純ちゃん!おめでとう<本澤二郎の「日本の風景」(3398)

<一番喜んでいるのは母親の宮本佳代子さん>

 首相官邸での記者会見で結婚を披露した純ちゃんの次男・進次郎代議士。まずはおめでたい。一番喜んでいるのは、小泉家から追い出された母親の宮本佳代子さんだろう。三男を育て上げ、結婚もしている。二人目の結婚に本当に喜んでいるはずだ。結婚しない息子を抱えている親の心情は、複雑そのものだから。

 彼女の祖父は泰道照山・元エスエス製薬会長。二人の結婚に反対だったという。その通りの結末となってしまった。筆者は、泰道家の後継者となった泰道三八さんと何度かおしゃべりをしたが、最近は音信不通である。今どうしているか、気にはなっている。

 

<復縁することが親の責任>

 子供からすると、親の離婚はまことに罪なことである。したがって、槍が降ろうが、辛抱に辛抱を重ねて避けなければならない。子供のためである。それでも、今の子供は冷たい。離婚して大成する子供は少ない。その点で、純ちゃんは幸運である。

 

 身近な友人に、やくざに強姦・性奴隷の挙句、殺害されたKT子さんがいる。二人の娘と長男は、K家の家宅地どころか、墓地までも掘り起こして、泥棒猫のように姿を隠してしまった。

 母親は妊娠を理由に離婚をせず、木更津市から厳しい秋田県由利本荘市で子育てをしながら、耐えて耐えてきたのだが、結局のところ、母親がやくざに食い殺されたとわかると、三人とも逃亡してしまい、現在、親類とも連絡がとれない有様である。

 「木更津レイプ殺人事件」のその後の状態であるが、その点で、佳代子さんは耐えながらも幸運だった。

 純ちゃん!復縁しなさい。もう家族の誰にも遠慮する必要はない。邪魔する人はいないだろう。姉の信子さんも、もう丸くなっているはずだ。

 

<母親こそが一番の癒し>

 関東学院大に学んだ進次郎君は、成蹊大学の安倍晋三と似ているところがあるが、ワシントンで特訓を受けて帰国、父親の後継者になると、マスコミがとことんヨイショして政治家業も順調のようにも見受けられるが、専門家はワシントンでの特訓に注目している。

 そして表情から、なんとなく均衡がとれていない様子を見て取れる。母親の偉大な存在を感じられないためだろう。

 おそらく美しい妻を得ても、十分とは言えない。彼には母親が必要である。その点、良くも悪くも安倍には洋子さんという母親がいる。

 

<危うい進次郎君に佳代子さんが必要>

 人間としての安心・安定性に母親の力は絶大である。母親の目線からのアドバイスも重要である。そこに居るだけで息子は安心する。大衆の価値観で、物事を判断できる。

 

 宮澤喜一元首相のことを思い出す。政界きっての知性の持ち主も、90歳を超えた母親の一言に耳を傾けていた。元気な夫人は、一人で地下鉄に乗って、買い物までしていた。

 庶民の目線で世の中の様子を察知して、総理大臣の息子に、あれこれと進言していた。母親と息子の関係とは、信頼と安心の塊だった。安倍家とは異なっていた。

 

 純ちゃんの仕事は、佳代子さんに謝罪、謝罪して復縁することである。そのことが息子たちにとって重要なことなのだ。

 

<まだ動いている引き出物の電子時計CORONA

 純ちゃんが結婚したのは、1978年である。仲人は、福田康夫さんの父親の赳夫前総理だった。筆者にも招待状が舞い込んだ。

 帰りに引き出物をいただいた。電子時計である。そんなに上等なものではなかったが、いまも動いている。電池を一度だけ取り替えた。

 進次郎君が36歳というと、時計も37年動いていることになる。確認すると、CORONAという日本製である。

 70年代の日本製は元気があった証拠である。会場には数百人が押し掛けていたが、この動いている時計は、我が家の手のひら大の円形のCORONAだけだろう。

 すなわち、これは復縁せよとの証である。

 

<最後の仕事はシンゾウの首>

 純ちゃんのもう一つの仕事は、日本国民に害を与えて久しいシンゾウの首を取ることである。シンゾウを首相の座に引き上げた張本人としての、主権者への義務であろう。これ以上、極右・日本会議の暴政を許すほど、日本丸は頑丈ではない

2019年8月8日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)