「目の悪いのは悪いことなの?」と突然孫娘(8才)が不安げな顔で私に聞いてきた。
最近、黒板の字が見えづらくなっていることは聞いていた。眼鏡をかけることになる位見えてないらしい。
孫娘は低体重児で生まれ、数ヶ月NCIU(新生児集中治療室)に入っていた。それが原因なのかは分からないが、骨ももろく、今までに数回骨折している。
「目が悪いことは、ちっとも悪くないよ」と私が言い、娘も「ばあちゃん(私のこと)だって眼鏡をかけているでしょ」と言うのを聞いて孫の顔が緩んだ。
私はハッとした。目が悪くなったことで、孫は自責の念を抱いてしまったのだと思う。
『病気は悪。健康は善。』そう思わせたのは、側にいる我々大人だったのだなぁと思わざる出来事だった。