こんにちは
佐藤優樹です
「怒り」の感情について、よくご相談を受けます。
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「許せないことが起きるとよくワークをします。
書きなぐったり、部屋の中や、車の中で叫んで感情を出しています。
その時はスッキリするのですが、また同じようなことが繰り返し起きてる気がします。
怒りの対処法はこれで合っていますか?」と。
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すでに、自分の気持ちをととのえる方法に取り組んでいる方からの質問です。
怒りの対処法は沢山あり、その人のタイプや問題のケースによって、答えが違います
人によっては「感謝の心を増やす✨」とか「前向きな言葉を使うようにする✨」ということもあります。
けれど本日書くことは、そう言ったことを一通りやったけれど、もう少し深~く自分と繋がりたい方のための方法となります(*^^*)
◆怒りが湧くと、私たちは
ムカムカしたり、怒鳴りたくなったり、
相手をギャフンと言わせたくなったり、仕返しを考えたり、
心のシャッターを閉じたり、無視したくなったり、
心の中で相手を批判したり、第三者へ愚痴りたくなったり、
トゲが刺さったようにその事が気になったり…
いろんな形で嫌な気持ちになりますよね
この気持ちを出来るだけ早く手放したい(>_<)!
と思うとおもいます。
「怒りのワーク」というものをご存知でしょうか。
これは、「嫌な体験をしたときの気持ちを抑圧せずに、かといって人にもぶつけずに、一人でノートに書く」というものです。
または、クッションに顔を突っ伏して「ワーッ」と叫ぶ形もあります。
私たちは子どもの頃から
「怒らないの!」「うるさい」
「男の子でしょ」「お姉ちゃんでしょ」
「もう○歳なんだからそんなこと言わない」
と言われてきて、言いたいことを飲み込むトレーニングを知らず知らずに積んできています。
「感情をあらわにしてはいけない、怒りは汚いもの、みっともないもの、ホンネは見せないもの」と心の底で思っていて、感情を感じにくくなっているのです
感情は悪いものではなく、生きる上でのコンパスの役割も果たします。
そのままだと気持ちもスッキリしませんし、願わない現実をひきよせるので、気持ちを手放す練習が必要なんですね
「みっともないなんてことはないんだよ。それはとーっても大事な感覚だよ。もう安全だから、我慢せずに出して良いよ」と教えてあげて、まずは感情を感じる許可を出してあげます。
はじめは、錆び付いていたぶ厚いドア🚪を突破する必要があるので、叫ぶとか汚い言葉を使う~といった激しい形をとる場合が多いです
(感情の流れがよくなると、そこまでしなくても大丈夫になりますよ)
このワーク、怒りを書いたり叫んでスッキリ~!という方もいます。しかしワークはそれがすべてではないんです。
ワークには、段階があります。
はじめは、怒りを出します。
「バカー!」「やってらんねー!」「クソー」
「なんで△△なんだよー!」「×××××め!」
など汚い言葉で全然オッケーです。書いちゃってください。現実化しませんので安心してね😉
「こうしたかったよー」「あぁしたかったよー」
など出てきたら、それも書いてください。
「怒り」ってね、二次的感情なので、本当は怒りたいんじゃなく「別の何か」を言いたいんです。
だから怒りだけ出して「なーんかスッキリしたからもう良いやー」じゃなく、もう少しお話を聞いてあげて欲しいんです
すると抑圧していた思いが浮かび上がってきて、ポツリ、ポツリと話し始め、本当の意味で「解放」することが出来ます。
うわずみだけじゃなく下のドロッとしたほうも
お掃除してあげると、「同じことが繰り返される」ということがなくなっていきます。
「バカー!なんで△△なんだよー!ポカポカポカポカ👊👊👊❗×××××め!」を言うだけでは、まだ心は「不足の状態」でいるので、書き換わってはいないですよね(^^;
出したものを適切に処理しないと、また「出戻り」しちゃいますー😱
不足はなく、満足、充足へ✨
怒りをきっかけに、心のなかを
温かいもの、豊かなものに変えてあげましょう。
これはとても大事なことですが↓
怒りが湧くときって、実は私たちの心の中に
原因となるものがあります。
それは例えるなら「地雷」
怒りが湧く瞬間は「相手が悪い!」って思うんですけど、自分の地雷を、誰かが踏んだからその感じがするんです。
嫌な気持ちにさせられた(`Δ´)って思いますが、地雷は、それがある限り、誰かに踏まれ続けるんです。Aさん、Bさん、Cさんと人を変えて。
この地雷を撤去するのは
わたしたち自身のお仕事です(*^^*)
だから意識を外に向けるのではなく、
自分の内側に向けていくんですね。
このときは「自分を責めない」というのを
お忘れなく。
自分のなかに地雷があるというと「悪いのは自分ね!Σ(×_×;)!」と勘違いしがちです。
鏡の法則を知っていると「あの人のしたことは以前私がしていたのだな。だから結局、自分が原因ね…」と思ったりもします。
そうなると、どうしても自分を責める方向にいっちゃいますね。
自己否定もね「ゼロ」じゃあ、のちのち困りますが、多すぎるのも悲劇のもとです。
そんなときこそ、先に心に愛を増やして欲しいです。
どうやって増やすか?というと
「自分を癒すこと」です。
まずは「自分の話をじっくり聴いてあげること」からスタートです
・何が嫌だったか
・どんなことで傷ついたのか
・どんな気持ちだったのか
・本当はどんな気持ちになりたかったのか
怒りの下へ、下へ、グーッともぐって
自分の内側と対話していきます。
外側の世界ではなく内側の世界へ。
すると地雷を撤去できます。
例えば、職場のことであれば、
職場で、いつ、どんなふうに傷ついたのか?
誰に何をされたのか?
何をしてもらえなかったのか?
その時どんな気持ちだったのか?
そういったことを丁寧に聴いて、自分のその感情を分かってあげます。
根掘り葉掘り聞こうと踏み込まず、自然に話してくれるのを待つのも、ポイントですよ😉
その次に、幼少期の記憶に戻ることもあります。
幼少期は、現在の問題と同じような感情を感じたことが、必ずあるからです。
どんな風に怒りを感じたか?
どんな風に悲しみを感じたか?
どうな風に恥ずかしさを感じたか?
どんな風に悔しさを感じたか?
どんな風に寂しい気持ちを感じたか?
話してくれたことをじっくり分かってあげます。
ここも取り調べ的に、事務的に、意識を先へ先へ…じゃなく、ハートを開いて、歩調を合わせて、よく共感していきます。
そうじゃないとハートは癒されないんです☆
オトナじゃない、自分の部分と対話しますからね😉
取り調べじゃ「愛」は感じられませんよね。
愛というのは頭でじゃなくて、感覚、体感を通して分かっていくものです。
怒りのワークをするときは、上記の「じっくり聴き、分かってあげる」というのを、ぜひやってみてください(*^^*)
今までよりも深ーく、自分と対話できるはずです。
ただ、怒りの下の沈殿してる気持ちって、
なかなか出てきてくれないんですよね。
私たちは長年、出さないことが当たり前でしたし、「自分は結局怒られるんじゃないか」というように怯えてたりして、傷付きやすくデリケートなので、用心深く隠れてるんです。
安全な環境がないと、出てくるのが難しいんですよね。
この「安全な環境」というのは、
ジャッジがない、ということ。
大丈夫、ここは何を言っても大丈夫だよ
その思いをさらけ出してももう安心だよ
とても惨めな気持ちでも、失敗してしまったことでも、怒らないし見下さないよ
泣いても良いし 、泣かなくても良い、
時間がかかっても大丈夫だからね…☆
そういうOKがあふれる環境でワークを進めていくと、ハートが自然と開いてきます。
ハートが開いて本音を言えるようになると、涙と共にどんどん癒されて、自分の中に愛が流れ込んでくるような感覚だったり、自分の胸の奥から愛が湧き出すような感覚を感じていきます。
ときに抱きしめられるような感覚だったり、懐かしいような嬉しい感覚を、感じることもあります。
「何が正しい!」とか「もっとどうすべき」というのは、そこにありません。
「何をしたから愛された」「何を我慢したから認められた」ということなく、その感覚を得ていきます。
うーん、あえて言葉にするならば…
「最もみっともないところをさらけ出してもなお愛された」
そういう安心感が自分の中に芽生えていく感じ☆
良い悪いをできるだけ外して、安全な環境をつくって、ワークしてみてください。
この体験は、面白いことに思考パターンさえ
変えてくれます。
みっともないものと自分が嫌っていたものを、「みっともなくないよ」と受け止めてもらう体験をすると、深いところで「自分は大丈夫なんだ」と書き換わって、今のままの自分を好きになれるんです。
この書き換わるというのが、
「地雷が撤去される」ということです。
撤去してしまえば、地雷は踏まれることが無くなります。残った地雷があっても処理の仕方が上手くなっますから、どんどん減っていき、心が軽くなります(*^^*)
思考だけを変えよう、現実だけを変えよう!とすると難しいのですが、地雷を撤去して「愛」を増やしていくと、驚くほど現実が変化していきます。
自分はこんなに愛されてるんだと分かると
世界が、現象が、変わります
感情は、生きる上での大切なアンテナ。
怒りも大切なメッセージ。
だからどうぞ無視しないでくださいね。
自分と繋がりたいときは、怒りの発散で終わりにしないでください。
自分と仲良くなって、
何をいいたかったかを聞いてあげて、
愛を増やして、
地雷を撤去しましょう(*^^*)
癒されるほど、世界は良くなります。
癒されて図に乗る人はいません。
癒された人って人の痛みも分かるので、むやみに人を傷つける事をしなくなるんですよ
(癒されてない人に限って気持ちが分からないので、人を傷付けます)
癒されると、満たされて充電されて、自分の力発揮してこう!ともなります✨
イメージしてみてください。
あなたが重いものを持っていた時、誰かに手伝ってもらったら、同じように困っている人がいたときに手を貸そう、親切にしようって思いますよね。
なんかラッキーなことがやたらと続いたら、笑顔にもなれるし、人にも自然と優しくなれますよね。
そんな風に、人はエネルギーで満たされると、持っているものを分けたくなり、誰かに親切にしたくなるものなんです。
図に乗りません。大いに癒していきましょう♪
今は人に親切にしたくない…と思うなら、無理しなくて大丈夫。それは自分の中にエネルギーが足りないときです(*^^*)
エネルギーというのは、目に見える行動力やパワーではなく
・愛で満たされた感覚
・孤独ではなく世界と繋がっていると感じること
・存在価値、自己肯定感
・必要なエネルギーを自分で調達でき、それを使えるという感覚
・そこからくる穏やかな自信
そんな風に言えるかも知れません。
エネルギーが足りないのは悪いことじゃないですよ。そういう時にこそ、少し立ち止まって、満タンにしてあげてください💛
長年の繰り返しから、抜け出すことが出来ますように。
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