今週月曜日に日本の10年物国債利回りは1.86%へ上昇し2008年4月以来の水準となりました札束



急騰の原因として、「世界的な金利の連動」「日銀の利上げ姿勢」「ゼロ金利政策の限界」などが挙げられているのだけど…うーん



なぜ、日本国債利回りが急騰すると世界の金融市場が揺らぐのでしょうはてなマーク




その理由は、こちらになります下矢印



過去数十年間、日本は世界の金融システムにおいて特殊な役割を果たしてきました日本気づき


1999年以降 ほぼ一貫してゼロ金利政策を維持


2016年1月 マイナス金利政策を導入


結果 世界で最も調達コストの低い資金源として機能



つまり、世界の機関投資家は日本円を低コストで借り入れ、米国債、欧州債、新興国債、株式、暗号資産といった高利回りのリスク資産へ資金を振り向けてきたのですよね札束お金コインたちビリヤード

身近な例でたとえると、金利の低い住宅ローンや教育ローンを借りて、それを投資に回すみたいな感じかなうーん



これが「円キャリートレード」と呼ばれる仕組みです気づき



円で借りられた資金は、数兆ドル規模で世界中のリスク資産に流れ込んでいたわけですが、アナリストによると・・・



「国内利回りがゼロからほぼ2%まで上昇すれば、従来の資金配分の数字が変わる。数十年にわたり海外に流れていた資本が、母国へ回帰する圧力にさらされる」とびっくり



例えば、最近のビットコイン急落も、今回の利回り急騰が少なからず影響を与えているようで



ビットコインやその他の暗号資産は、世界的な低金利・緩和的金融環境のもとで成長を遂げてきたため、キャリートレードが逆流すれば、資金供給は弱まり、売りが加速するとも言われていますダウン



『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキさんも、ビットコインの長期保有を支持してきたけど、最近、約225万ドル(約3億5,018万円)を処分して現金比率を上げました札束



日本は長年、超低金利と極めて安定した債券市場を維持し、世界中の投資家が低利で円を借りてリスク資産に投じる土台となってきました日本




これによって、外国債券、株式、そして仮想通貨にまで円建て資金が流れ込み、リスク資産の価格を押し上げてきたのよねアップ


つまり、日本の超低金利が世界のリスク資産の価格上昇に一役買っていたということキラキラすごいね気づき



でも、10年債利回りが急上昇し「日本でも利回りが取れる」という状況になると、外に流れていた資金が日本へ戻り、これまで成立してきた金融環境そのものが揺らぎ始めますびっくり



米国も利下げが進むようですし、もしかしたら、世界的金融構造の転換期にさしかかり、金融市場の流れに変化が生じるかもしれませんねうーん