結婚してから、婆ちゃんのところに行くことが無かった。

あ、結婚してから3年後くらいかな。

秋田の隣、岩手県に用事があり、その帰りに俺が一人で行ったことはある。

 

しかし嫁さんや子供を連れて行くことは10年無かった。

10年前に嫁さんとなる人を連れて行ったのだ。

その時の日記がこれね。

結構真面目に書いた。

だってそれだけ想いがあったから。

その時、10年内に連れていければなと思っていて、ようやく行くことが出来た。

東京から600キロ近いドライブは、小さい子を連れて行くとなると中々億劫で。

ようやくこのタイミングで実現できたのだ。

 

俺も迷うことや報告したいことは多々あってさ。

10年前に書いた日記を見てもらえればわかると思うが、俺が相談したい相手なのさ

。婆ちゃんは。

 

25年前、俺はオーストラリア放浪の旅を終わらせた。

終わらせた大きな理由は、婆ちゃんが倒れたからだ。

メンタルが弱すぎる俺は、その現実を受け入れることが出来ず、倒れたという話を聞いて何を考えたのか、オーストラリアから東京に帰ることはせず、金浦空港経由で九州入りしたのさ。そこから東京へのヒッチハイクの旅をした。

 

完全な現実逃避でさ。

そんな現実受け入れられないやいってことで敢えて遠回りしたんだよな。

豆腐メンタルだ。

名古屋についた頃、婆ちゃんの訃報を聞いて、ヒッチをやめて電車で東京に帰った。

 

俺は婆ちゃんにとって初孫で、まぁ出来が悪く、心配をかけながらも可愛い孫だったに違いない(自分で言うなw)

 

オーストラリア放浪中、婆ちゃんとは文通を幾つもしてさ。

帰国したら色々報告したいと思っていたのさ。

「晃ちゃんがちゃんとした大人になれるまで元気でいないと」

と言うことを言ってたらしいが、ちゃらんぽらんな俺しか見せることが出来なかった。

 

婆ちゃんが亡くなって15年後、将来嫁さんとなる人を連れて婆ちゃんの眠る秋田に行った。

そのことは、10年前のブログに書いたのさ。

 

でさ。

もしも子供が生まれたら連れてくるねと言いながら、ズルズルと時間が過ぎた。

今日やっと行くことが出来て、何か心がスッキリしたんだよな。

 

色々報告したいとか、色々相談したいとか思っていたんだけど、お墓の前では「ありがとう、嫁さんも子供も連れてきたよ」の一言で済んでしまった。

 

今の自分に何ができるんだろうか?とか、色々聞きたいこととか相談したいことが山盛りあったんだけどさ、ほんとありがとうだけだったんだよな。

 

自分で自分に拍子抜けしちゃったって言うかさ。

 

なんかまだうまく言語化できないけど、とにかく幸せなんだなと思ったのさ。

 

大切な人を連れて、大切な人に会いに行く。

多分これを超える幸せって無いと思うのさ。