最後の造作建具が入りました。
1階和室とリビングダイニングを分ける建具です。
この建具がどうして見学会が終わってからの搬入になったのかというと。。。

カッコいいのにしようと、夫がネットでいろいろ検索して変わったのを見つけたました。
設計さんに画像を見せて「こんな感じが良いです」と言い、
設計さんも「おおーっ!これですか?」と建具職人さんに話をもって行ってくれました。

そして、他の建具や造作ができたころに建具職人さんから「あの建具はできないという話は聞いていますか?」と、聞かれました。
聞いていなかったので、驚いて設計さんにラインしました。
「すみません。なんとか実現しようと、他の職人さんにも声をかけたんですけれど、そうすると高くなってしまって。。。」
1枚あたりの金額を聞いて、確かにその値段×3枚となると、あきらめた方が良いと思いました。

そして、実際の施工例の中から確実にできるものを選ぶことになり、引き渡し前に搬入してもらえました!
それが↑の写真の建具です。
横の格子は少なくして(構造的にいる分だけ)、縦格子にしてもらいました。
横に桟があると埃が溜まるので少ない方が良いと思ったからです。
(さりげなく夫の意見から私の意見に変わっていたりします)
縦格子は涼しげというか夏っぽい印象もありますが、できあがった建具は
「和」という感じで良いですよね。
リビングダイニング側から見ると大黒柱とも良くあっていていると思います。

和室側から見ると
建具の向こうがリビングとは思えないかもしれませんね(笑)

最初にここの建具を考えていた時には戸襖(とぶすま・写真右側に写っているような和室側からは襖、反対側から見ると板戸となるやつ)にしようかと思っていました。
でも、造作建具の最初の打ち合わせの時に、
施工例とかを見せてもらって少し透けるようなのも良いなぁという話になりました。
障子紙に見えるのは「ワーロン」というアクリルでできたものです。
それを格子の桟で挟みこんでいるので、どちらから見ても表に見えるのがよいですね。
ワーロンの特徴は障子紙のように破れないことだそうです。
ワーロンにもいろいろ種類があり、実物を挟み込んだカタログを借りて夫が選びました。
確か実際に和紙がアクリルに挟みこんであるシリーズの雲竜だったかな?
光の透け方とかいろいろ検討した結果で、実際に入っているのを見ると、良い感じですよ!

さて、この建具が入るのが遅かったことで一つ問題がありました。
リビング入口の開き戸を開けるとこの建具に当たるのです!
↑の右側のように開き戸を開けると、
↓ストッパーが効くより先に開き戸の取ってが建具の桟に当たります。(3枚引戸が入るより先に開き戸のストッパーが付いたためです)

建具そのものは木製で桟も細く、勢い良く開き戸を開けると、造作建具のが破損してしまいそうです。
(私がやらかしそうで怖いよぅ)
なので、またラインで創建さんに連絡しました。
どうにもならなかったらと不安でしたが、
工務さんと建具職人さんが動いてくれて、建具職人さんがストッパーの位置を少し変えてくれました。

↑この写真は位置を変えた後です。
(変える前はまた撮り忘れていました)
床とか違和感ないのが不思議なくらいです。
どうやったのかは見そびれたのですが、調節の後少しベタベタしていたのを傷補修の職人さんが綺麗にしてくれたようです。

↓当たらなくなりました!


良かった!!

そしてこの建具のもう一つの使い方は、
リビングダイニングと和室を一体的使いたい時、和室と縁側の間に移動します↓



どちらも3枚引きの広さですが、実は大黒柱があるかないかで3cmほど違いはあります。
でも(じっくり見なければ)違和感なくおさまったと思います。

こちらの和室と縁側の間の建具もどうするか悩んだのですが。
造作建具って高いんですよね。
そしてここに入れるのなら障子でしょう。
プランの段階ではワーロンのをことを知らなくて、障子紙が子どもに破られそうだから、
とりあえず無しにして、将来的に建具を入れれるように、溝だけ用意してもらおうとお願いしました。
(縁 創建工房さんの敷居の溝には建具の滑りをよくするように、凹みのところにだけ桜の木を使っているんです!
それをしてもらいました!)

でも、ワーロンの建具が家におさまったのを見ると、普段は縁側の方に建具を置いておきそうです。
お客さんが来る時(家庭訪問とか)だけリビングダイニングを隠すのに建具を移動するのかな?
そうすると立派な床の間があるものの、6畳の和室というより、畳コーナーになるのでしょうか?
実質うちはテレビの前のリビングスペースが狭いので和室がリビングのようなものですしね。
和室6畳だと、リビングのソファーのように取り合いにならないところが良いですよね。
家族そろって転がる予定です!