先日、親戚の集まりがあったので行ってきました。

 

叔母3人に、イトコたち、その子どもたちが集まって、ワイワイガヤガヤと楽しく過ごしました。

 

そこに、イトコが中学時代からの友人(Aさん)を連れてきていました。

 

食事が始まってあちこちで会話をしている時に、イトコが私に、Aさんについて、「縁結びを神様にお願いしているけど、うまくいかない」みたいなことを言います。

 

Aさんは、とってもいい人そうな雰囲気ですし、優しさがオーラとして出ているくらい、人に対して思いやりを持った人に見えます。

 

なんで縁がないのだろう? と思いました。

 

もしかしたら、生まれる前に、今世はひとりで生きてみよう、と決意してきたのかな? と思ったくらい、ご縁がないのが不思議でした。

 

そこで、縁結び祈願だったら、どこの神社にお願いしに行ったらいいのか、どのようにお願いをすればいいのか、など、一般的な話をしました。

 

この時、私には、Aさんの状況は見えていませんでした。

 

その後、別のイトコ(Bくん)と叔母が会話に入ってきて、全然違う話題になりました。

 

その話題でおおいに盛り上がっていたら、いきなり、Bくんが、なんの脈絡もなく、Aさんのほうを向き、

 

「Cくんは男性だし、もう立派な大人なんだから、放っておいていいよ」みたいなことを言うのです。

 

「は?」びっくり

 

違う話題で盛り上がっていた私たちは、わけがわからず、「???」となりました。

 

本当にいきなり、だったからです。

 

どこかに書いたと思いますが、このイトコのBくんは、そのへんにいる幽霊が全部見える、という霊能力を持っています。

 

それがちょっとしんどくて、仕事にも支障をきたすので、今はそちらをやや見えなくし、お不動さんの修行をしています。

 

Bくんは、AさんとCくん(弟さん)のことをよく知っていて、それでそういう話をしたのですが……

 

Bくんがその話を始めた瞬間、私にAさんの状態が、パーッと見えました。

 

Aさんは、心の3分の1……いや、もっとかな、45パーセントくらいでしょうか。

 

心の中に大きな石(岩山と言ったほうが適切かもしれません)のようなものがあるのです。

 

なんで、そのような石が大きく成長したものが、心の中にあるのだろう? と思っていると、中学時代から友人であるイトコが教えてくれました。

 

Aさんには、ひとまわり以上年の離れた弟さんがいて、Aさんは弟さんが生まれた時から、ずっと面倒を見てきたそうです。

 

弟さんをとても心配し、お金が足りないと言われれば、無条件でお金をあげてきました。

 

Aさんに頼りきっている弟さんは、しょっちゅうお金をもらいに来るそうで、それがどうやら、心の中の悩みを成長させていたようです。

 

バッサリと縁を切って、そこからは、一切お金を貸さなければ、悩みはそこで終わるのですが、Aさんのように優しい人にはそれができません。

 

弟さんに対する、子どもの頃からの愛情があり、貸さなかったらどうなるのだろうという、心配する気持ちもあり、でもAさんも大金持ちというわけではないので、困るのは困るという気持ちもあって、複雑なようです。

 

そういう複雑な心の動きが、ずーっとそのままだと、悩みが石として固まってしまい、長い年月のあいだに少しずつ積み重なっていくのです。

 

そして、その大きな石は、やってくるご縁を跳ね返します。

 

というか、やってきたご縁は、その石にぶつかると、跳ね返ってしまいます。

 

人間は、心というか、その人の状態というか、説明が難しいのですが、

 

ほぼ100パーセント、何もない状態でなければ、ご縁(相手)を受け入れることができません。

 

ご縁のほうも、付き合う人、結婚をする人、という形で出会っていても、

 

心の枠が、たった55パーセントしかなかったら、見えない世界では、そこに入れないのです。

 

それでも、入ろう! と決め、無理やり入ろうとしても……大きな石があるわけですから、石が邪魔になります。

 

というわけで、長年心にずーっと引っかかる心配ごとがある、悩みごとがある、という人は、いったん、その心配ごとや悩みごとを横においたほうがいいです。

 

捨てたほうがいいと、そこまではさすがに言えませんが、とりあえず、一度、思い切ってクリアにしたほうがいいです。

 

ご自身の幸せのために、です。

 

Aさんのお母さんは、去年亡くなったそうで、そのお母さんが見えない世界に帰って、初めて娘の状態を知り「これは! なんとかしてあげなければ!」と思ったのだと思います。

 

あとからBくんに聞いたら、なぜか、いきなり「Cくんの話をしなければいけない」と思ったそうで、思った瞬間に、もう口から言葉が出ていたと言っていました。

 

その時にAさんのお母さんの声が聞こえていたそうですから、Aさんのお母さんは、私が最初に、ごく普通の縁結びのコツをしゃべったのを聞いて、

 

「いやいや、うちの娘の、特殊な状態をちゃんと見てー!」と思ったのでしょう。

 

それでBくんがAさんに語りかけている時に、パーッと状態が見えたのだと思います。

 

あそこまでしっかりと私に見せるためには、かなりのパワー・エネルギーが必要です。

 

Aさんのお母さんは、たぶん、Bくんの後ろにいるお不動さんに、お願いしたのだと思います。

 

母親が子どもを思う気持ち、子どもの幸せを願う気持ちは、ありがたく尊いですね。ニコニコ

 

特にAさんは、お母さんのお世話もしっかりしてきた人なので、

 

お母さんが、「ここからは自分の幸せだけを考えてほしい」「幸せになってほしい」と必死でそれをAさんに伝わるようにしたのが印象的でした。ニコニコ