最近、また頭が悪くなった。
たぶんね、介護系の仕事に就いて、日々の疲れと、そしてさらに活字離れしたことによろう。
うん、そうだ。加齢ではない。
歳は華麗に加えてくものだ笑
そこでちょっと以前より疑問だった話をひとつ。
昔、某猫型ロボットの活躍する喜劇の中で、「危険が危ない」という有名なセリフがありました。
これは後で日本語の誤りの代表格で用いられることとなる。
同じくその活躍喜劇の中で、「頭痛が痛い」という言葉も同様に誤りとして知られる。
まず先に出た「危険が危ない」について。
これは「危険」については名詞ともとれる。主語として使うことが出来る。
そして「危ない」は状態を指すので述語とも言える。
文法的にはおかしくないのだが、「状態が危ない」ことを「危険」というのでこれは度合いを増す効果もなく、純粋な誤りといえそうだ。
「危険だ、危ない!」っていうと意味は強まりそうですね。
次に、頭痛の話。
頭が痛むことを頭痛と取るか、その症状を頭痛ととるかで意味合いは違ってくるのだけど、「頭痛によく効く」というキャッチコピーが使えたりするから、一般的には「症状」でいいと思います。
すると、その症状が痛いというのだから、誤りではないと思うのだ。
頭が病む症状が痛い。くどいけど。
もっとも、その症状を発症している時点で痛いんだから、使わないほうが無難かも知れない、というだけの話。
筋肉痛も同様。筋肉が痛むわけだが、筋肉が破損している症状を指すので、これが痛いってのは違和感無し。
僕がこれらを聞いたら、「あぁ、その症状の中で際立って痛いのね、お気の毒に」と思う程度です。
日本語って難しく、面白い。
その難しさを使った表現がまた面白い。
某マンガより抜粋。
「い、いてぇ!!!鋭い痛みがゆっくりやってくるゥ!!!!」
なまら痛そうでしょ。するどいのにゆっくり。
またの