その年の12月心臓が止まった
漂流事故は一件落着。
もう漂流はこりごり!
あのあと、8月と9月に、“安全第一をモットーにしている”他のダイブ店で
長崎市沿岸や五島沿岸で潜り、そのシーズン、ダイビングを終えた。
そして奇跡の漂流救助から5ヶ月後、
平成18年12月9日、朝8時15分頃――
突如!全く何の前兆もなく
突然に左胸の痛みに襲われた!
しばらく耐えてみるも、ますます痛みは強まり、
生汗ダラダラの状態になった。
妻に「コリャ タダゴトジャナイ!救急車、呼んでくれー」
と言ってベットにうずくまった。
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記憶があるのはここまで。
いくら思い出そうとしても、ここまでしか覚えていない。
これから後の事は
意識、記憶が徐々に戻って来る中から
周囲関係者の話を聞いて繋ぎ合わせたものを記す以外にない。
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119へ電話後、
消防署が近かったおかげか、数分で救急車が到着。
私をベットから担架で救急車に運び乗せようとした、その時
「うおおぉぉぉーーーーーっ!!!」
と異様な声を上げ、心臓、肺が停止。
みるみるうちに顔色が紫色に変わっていった。