【観劇記録】雨と夢のあとに | 手上のコイン Blog

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気まぐれに感想とか、好きなものの話題を。

実は1回‥upした記事は、引っ込めました。
ストーリィとかは、大体チラシに掲載されている範囲で書いておきます。

とにかく観て欲しいなぁと思ってしまう舞台です。
特に福田麻由子ちゃんをね!!(笑)

東京公演は8月20日まで。池袋のサンシャイン劇場にて
大阪は8月24日~31日までイオン化粧品 シアターBRAVA!にて公演しています。

ファンタジックで切なくて、ちょっぴりホラーな舞台。夏にピッタリですよ。


◆Story◆

ジャズベーシストで、音楽学校の教師をしている朝晴(ともはる)は、一人娘の雨(あめ)と2人暮らし。
彼はある日、子供の頃からの夢だった、『コウトウキシタアゲハ』という幻の蝶を捕まえに、雨を友人に預け、台湾旅行へ出かけていた。

しかし、帰国する予定の日になっても、朝晴は帰って来ない。

家で心配しながら父親を待つ雨。

彼女が朝方、待ち疲れて眠っている間に朝晴は戻ってきた。だが、その姿は一部の人以外には見えていなかった。

実は朝晴は、森で蝶を捕まえようとした瞬間に穴に落ちてしまい、死んでしまっていたのだ。

しかし、まだ12歳の愛娘を心配する朝晴は、穴の中に肉体を残し、魂だけ家に戻ってきてしまった。

‥幽霊となって。

なんとか雨の前では生きている振りをして、一緒に生活しようとする朝晴なのだが‥‥。


実際の12歳である福田麻由子ちゃんが主演。
てるてるあしたというドラマで、1回、麻由子ちゃんが舞台の告知をしていたんですが、
「舞台やりま~す」
と笑顔で言っていた麻由子ちゃんを見て、私はすっかりメロメロ~となってしまいました(笑)

この『雨と夢のあとに』は黒川智花ちゃん主演でテレビドラマ化もされてますが、私は見ていませんでした。
原作も読んでいません。
ドラマで長い時間かけたお話を、映画とか舞台でっていうのは、ダイジェストみたいに感じてダメだったりするので、
どうせ知らないなら真っさらで行くのが一番楽しめるだろうと思って、何もチェックしなかったんですよね。

福田麻由子ちゃんはね‥。いい時は凄く、びっくりするくらい良かった。大人に負けてません。
そもそも、子役と動物には敵わないっていわれているのに(笑)更に良かったら本当に敵わないですよね。
つい無意識に彼女ばっかり見てしまう。

朝晴さんは‥、ウッドベース‥ちゃんと御本人が弾いてるんだよね?あの大きな弦楽器をつま弾く姿は結構、色っぽい。
弦楽器が全くダメな私には、それだけで3割~5割増しにカッコよく見えるのですよね‥(笑)
お父さんと麻由子ちゃん。年齢的にもバランスがとれているんですが、親子として全く違和感がありませんでした。
雨ちゃんの健気さにも泣かされますが、朝晴さんの雨への想いにさんざん泣かされます。

また洋平(朝晴の父)がね~、私、今回大好きなんですよね。
厳格そうな怖いおじいちゃんなのに、雨ちゃんにはメロメロ、というギャグ的なところもありつつ。
泣かせるところはしっかり泣かせてくれます。
この切り替えが素晴らしく上手い。

雨の幼なじみの北斗くんもいいキャラクターですね。彼のストレートさが、暗い話を救ってくれたり、盛り上げてくれたり。清々しい気分にしてくれます。

他の方々もよかった(ゲストがまた最高でした)

この舞台は、見たい!よりも人に見て貰いたくなる
なんだか不思議な舞台です。


未見の方は是非!(笑)


以下。ネタばれ感想



お父さん、朝晴役の岡田達也さん。ウッドベース‥ちゃんと御本人が弾いてるんだよね?あの大きな弦楽器をつま弾く姿は結構、色っぽい。
弦楽器が全くダメな私には、それだけで3割~5割増しにカッコよく見えるのですよね‥(笑)
岡田さんと麻由子ちゃん。年齢的にもバランスがとれているんですが、親子として全く違和感がありませんでした。岡田さんのダメ父っぷりも見事(笑)
雨ちゃんの健気さにも泣かされますが、朝晴さんの雨への想いにさんざん泣かされます。
才能はあったのに、ジャズベーシストのプロとしての道を、雨の為に諦めた彼。
「雨が全て」
だと言いきる彼。
だからこそ、幽霊が生きた人間に触れると、相手の生気を奪ってしまうと知った時の、朝晴の絶望的なつぶやきが、耳から離れません。
彼が舞台の上で、一人、また一人と、大切にしていた人たちと別れてゆく度に、雨との別れも近づいてゆく。
物語の随所で父娘の幸せそうなほほえましい姿を見ているだけに、その別れが胸に迫ってきます。

また篠田さん演じる洋平(朝晴の父)がね~、私、今回大好きなんですよね。
厳格そうな怖いおじいちゃんなのに、雨ちゃんにはメロメロ、というギャグ的なところもありつつ。
泣かせるところはしっかり泣かせてくれます。
この切り替えが素晴らしく上手い。

畑中さん演じる、雨の幼なじみの北斗くんもいいキャラクターですね。彼のストレートさが、暗い話を救ってくれたり、盛り上げてくれたり。清々しい気分にしてくれます。

岡内さん演じる、暁子はね。正直‥私には恐かった(笑)
怖いのが苦手だったのを、久方ぶりに思い出してしまって。
岡内さん顔が好みで、好きなんですよね、私。
美人さんなんで‥今回は余計に恐かったらしいです(笑)まぁ、それでも適度に納涼って感じでしたが。
そういえば、元々この話‥ホラーだったんでした。

他の方々もよかった(ゲストがまた最高でした)けど、長くなりすぎるのでここらへんにします。

この舞台は、見たい!よりも人に見て貰いたくなる
なんだか不思議な舞台です。

まぁ、とか言いつつまた観に行く予定なんですがね‥(^-^;