Significant Other / 大切な人
むかつくぅ~っ!
私、たった一枚の記事を書くのに既に数時間かかり、今11時半で
9時半から既にアメーバブログの「超激重っ!」と格闘してますっ!
しかも、書きあがっても大混雑で記事を上げられませんっ!
って毒を吐いてみた。。。(笑)
が急に18日の夕方から軽くなったねぇ。。。へ?
ってな感じですが、お互いに折角の週末なので気分を変えていきましょ♪
さて。。。
Significant Other(シグニフィカントアザー)。。。
Significantとは「重要な」とか「意味ありげな」と言う意味で、この言葉はAP Network Newsなどを聞いていても、よく聞かれる言葉だ。これがSignificant Other(S.O.)となると、家族ではないが同居する大切な人という意味になる。
職場のBossのpartyを仕切ったときに覚えた言葉である。招待状を用意しているときに、日本人招待客も居たので、週末に気を遣わせてはいけないと「ご家族もどうぞ」と書き添えていたが、英語にはこういう表現もあるので、と教えてもらったのだ。確かに、日本とは「パートナー」の意味がちょっと違うので、結婚を抜きにして一緒に暮らすと言うことに対して、後ろめたさなど全く無く、それは大切な、お互いを知る機会として受け止められる欧米にはこういう言葉が存在するのだなぁと感心した。以来私は、この言葉にとても柔らかく美しいものを感じていた。
Significant Other。。。
長いアメ女暮らしの中でも、私は基本的に男と一緒に暮らすことは無かった。あれだけ惚れたRandy君とも、結婚の話をしては居たが、その前に一緒に暮らすまでは考えていなかった。その私が、2003年の秋に出会った一人のアメリカ男と一緒に住むことを決めた。彼との出会いは本当に思いがけないものだった。Halloween(ハロウィーン)のParty。
それも、そのparty(パーティー)ですら、全て偶然の連続だった。その日、一人の姉さんの家に行く予定ではあった。彼女はNail Salonを持っているので、夕方まず姉さんの店に顔を出した。そこで、姉さんが仕事を忙しくしていたが、彼女の子供をTrick Or Treating(トリックオアトリーティング)に連れて行かないとならないが時間が迫っていて遅れると込み合ってしまうので、彼女は焦っていた。急にその状況を知って、とりあえず、私は彼女が大急ぎで店を閉めた後そのまま自分の車で彼女の車を追って彼女の家に行った。子供たちは待ちきれない様子で、すでに仮装を始めていた。私は、後で出直すつもりだったので、昼間のなんでもない服装をして居た。姉さんは忙しく集まる中のいい人たちの為に、食事を作っていた。アメリカはこういう時に助かる。grocery store(食料雑貨店)には、冷凍の簡単に作れるものがもの凄く豊富にあり、皆当たり前のように使うからだ。それはテーブルに出されると冷凍とは見紛うような物も多い。姉さんはオーブンでBuffalo Wings(バッファロー・ウィング。辛口の骨付きの小さい鶏)とビスケットを焼き、コーンチップスをささっと用意した。
姉さんがいきなり、「今日、ちゃんと仮装していないとダメなんだよ。Partyを開く人から言われてるんだ」って言うが、姉さん、聞いてないよ。「へ?子供たちだけだと思ってたよ。」「えー、言ってなかった? 当たり前のように言ってあったと思ってたぁ。ははは」姉さん達はいつもこんな感じだ。偶々私は、他でPartyでは無いが夜遅くから仮装して飲みに行く予定が在ったので、後で着替えるつもりではあったが何となく気分的な準備もあって、全身黒だった。しかしここへ来て、この様子を見ると、子供たちの準備も手伝わないとならないし、姉さんもこのまま置いてはいけないし、私は仕方がなく友達に連絡をして自分の飲み会はCancelして、そのままそこでそろそろ現れだす仮装した子供たちを玄関先に椅子をだしビール片手に出迎えた。その合間にインチキな猫の耳と尻尾を、姉さんの家のありあわせの材料で作った。
子供たちの列も収まり、Happy Halloween~っ!(ハッピーハロウィーン) と言うのにも、一人ひとりにCompliment(お世辞)を考えて言うのにも、作り笑いにも疲れた頃、姉さん達が、自分の仮装に入った。私は仮装もクソもインチキ猫耳と尻尾なので、姉さんたちの子供の寝る支度を見守っていた。さて、始まった。。。夜のお出かけの前のこの雰囲気。。。何度と無く記事にしてきたが、私はこの瞬間が好き。酒を飲みながらこれから起こるであろう事に、血が騒ぎ出す。。。姉さんたちの顔が夜用に変わったとき、私達は車に飛び乗った。一人の姉さんが言う「OOOが、誘うときは、大概良い男は居ないのよねぇ(笑)。」、私達はいつも、互いに愛情をもって辛口である。私達が絶対に外さずに甘ったるい事を言うのは、会ったときの初めの挨拶だけだ。
Hi Darling How've you been? Wow! You look so nice!
その他は、互いに本当の事しか言わないので、常に中辛状態である(笑)。でも、相手が嘘をつかないことを知っているので、居心地が良い。程なくしてその家に着いた。広いFront Yard(フロントヤード。家の前の庭)を跨いで、道路まで陽気な音楽が流れている。アメリカ人はこういうときに寛容だ。互いにPartyをする事はあるので、こういう事に近所の人もよっぽどの事で無い限り目を瞑ってくれる。仕事場が大きな括りでは同じ人たちだが、セクションがまるで違うので、ほとんどの人が見たことのない人たちだった。アメリカ人のPartyは、そんな事はどうでも良いくらい皆すぐにお互いに絡み合うので、全く心配は要らないのだが。私はここで彼に出会った。初めは、タイプなのかそうじゃないのか微妙な所だった。Spanish系ではあるし、背も高い。でも、顔がちょっと女の子っぽい(笑)。まつげが長くてカールしているからだ。彼は数ヶ月前に離婚したばかりで、どこかに子供が居た。
こうして出逢った私達は、11月ももうすぐ終わる頃、Thanksgiving(サンクスギビング。感謝祭)の日に再会した。お互い傷も背負っているので、初めは互いに一線を引いて時間を共にに過ごした。しかし、彼は私の好きなものを沢山持っていた。心の強さ、人並み以上の前向きさ、思いやり、頭の回転の速さ、仕事に対する姿勢、家族に対する愛情、猫を可愛がれる資質(解らない人は昨日の記事へどうぞ)、私と同じくTrilingual(トライリンガル)である事、Showing Affection(愛情を示す事)をマメにできる事、興味深い話や面白い話ができる事、仕事ができる男であったが仕事でも友達でも何を差し置いても私を一番に考えてくれた愛情の深さ、踊りが上手な事。。。程なくして、彼が私との結婚を考え出したと私に伝えた。そしてさそり座で寂しがり屋の彼は、私から離れなくなった。私の家に泊まるか私を連れて行くかのどちらかになり、それが面倒臭くなったので、私が彼の家に移ったのだ。
その頃は、彼の上司と、彼の部下と多くの彼の知り合いや同僚が私を温かく迎えてくれたが、一番近しい彼の悪友は、彼に横槍を沢山打ち込んだ。彼が悪びれもせず、仕事場でノロケまくった後の話だ。付き合っている女や奥さんの事を惚気るなど、アメリカの職場では別に何でもない事だが、対この悪友達にとっては違った。この時、私は意外とアメリカ人の男の中にもまるで安い女のように、大人気が無いやつが居るんだと解った。その頃彼の仲のいい友達は、Single Dad(男手で子育てしてる)をしている色々な女とやりすぎで股間が腐っているかもしれない遊び人と、アメリカ人にしては地味なものを好む結婚しているつまらない男(奥さんが可哀相だった。Strip Tease(ストリップ・ティーズ)の記事に登場しているが。)で、まぁ彼らも私の姉さん達と同じで、仲が良いからこそ辛口なのだが、彼と一緒に馬鹿騒ぎに出かけられなくなる事が面白くない(そこにいつも淫乱が絡むので)し、自分の生活、特に女事情に満足して居なかったのが大きな理由であった。どんなに遊び歩いても心底惚れる女に出会えないことで、彼に八つ当たりし、彼がそういう女に出会ったことを面白くなく思い、ぶち壊そうとしたのだ。一人の姉さんは言った「彼が堂々とそれを誇りに思って言う事は良いことだけど、アメリカ人の男にもケツの穴が小さい男は多いからそういうのはよく聞くし、しかも彼は毎日弁当を持たせてもらってるなら、アメリカ人の女はそんな事を絶対にしないからそりゃ言われるよ(笑)。」。。。Ass Holeな男たち。
正直その事で、随分うちの中は荒らされた。その話が出ると私達は、出先であろうと、Make Love(メイクラヴ)の後で在ろうと最中であろうとArgue(言い争い)になった。奴らは、自分達が違う立場に居る事や、それが結局彼の判断であり決断である事から目を背けて、私をBall and Chain(アメリカンコミックなどによく出てくる縞々の囚人服を着た囚人が足につけている金属性の玉を足に鎖で繋いだもの。足かせ。)と呼びやがった。これ程無礼な扱いをされたのはこれが初めてだった。私が居ても、彼は出て行けたのだ。でも、彼がそれを選ばなかったのだが、断るのが面倒なので、私をダシにして居たからこういう事になった。つまり私が許さないからと言ってしまえばやつらが黙る事を彼が利用して居たからだ。
そうしてこの事でひとしきり荒れた後のある夜、その股間の腐っている例のSingle Dad(父子家庭)の男から彼の携帯に電話があった。Home Phone(ホームフォン)があるのに、彼の携帯にと言うのがポイントである。これは、この男が彼を一人で呼び出そうとしている事を表している。しかし電話を切った後で、予想外に彼が私を誘った。「ねぇ、Jが新しく出逢った女とサルサを踊りに行きたいけど、あのSalsa Club(サルサクラブ)に一人で行くのは嫌だから一緒に来てほしいって。一緒に行こうよ。」全くあの股間腐ったSingle Dadと来たら、口が悪いくせにケツの穴の小さい男。。。私達は、支度をして、その男を迎えに行った。それから、その「新しい女」を迎えに行って車に乗せた。この白人の女が声の高くてデカイ迷惑なAir Head(頭の弱い女)で店に着くまでにかなり疲れてしまったが、ここで驚く事が起こった。このJという男が車の中で登場人物の紹介を始めたときだ。
「(blah, blah, blah... )and this's Honey Bun who is his SIGNIFICANT OTHER(ひとしきり人の紹介をした後、「この人が彼のSignificant OtherのHoney Bun」)」
私は耳を疑った。この男が私に対してそんな「敬称」を使うとは思っても見なかったからだ。私は彼の耳元で囁いた「Hon, did he called me a "significant other" of yours?(ねぇ、今彼、私の事をあなたのSignificant otherって呼んだ?)」運転している彼がWink(ウインク)をしながら横顔で微笑んだ。
程なくして、そのSalsa Club(サルサクラブ)に着いた。この店は毎週末Spanish系の男で溢れていた。女が一人にはなれない場所だ。アメリカ人の中でも積極的なSpanish系の男が、常に情熱的な視線を送っていて、トイレまで歩けば必ずその視線に追いかけられ、もしくは腕をつかまれるからだ。私はCommitment(約束、身を任せること。つまり特定の相手)のある時は他の男に目もくれない。それでもお互いへの思いやりを持った行動をする事を前提に、私達はこの店に来る事が好きだった。彼の自慢のSalsa(サルサ)が見れるのと、互いがSalsa(サルサ)を踊る事で一番情熱的に愛情を公で伝えられる場所だったからだ。この夜私達はSalsa(サルサ)を踊りながら、この無駄に背だけが高くて踊りの下手なSingle Dadの恋路を見守った。。。
昨日この彼から電話が入り、
28歳の若さで彼が癌を宣告された事を知りました。
彼の首の後ろに直径約2センチほどのシコリがあったので、以前に医者に行く事を勧めた時、医者は心配要らないと言いました。しかし、今回The Sumatra quake & tsunamiスマトラ沖地震の津波救済ミッションから帰ってきてすぐFlu(ちょっと普通のFluでは無いみたいなので詳しくは書きませんが)に罹り、それで病院に行ったところそれも深刻だが首のシコリがかなり怪しいと言われて診断を受けた所、詳しい結果は2週間後になります。
彼が病院でJust tell me straight!(ただ、はっきりと言ってくれ!)とキレたので医者が話したのですが、28の若さでこの大きさで、男性の場合の首と言う場所は余りない事で、かなり危ないと言われたそうです。私は沖縄の軍医を訴えろと電話口で叫んでいました、軍の規約で軍の中の事は何一つ訴えられないと知りながら。若ければ若いほど癌が体中に広がるのが早いことは誰もが知って居る事で、しかもリンパの近くで、これは言われなくとも危ない事が解ります。
でも、私はAB型で相手がパニックになっているときほど冷静でなくてはいけないと思ってしまうほうなので、彼に最初に電話を貰ったときは、泣く事もできず、未だ結果が出ていないから落ち込むなと男のような慰め方しか出来ませんでした。正直、凄くショックで何と言ったらいいのか解らないのです。危ない事は解るから、でも危ないと言ってしまったら、可哀相だと哀れんでしまったら、彼の生きる力を奪ってしまう。彼を諦めさせてはいけない、ただそれだけしか解らないから。彼は昨日深夜まで車で行く当ても無く異国の地を一人で、ただただ車で走り回っていました。彼から時々懸かってくる電話に出ながら、できることを頭の中で探しながら夜は過ぎていきました。。。
今、これを書きながら、この事を聞いてから初めてようやく泣く事ができた。活字にしたら気持ちの中がやっと見えたから。皆さんを巻き込んで申し訳なかったけど、こうして書けたことで、お陰さまで ちょっとすっきりした。。。
月曜日はアメリカの George Washington's Birthdayという祝日ですから、私は彼に会って来ようと思います。きっとその日はコメレスや、皆様の所へ遊びに行くのがとんでもなく遅れると思いますが、戻り次第走りますので、時間を少し下さいね。
長くなったので、彼との話は今日はここまで。
書きあがったのに、アメブロ大混雑で、記事をいつ上げられるのか解りません。。。
さぁて、みなさまっ、金曜日ですっ☆
Again, Thank God It's Friday!
Hope you guys to have a great weekend 良い週末を!

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私、たった一枚の記事を書くのに既に数時間かかり、今11時半で
9時半から既にアメーバブログの「超激重っ!」と格闘してますっ!
しかも、書きあがっても大混雑で記事を上げられませんっ!
って毒を吐いてみた。。。(笑)
が急に18日の夕方から軽くなったねぇ。。。へ?
ってな感じですが、お互いに折角の週末なので気分を変えていきましょ♪
さて。。。
Significant Other(シグニフィカントアザー)。。。
Significantとは「重要な」とか「意味ありげな」と言う意味で、この言葉はAP Network Newsなどを聞いていても、よく聞かれる言葉だ。これがSignificant Other(S.O.)となると、家族ではないが同居する大切な人という意味になる。
職場のBossのpartyを仕切ったときに覚えた言葉である。招待状を用意しているときに、日本人招待客も居たので、週末に気を遣わせてはいけないと「ご家族もどうぞ」と書き添えていたが、英語にはこういう表現もあるので、と教えてもらったのだ。確かに、日本とは「パートナー」の意味がちょっと違うので、結婚を抜きにして一緒に暮らすと言うことに対して、後ろめたさなど全く無く、それは大切な、お互いを知る機会として受け止められる欧米にはこういう言葉が存在するのだなぁと感心した。以来私は、この言葉にとても柔らかく美しいものを感じていた。
Significant Other。。。
長いアメ女暮らしの中でも、私は基本的に男と一緒に暮らすことは無かった。あれだけ惚れたRandy君とも、結婚の話をしては居たが、その前に一緒に暮らすまでは考えていなかった。その私が、2003年の秋に出会った一人のアメリカ男と一緒に住むことを決めた。彼との出会いは本当に思いがけないものだった。Halloween(ハロウィーン)のParty。
それも、そのparty(パーティー)ですら、全て偶然の連続だった。その日、一人の姉さんの家に行く予定ではあった。彼女はNail Salonを持っているので、夕方まず姉さんの店に顔を出した。そこで、姉さんが仕事を忙しくしていたが、彼女の子供をTrick Or Treating(トリックオアトリーティング)に連れて行かないとならないが時間が迫っていて遅れると込み合ってしまうので、彼女は焦っていた。急にその状況を知って、とりあえず、私は彼女が大急ぎで店を閉めた後そのまま自分の車で彼女の車を追って彼女の家に行った。子供たちは待ちきれない様子で、すでに仮装を始めていた。私は、後で出直すつもりだったので、昼間のなんでもない服装をして居た。姉さんは忙しく集まる中のいい人たちの為に、食事を作っていた。アメリカはこういう時に助かる。grocery store(食料雑貨店)には、冷凍の簡単に作れるものがもの凄く豊富にあり、皆当たり前のように使うからだ。それはテーブルに出されると冷凍とは見紛うような物も多い。姉さんはオーブンでBuffalo Wings(バッファロー・ウィング。辛口の骨付きの小さい鶏)とビスケットを焼き、コーンチップスをささっと用意した。
姉さんがいきなり、「今日、ちゃんと仮装していないとダメなんだよ。Partyを開く人から言われてるんだ」って言うが、姉さん、聞いてないよ。「へ?子供たちだけだと思ってたよ。」「えー、言ってなかった? 当たり前のように言ってあったと思ってたぁ。ははは」姉さん達はいつもこんな感じだ。偶々私は、他でPartyでは無いが夜遅くから仮装して飲みに行く予定が在ったので、後で着替えるつもりではあったが何となく気分的な準備もあって、全身黒だった。しかしここへ来て、この様子を見ると、子供たちの準備も手伝わないとならないし、姉さんもこのまま置いてはいけないし、私は仕方がなく友達に連絡をして自分の飲み会はCancelして、そのままそこでそろそろ現れだす仮装した子供たちを玄関先に椅子をだしビール片手に出迎えた。その合間にインチキな猫の耳と尻尾を、姉さんの家のありあわせの材料で作った。
子供たちの列も収まり、Happy Halloween~っ!(ハッピーハロウィーン) と言うのにも、一人ひとりにCompliment(お世辞)を考えて言うのにも、作り笑いにも疲れた頃、姉さん達が、自分の仮装に入った。私は仮装もクソもインチキ猫耳と尻尾なので、姉さんたちの子供の寝る支度を見守っていた。さて、始まった。。。夜のお出かけの前のこの雰囲気。。。何度と無く記事にしてきたが、私はこの瞬間が好き。酒を飲みながらこれから起こるであろう事に、血が騒ぎ出す。。。姉さんたちの顔が夜用に変わったとき、私達は車に飛び乗った。一人の姉さんが言う「OOOが、誘うときは、大概良い男は居ないのよねぇ(笑)。」、私達はいつも、互いに愛情をもって辛口である。私達が絶対に外さずに甘ったるい事を言うのは、会ったときの初めの挨拶だけだ。
Hi Darling How've you been? Wow! You look so nice!
その他は、互いに本当の事しか言わないので、常に中辛状態である(笑)。でも、相手が嘘をつかないことを知っているので、居心地が良い。程なくしてその家に着いた。広いFront Yard(フロントヤード。家の前の庭)を跨いで、道路まで陽気な音楽が流れている。アメリカ人はこういうときに寛容だ。互いにPartyをする事はあるので、こういう事に近所の人もよっぽどの事で無い限り目を瞑ってくれる。仕事場が大きな括りでは同じ人たちだが、セクションがまるで違うので、ほとんどの人が見たことのない人たちだった。アメリカ人のPartyは、そんな事はどうでも良いくらい皆すぐにお互いに絡み合うので、全く心配は要らないのだが。私はここで彼に出会った。初めは、タイプなのかそうじゃないのか微妙な所だった。Spanish系ではあるし、背も高い。でも、顔がちょっと女の子っぽい(笑)。まつげが長くてカールしているからだ。彼は数ヶ月前に離婚したばかりで、どこかに子供が居た。
こうして出逢った私達は、11月ももうすぐ終わる頃、Thanksgiving(サンクスギビング。感謝祭)の日に再会した。お互い傷も背負っているので、初めは互いに一線を引いて時間を共にに過ごした。しかし、彼は私の好きなものを沢山持っていた。心の強さ、人並み以上の前向きさ、思いやり、頭の回転の速さ、仕事に対する姿勢、家族に対する愛情、猫を可愛がれる資質(解らない人は昨日の記事へどうぞ)、私と同じくTrilingual(トライリンガル)である事、Showing Affection(愛情を示す事)をマメにできる事、興味深い話や面白い話ができる事、仕事ができる男であったが仕事でも友達でも何を差し置いても私を一番に考えてくれた愛情の深さ、踊りが上手な事。。。程なくして、彼が私との結婚を考え出したと私に伝えた。そしてさそり座で寂しがり屋の彼は、私から離れなくなった。私の家に泊まるか私を連れて行くかのどちらかになり、それが面倒臭くなったので、私が彼の家に移ったのだ。
その頃は、彼の上司と、彼の部下と多くの彼の知り合いや同僚が私を温かく迎えてくれたが、一番近しい彼の悪友は、彼に横槍を沢山打ち込んだ。彼が悪びれもせず、仕事場でノロケまくった後の話だ。付き合っている女や奥さんの事を惚気るなど、アメリカの職場では別に何でもない事だが、対この悪友達にとっては違った。この時、私は意外とアメリカ人の男の中にもまるで安い女のように、大人気が無いやつが居るんだと解った。その頃彼の仲のいい友達は、Single Dad(男手で子育てしてる)をしている色々な女とやりすぎで股間が腐っているかもしれない遊び人と、アメリカ人にしては地味なものを好む結婚しているつまらない男(奥さんが可哀相だった。Strip Tease(ストリップ・ティーズ)の記事に登場しているが。)で、まぁ彼らも私の姉さん達と同じで、仲が良いからこそ辛口なのだが、彼と一緒に馬鹿騒ぎに出かけられなくなる事が面白くない(そこにいつも淫乱が絡むので)し、自分の生活、特に女事情に満足して居なかったのが大きな理由であった。どんなに遊び歩いても心底惚れる女に出会えないことで、彼に八つ当たりし、彼がそういう女に出会ったことを面白くなく思い、ぶち壊そうとしたのだ。一人の姉さんは言った「彼が堂々とそれを誇りに思って言う事は良いことだけど、アメリカ人の男にもケツの穴が小さい男は多いからそういうのはよく聞くし、しかも彼は毎日弁当を持たせてもらってるなら、アメリカ人の女はそんな事を絶対にしないからそりゃ言われるよ(笑)。」。。。Ass Holeな男たち。
正直その事で、随分うちの中は荒らされた。その話が出ると私達は、出先であろうと、Make Love(メイクラヴ)の後で在ろうと最中であろうとArgue(言い争い)になった。奴らは、自分達が違う立場に居る事や、それが結局彼の判断であり決断である事から目を背けて、私をBall and Chain(アメリカンコミックなどによく出てくる縞々の囚人服を着た囚人が足につけている金属性の玉を足に鎖で繋いだもの。足かせ。)と呼びやがった。これ程無礼な扱いをされたのはこれが初めてだった。私が居ても、彼は出て行けたのだ。でも、彼がそれを選ばなかったのだが、断るのが面倒なので、私をダシにして居たからこういう事になった。つまり私が許さないからと言ってしまえばやつらが黙る事を彼が利用して居たからだ。
そうしてこの事でひとしきり荒れた後のある夜、その股間の腐っている例のSingle Dad(父子家庭)の男から彼の携帯に電話があった。Home Phone(ホームフォン)があるのに、彼の携帯にと言うのがポイントである。これは、この男が彼を一人で呼び出そうとしている事を表している。しかし電話を切った後で、予想外に彼が私を誘った。「ねぇ、Jが新しく出逢った女とサルサを踊りに行きたいけど、あのSalsa Club(サルサクラブ)に一人で行くのは嫌だから一緒に来てほしいって。一緒に行こうよ。」全くあの股間腐ったSingle Dadと来たら、口が悪いくせにケツの穴の小さい男。。。私達は、支度をして、その男を迎えに行った。それから、その「新しい女」を迎えに行って車に乗せた。この白人の女が声の高くてデカイ迷惑なAir Head(頭の弱い女)で店に着くまでにかなり疲れてしまったが、ここで驚く事が起こった。このJという男が車の中で登場人物の紹介を始めたときだ。
「(blah, blah, blah... )and this's Honey Bun who is his SIGNIFICANT OTHER(ひとしきり人の紹介をした後、「この人が彼のSignificant OtherのHoney Bun」)」
私は耳を疑った。この男が私に対してそんな「敬称」を使うとは思っても見なかったからだ。私は彼の耳元で囁いた「Hon, did he called me a "significant other" of yours?(ねぇ、今彼、私の事をあなたのSignificant otherって呼んだ?)」運転している彼がWink(ウインク)をしながら横顔で微笑んだ。
程なくして、そのSalsa Club(サルサクラブ)に着いた。この店は毎週末Spanish系の男で溢れていた。女が一人にはなれない場所だ。アメリカ人の中でも積極的なSpanish系の男が、常に情熱的な視線を送っていて、トイレまで歩けば必ずその視線に追いかけられ、もしくは腕をつかまれるからだ。私はCommitment(約束、身を任せること。つまり特定の相手)のある時は他の男に目もくれない。それでもお互いへの思いやりを持った行動をする事を前提に、私達はこの店に来る事が好きだった。彼の自慢のSalsa(サルサ)が見れるのと、互いがSalsa(サルサ)を踊る事で一番情熱的に愛情を公で伝えられる場所だったからだ。この夜私達はSalsa(サルサ)を踊りながら、この無駄に背だけが高くて踊りの下手なSingle Dadの恋路を見守った。。。
昨日この彼から電話が入り、
28歳の若さで彼が癌を宣告された事を知りました。
彼の首の後ろに直径約2センチほどのシコリがあったので、以前に医者に行く事を勧めた時、医者は心配要らないと言いました。しかし、今回The Sumatra quake & tsunamiスマトラ沖地震の津波救済ミッションから帰ってきてすぐFlu(ちょっと普通のFluでは無いみたいなので詳しくは書きませんが)に罹り、それで病院に行ったところそれも深刻だが首のシコリがかなり怪しいと言われて診断を受けた所、詳しい結果は2週間後になります。
彼が病院でJust tell me straight!(ただ、はっきりと言ってくれ!)とキレたので医者が話したのですが、28の若さでこの大きさで、男性の場合の首と言う場所は余りない事で、かなり危ないと言われたそうです。私は沖縄の軍医を訴えろと電話口で叫んでいました、軍の規約で軍の中の事は何一つ訴えられないと知りながら。若ければ若いほど癌が体中に広がるのが早いことは誰もが知って居る事で、しかもリンパの近くで、これは言われなくとも危ない事が解ります。
でも、私はAB型で相手がパニックになっているときほど冷静でなくてはいけないと思ってしまうほうなので、彼に最初に電話を貰ったときは、泣く事もできず、未だ結果が出ていないから落ち込むなと男のような慰め方しか出来ませんでした。正直、凄くショックで何と言ったらいいのか解らないのです。危ない事は解るから、でも危ないと言ってしまったら、可哀相だと哀れんでしまったら、彼の生きる力を奪ってしまう。彼を諦めさせてはいけない、ただそれだけしか解らないから。彼は昨日深夜まで車で行く当ても無く異国の地を一人で、ただただ車で走り回っていました。彼から時々懸かってくる電話に出ながら、できることを頭の中で探しながら夜は過ぎていきました。。。
今、これを書きながら、この事を聞いてから初めてようやく泣く事ができた。活字にしたら気持ちの中がやっと見えたから。皆さんを巻き込んで申し訳なかったけど、こうして書けたことで、お陰さまで ちょっとすっきりした。。。
月曜日はアメリカの George Washington's Birthdayという祝日ですから、私は彼に会って来ようと思います。きっとその日はコメレスや、皆様の所へ遊びに行くのがとんでもなく遅れると思いますが、戻り次第走りますので、時間を少し下さいね。
長くなったので、彼との話は今日はここまで。
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