新人戦の振り返りも残すところ2回。今回は準決勝の攻玉社中戦の振り返りです。
強豪校に勝って「関東・全国大会出場」という目標を、夢ではなく本気で挑む。
そんな挑戦を攻玉社さんとは、勝手ながら一緒にしている気がしています。
だからこそ、都大会の準決勝という舞台で戦えることは、とても感慨深いものがありました。
学習院中等科・駿台学園中と、4支部の学校を立て続けに破っての準決勝。
同じ4支部として、負けるわけにはいきません。
今年の攻玉社さんの持ち味は攻撃。
圧倒的なスピード・パワーにどう対抗するか。そこにフォーカスを当てて戦いました。
試合前でのミーティングでは、対戦校のやりたいこと、得意なことを整理。
その上で、どう対応するのか。そして攻撃の糸口は…。
試合前のミーティング(公式戦Ver.)にも慣れてきた印象。
それは選手もスタッフも。伝えすぎると入らないけど、漏れてもいけない。
頭でっかちにならないように、戦術的な部分だけでなく、気持ちの部分の整理も必要。
ということで、ゲームに入ると、今日も行きます本郷中。
ゲームの入りは全く問題なし。これまで同様、愚直に。シンプルに。
シュートを打たれるシーンはあるものの、崩されてのシーンは無し。
一方で、本郷は決定機2本を決めきれず、飲水タイムへ。
これまでのゲームよりも奪いきれないシーンが増え、手応えと攻玉社中の強さを実感する戦い。
飲水後からは、さらにいなされるシーンが増えます。
アタッキングサードの戦いから、ミドルサードへの戦いが中心に。
精神的にはやや苦しい時間が続く中、21分に抜け出しから獲得したFKをキャプテンが一閃。
完璧なFKで待望の先制点(1-0)。
得点後も、展開は変わらず、徐々に本郷の足も重くなり、ややオープンな展開に。
決定機を2回作られるものの、シュートは運良く枠外に。
なんとか耐え、リードのまま前半を終了します。
リードはしているものの、苦しかった前半。
苦しさの原因は明確だったので、整理し対応を中心にハーフタイムの指示。
苦しい!でも、戦っている場は準決勝!東京で4校だけが得ている権利。
戦える喜び・楽しさを感じながら、残り30分を戦おう!と送り出しました。
後半は、再度本郷の時間帯でゲームがスタート。
相手陣に押し込めてはいるものの、得点の気配なし。
ただ、精神的に疲弊することなく飲水タイムへ。
今振り返ると、この15分が凄く大きかったのかも…。
そして飲水直後にCKを獲得し、大きな追加点(2-0)。先制点もこの得点もキャプテン!
2点差となり、得点が必要な攻玉社中は前への姿勢を強める。
受けに回りすぎないようにしっかりと対応。
ただ、徐々に疲れの色が濃くなり、切り替えが遅くなってきた印象。
後半20分、攻玉社のボール回しに、後手後手の対応から失点(1-2)。
残り10分、前に急ぎたい攻玉社と、高いエリアでゲームをしたい本郷。
それぞれの思惑からよりオープンな展開に。
この点については、ある程度予想出来ており、しっかりと我慢。
そのまま試合終了となり、勝利を収めました!
決勝進出を決めるだけなく、夏の都大会(選手権)のシード権を獲得出来る大きな勝利!
大仕事をやってくれました。
ゲーム全体を振り返ると、攻玉社中の上手さと強さが、本郷よりも数枚上。
そんな中で、どう戦うかを頭で理解し、やり切る強さを見せてくれました。
フィジカル的な強度がとても高い試合で、終了後はクタクタ。本当に頑張った。
書きたいことはたくさんあるんですが、長くなったのでここまで。次回は修徳中戦です。
でもさ、後半飲水タイム前に足つったら、それはダメじゃね…??ww