幼い頃、何処か痛くなった時に母親がそこに手を当てて「痛いの痛いの飛んで行けーーっ」と言ってくれた。すると不思議とその痛みは柔らぐのだ。そしてその安堵感はとても気持ちが良い。
相手の懐に飛び込んで安心して身を任せている【全託】状態なのだと思う。
私自身の施術の体験等を通じても、心身を任せ切って全託出来る人は、治りが速いということを感じる。
しかし、大人になるに従って、身を任せる【全託】する力が薄れていくのは残念だ。
病気に限らず、全託することは、すべての問題解決の道に繋がっているとつくづく感じる。