あんまりトレインドワードに食いつくことも少ないのだけど。

 

僕は介護従事者だからでしょうか。

 

おじさんが廃棄処分になる

イコール

企業で使えない中年男性が廃棄(解雇)になる話だと思ってました。

 

中身はまったく異なります。

 

ある中年男性が、「廃棄前提」って言葉を使ったことが炎上を招き、誰かがつけたのか「廃棄前提おじさん」という呼び名で火がつき、炎上が炎上を呼んだことになります。

 

ある旅館の食事が多く、「廃棄前提で作っている」と表現したものです。

 

廃棄前提おじさんと命名した方こそが炎上元だと思います。

 

実際、その名を面白がり、「その名前ですでに草なんだが」など罵る方が多くいました。

だからネットを僕は嫌うんですけどね。

 

炎上することで、その男性もちょと反撃に出るんです。

その反撃のコメントも、ネット民の餌食になりました。

 

最近、SNSの誹謗中傷が問題になっています。

もともと問題だったのですが、テラスハウスの演出の犠牲になった木村花さんの自殺による問題で、大きく動いたと言えるでしょう。

 

著名人たちがこぞって「アンチを叩く」という反撃に出ました。

 

この男性も、「あまりに中傷がひどいので〇〇」と、言ったのがネット民にとってのエンターテインメントになったのです。

「バカほど訴えるというなwww」など。

 

ここでわかることは、著名人でもない人間が反撃するのはほぼ不可能であり、放置しか手段がないという現状です。

 

実際、hydeさんは「言わんでいいことを言う」と揶揄した方々です。

関わらないのが一番。

 

この男性は旅館の泉質をベタ褒めしつつ、食品ロスの問題にもつながるとして率直な書き込みをしただけ。

たしかに、僕が読んでもちょっと賢さアピールはありましたが、きちんと「高齢者を対象としているなら」としっかり前置きされているんです。

別に若い人も食べられないほどの量とか言ってません。

 

画像を切り取って一人前の量にフォーカスしているサイトもありましたが、まぁ、言ってることはわかります。

たしかに僕なら余裕で食べきれる量でした。なんなら旅先でと考えると少ないレベルの。

 

ちょっと大げさに書いてしまったのですね。

 

僕が怖かったのが、このように率直に意見したことで、上げ足を取る人がいて。

その上げ足をとった方を面白がってお祭り騒ぎで炎上する。

これではせっかく自分の意見を述べられるシステムも、アンチコメントが盛り上がるあまり言えなくなります。

 

人は匿名になると悪事に対しての認識がにぶくなると、過激な心理テストでも記されています。

 

叩く際も、画面の向こうの方のことをほんの少しでいいから考えてほしいですね。

 

今回の炎上は結果として、該当旅館の予約を半年埋める事態になったそうです。

コロナで大打撃を受けた旅館への援護射撃となりました。

炎上商法ではないけど、炎上による結果です。

 

複雑な想いではありますが、この男性は世の中のお金を回して下さいました。

どうかこれ以上に病まないで、社会貢献したと思ってほしいものです。

 

お金は回すものです