新宿視察!【中小企業向けワークライフバランス施策】
こんにちは。
本目さよです。
中小企業の多い台東区では、
なかなか取り組めていない施策。
企業向けのワークライフバランス施策について、新宿区の話を聞いてきました。
そもそも、ワークライフバランスとは、
こちらのページがわかりやすいのですが、
「仕事と私生活の相乗効果を高める考え方と取り組み」全般
=ワークライフバランス
と捉えると、わかりやすいと思います。
育休制度、などの制度に着目されがちだったり、
女性に特化して考えられがちだったりしますが、
実は、これからの時代、かなりの割合の人に関係があるようになるのです。
それは何かというと、「介護」。
団塊の世代が高齢化し、団塊ジュニア世代が介護をするようになると、
今までのように、フルタイムで働けて、残業もいくらでもできます!という
社員は少なくなります。
皆さんの周りに、介護のため会社をやめた方はいませんか?
つまり、訳あり社員が、今まで以上に増えていくのです。
さらに、日本の労働力は少子高齢化によって減少しているため、
人材が足りなくなってきます。
特に中小企業は採用することが大変になってきてしまうのではないでしょうか?
新宿区では、区内の企業に対してワークライフバランスを推進する施策を行っています。
1,ワークライフバランス認定制度
これには二種類あって、すでにワークライフバランスが推進されているというお墨付きである、認定、とこれからワークライフバランスを推進していくという推進宣言です。
申請した企業は大企業ばかりではないの?とおもった方もいるかと思いますが、違うんですよ。
こちら新宿のHPには企業規模別の申請企業数が掲載されています。
申請企業数 | 10人以下 | 11~30人 | 31~100人 | 101人以上 |
---|---|---|---|---|
127社 | 56社 | 32社 | 21社 | 18社 |
こんな感じ。
10名以下の企業で申請している企業も多いんですよ!
その訳は、
2,ワークライフバランス推進企業に申請をすると、有利な融資が受けられるという制度です。
ワークライフバランスを推進すると、インセンティブがつくんですね。
さらに、具体的にどうすればいいかわからないという企業のためには、
5回まで、無料のコンサルティングがついてきます。
また、別の制度ですが、
男性の育児休暇に特化した、助成金の制度も新宿区独自でやっているそうです。
至れり尽くせりの、新宿区のワークライフバランス施策。
台東区は中小零細企業が多いからやってられない、という言い訳(区役所の、、、ですよ)
は通用しなくなってきているのではないでしょうか?
前回、区長から
「女性の継続就業の支援などを通じて、
仕事と育児を両立できるよう、
個人だけでなく 企業への働きかけを含め、
ワーク・ライフ・バランスの一層の推進に
努めて参ります。」とも言っていただいているので、
「女性の継続就業の支援などを通じて、
仕事と育児を両立できるよう、
個人だけでなく 企業への働きかけを含め、
ワーク・ライフ・バランスの一層の推進に
努めて参ります。」とも言っていただいているので、
このあたりも、ぜひ区として取り組むように、引き続き働きかけていきます!
って、区長答弁見直してて思ったのですが、
って、区長答弁見直してて思ったのですが、
「女性の継続就業の支援などを通じて」って、
どうやるんだろう・・・?
あとで聞いてみようっと!
台東区議会議員 本目さよ