 

 原発の真実は、何一つ明らかにされていない。人々は「復興町」に寄り付こうとはしない。戻っても、被曝するだけで、働く場所はない。

 

<安倍のアンダーコントロール(制御)は大嘘>

 嘘の天才といわれる安倍晋三は、2013年9月7日ブエノスアイレスのIOC総会で大嘘の演説をして、東京五輪を獲得した。

 「すでに福島はアンダーコントロールされている。心配はない」と大見えを切った。人類を騙して、加えてIOC委員買収で勝ち取った不浄の五輪である。

 

 「五輪は東北復興・福島隠し」「五輪工事で復興が犠牲にされた」ものであろうが、天は許さない。新型のコロナウイルスが列島に蔓延してしまっている。各国選手団も近寄れなくなってしまっている。

 皮肉なことに、緊急事態宣言は五輪中止を意味する。トランプの大好きなフェイクニュースは、日本で日常化している!

2020年3月11日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)