映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』を

観てきました。

 

 

 

 

 

 
 
 
 
 
大好きで、全シリーズ何度も観ている
インディ・ジョーンズシリーズ。
ついに最後の作品が公開されました。
 
最後というのも少し不思議な気がします。
元々このシリーズは3部作で、『最後の聖戦』が
最後だと思っていました。でもそこから約20年経って、
『クリスタル・スカルの王国』が制作されて、
私の中ではちょっとスピンオフくらいの感じだったの
ですが、今作は、考古学者を退いたインディが
観られるというので、なんだか感慨深いです。
 
初めて観たインディはまだ若くて、男盛りで
色気があって、命と引き換えにしてでも考古学と
いうロマンを追い求める
冒険家。もうとにかくかっこよかったです。
そしてワクワクさせる物語。
目を覆いたくなるような気持ち悪い画(大量の虫とか
サルの脳みそとか心臓をくりぬかれるとか)も結構
たくさんあるんだけど、時々目を逸らしながらも、
やっぱりおもしろくて目が離せない。
いつもギリギリのところで絶対に助かるインディと
一緒に冒険に巻き込まれる楽しさがありました。
 
前作の『クリスタル・スカルの王国』では、
突然お父さんになるインディと息子のお話。
 
そして今回はいよいよ引退するインディ。
 
ぼやぼや生きていたら、インディの人生を見届けて
しまいました。
70歳のインディを演じるハリソン・フォードは80歳。
もちろん衰えはありますが、こんなかっこいい
80歳はそうそういません。
実際にはこんな風に動ける70歳はいないし、
多くはスタントだと聞いているけど、インディなら、
と思えるんですよね。
でも、あんなに怖いものなしで強気だったインディも
大切なものを失って、引退して、、今後の人生に
何の希望も見いだせずに偏屈になっていて。
ヒーローだったインディが身近な人間になっている。
なんだか胸の奥がツンとするような切なさを感じます。
 
最後の方の弱気なインディに胸が痛んだし、
ラストシーンは切なさと安堵とで涙が出ました。
 
ハリソン・フォード自身が、年老いたインディを
見たかったから演じた、というのがやっぱり
かっこいいです。
本作の冒頭は、CGで若い頃の顔に作られているの
ですが、それは何の違和感もない上に、もちろん
めちゃくちゃかっこいい。
だけど、年老いたインディもやっぱりかっこいいんです。
 
人間は年を取るし、いずれは人生を終える。
でもそれは悲しいことでも嘆くべきことでもない。
とても自然で、素晴らしいことなんだと感じました。
 
最後までかっこいいインディ・ジョーンズを
ありがとう!!