#おすすめの歴史ドラマ
>大河ドラマ「光る君へ」が面白いですね。
興味深いのは、皇室の「皇族の呼称:法皇(上皇が出家する)、
上皇、皇太子、東宮、皇后、中宮など」で、特に、
「皇后と中宮」が藤原道隆の時代に
わざわざ両方立てられたというストーリー・史実が、
道隆の横暴をよく表していると思いました。
今でこそ、先の天皇:上皇、先の皇后:上皇后、
今上天皇:天皇陛下(帝)、今上皇后:皇后陛下、
東宮:皇太子 というわかりやすい系図になりましたが、
「光る君へ」の藤原道隆の時代は、
先の天皇:上皇、先の天皇の女御兼今上陛下の生母:皇太后、
今上陛下:一条天皇(帝)、帝の嫡妻:中宮、帝の先妻:皇后、
東宮:天皇の兄弟(皇子が生まれれば皇子が東宮)
と複雑な系図になっており、特に、帝の嫡妻を「二人」と
なった時には、大いにもめましたね。(前例がない)
先帝の時代も、先帝がわがままでしたが、嫡妻はお1人であり、
そのかわりに、称号に関係なく入内した「お気に入りの女性」を
愛しており、皇子を授かることには励んでいました。
が、一条天皇の時代は、帝が幼いせいで「嫡妻が二人」に
なってしまい、藤原氏の勢いが大幅に増してしまいましたね。
どちらの妻も「藤原氏:身内の姫君」であり、
どちらが先に皇子を授かっても権力を得られるようにと、
どちらの妻も「嫡妻」にして、帝を操っていたのでした
[虎に翼 感想]㈬
今日も、こちらの記事を引用して「虎に翼」の感想を、
書き込みたいと思います。 ( ..)φ
『虎に翼』 13話 あらすじ!NHKドラマ
連続テレビ小説 https://totaro1.net/?p=17452
>寅子(伊藤沙莉)たちの法廷劇の幕が上がるが、
男子学生・小橋(名村辰)らの妨害によって中止に追い込まれる。
騒動は新聞にまで取り上げられてしまい、
今後は女性らしいふるまいを、
と学長(久保酎吉)からも注意を受ける。
足をけがしたよね(土居志央梨)を住み込みで働く
カフェーに送った寅子たちは、
よねが働きながら弁護士を目指していること、
貧しい生い立ちと男装の理由、
そして世の中を変えようしていることを知る。
妨害した男子学生に対して、何も処分がない?
あの場で罰せられることもなければ、警備の人にも
抑えられないとは、せっかく観覧に来た受験生母子は特に、
ガッカリしたことでしょうね。
所詮、大学は「男子」が好き勝手に学ぶところでしかない?
であり、そんな大学を出た「弁護士」が法廷に立つから、
ろくな世の中にならないのだと思えました。
1)大学側に失望する
いくら何でも、最低限度のマナー「舞台の本番中は″お静かに”、
他のお客様の妨げにならないように、座席の移動や飲食喫煙、
途中入退場、私語やヤジなどはおやめください」
はあの時代でもわかっている、当然であると認識されている
と思うのですが、
(あの場に居たみなさんは、当然男子学生が一番悪いと
思っているはず…。)
なぜ、それを破った男子学生らはあの場で
取り押さえられずに、処罰もされずに、
逆に、妨害された女子部のほうが「暴力沙汰にした」と
罰せられなければいけないのか?
これが「法律を学ぶ大学なのか、法律を学ぶ大学で起こった
出来事なのか」と思うと、大変情けないことですし、
「もうやめないか」と叫んだ穂高教授ですら、
私は「情けない男」と思ってしまいましたね。
(お前がまず真っ先に駆け付けて、男子学生を止めて
説教するのが当たり前だろう!=穂高教授よ)
さらに言えば、こういうことが日常茶飯事であるならば、
女子部の発表には「ドア付近に警備:入場整理要員」
を配置するなど、大学側がトラブル回避のために
やるべきでしたし、
そもそも「大事なお嬢様をお預かりしている」
という意識は、大学側にはあるのか?
授業料を頂いているなら、大学側には
「学生の安全、大学内の秩序を守る」
(学費に見合ったキャンパスライフの提供)
の義務があると思いました。
2)よねの生い立ちが明かされる
男子学生との格闘のすえ、よねは足を怪我してしまうと、
いつものメンバーは、よねを下宿先のカフェーへ
送り届けましたね。
カフェーでは、よねが「なぜ、カフェーでボーイを
しながら下宿しているのか(住み込みで仕事する)」
「なぜ弁護士を目指しているのか」が語られて、
「だから、私はお前らとは違う」と、
改めて自分には構うなと遠ざけましたね。
・百姓の娘であり、姉と自分で他の兄弟の世話や、
薪を集めたり、畑仕事をしてきた。
・食い扶持のため、姉は15歳で女郎に出される。
よねも、身を守るために髪を切って上京する。
(女郎の姉の紹介で、現在のカフェーで働く)
・しばらくして、姉が置屋に「金をだまし取られていた」
ことが発覚する。そして、よねのところへ「悪徳弁護士」が
やってきて、よねの身と引き換えに「姉の金を取り戻してくれる」
ことになるが、よねは弁護士のところから失踪する。
この経験から、
「男に負けない、力・武器がほしい」と、姉の金を使って
「明律大学女子部」へ入学したのでした。
これから…
① この時代は、昭和なのに「まるで明治・大正時代と変わらない」
と感じましたね。当たり前に、一夫多妻制、人身売買あり、
身分制度(華族の涼子)あり、女中もいる(家政婦ではない)...
さらに、富国強兵で戦争があるのですから、
かなり厳しい時代と思いました。
② よねの話を聞いた寅子たち。どう対応するでしょうか。
ちょうど「花子とアン」とも同じ時代くらいなのでしょうか。
であれば、花子の母:ふじは「百姓の女、読み書きができない」
ですから、女子がいかに厳しい状況に置かれていたのか?
わかる気がしました。