台湾在住14年目、台北パン教室ホメパンの
筒井恵美子です。


昨日、小学生の息子が日記に書いたのが、
お友達のことでした。

そのお友達は、帰宅途中に「可愛いねー」と言いながら髪をぐしゃぐしゃに触ってくるのです。

台湾の小学校は、できれば保護者が学校の校門まで送り迎えすることになっているので、
我が家は私が迎えに行くのですが、時間の都合上、弟も一緒に行きます。
よって、「お友達による髪ぐしゃぐしゃ攻撃」は弟にも及ぶのです。

もちろん「嫌!やめて!」とは言うのですが、全くお友達に伝わっていない様子。
もちろんこちらからの仕返しは絶対に私がさせませんので、やられっぱなし状態。

私はやんわり、やめてねと伝えていますが、大人の声もお友達には聞こえてはいません。
むしろ「うるさいおばさん」と思われている状態。

(なんだか日本でもあるような悩みですよね…
こういうのは世界共通ですショボーン)

ちなみに、そのお友達の保護者が迎えに来ていない日だけ、息子たちと一緒に帰ろうとするので、
万が一、その子が帰路で怪我をするようなことがあったら私に監督責任を求められるのではないか、という不満もずっとあります。

(その子の保護者には何も言ってないですけどね…そして台湾人は絶対に察することはないので私の不満には全く気付いてないでしょうね…)


そのお友達は長男と今同じクラスですが、7月14日でクラス替えがあるので、それまで我慢しようと思っていたのですが、
やはり我慢にも程がある…

我が家は「パンツの教室」を受講してから
毎日、「いや」「やめて」は『本当に禁止』の意味で、それ以上絶対に続けてはいけないことを伝えているので、
やめてくれない友達こそが変だ、ということに息子が気づいていました。


そしてついに昨日、息子は日記 (連絡帳に含まれます) にこう書きました。(本文は中国語です)

「○○○くんは帰る途中にずっと付いてくるし、僕と弟の髪の毛をぐしゃぐしゃに触ってくる。触るのをやめてと言ってもやめない。だから今後は一緒に帰らないことを決めた。」

息子は、日記を読んだ担任の先生とお友達の3人で話し合い、お友達は反省文を書かされていたそうです。
これからお友達が変わってくれるのかは今後も観察を続けます。


これは私個人の考えですが、
子供の問題は子供同士で解決すべきだと思っています。
長男の担任の先生も、子供同士の解決を最も尊重しています。

私は息子が暴力で解決することなく、誹謗中傷することなく、
自分がどうするのかを決めたこと、それを中立な立場の人(息子の場合は先生)に伝えられたことが本当に良かったと思いました。


台湾にも「嫌よ嫌よも好きのうち」だと勘違いしている人(特に男性)が多いです。
でも少し考えてみようよ、って言いたいです。

髪の毛をぐしゃぐしゃにされて嬉しい人はいますか?
ぐしゃぐしゃにした方は愉快かもしれないけど、ただの嫌がらせですよね。


髪の毛は守るべきところというわけではないけれど、
触られた本人が嫌だと感じる、
つまり「わるいタッチ」だよね。
っていうことを
パンツの教室の概念から息子と話し合えたことは、とてもよかったなぁと思っていますおねがい