祈祷をお願いして、神職さんに幣でお祓いをされる時は、
頭を深~く下げて、背中まで祓ってもらったほうがいい、ということを前々回に書きました。
これはなぜかと言いますと、悪いものは背中に憑くからです。
幽霊は、肩に乗ったり、頭の上に憑くのではありません。
憑く場所は背中です。
ですから、憑かれている人から幽霊を自分に憑かせる(乗り移らせる)時は、背中をさすりながらお経を唱えます。
なかなか離れない幽霊を無理やり離す時は、お経を唱えながら背中を叩いたりします。
すると、幽霊は憑いていたその背中から離れます。
【追記】
幽霊はお経が嫌いなので、お経を唱えられることと、
憑いている背中をさわられたり、叩かれたりすることで離れます。
お経ナシの状態だったら、
憑かれている本人を思いっきり驚かせる方法でバシンと叩けばポロッと離れますが、
さすったくらいで離れることはありません。
【追記ここまで】
怖い映画などを見て、ゾ~ッとするのは背中です。
お腹がゾ~ッとしたり、心臓のあたりがゾ~ッとすることはないと思います。
魂が、背中に憑かれることを知っているからです。
幽霊だけじゃなく、拾ってきた不運などがつくのも背中です。
体の前面に抱え込むとか、頭のてっぺんに乗せるのではありません。
お祓いを受ける時は、思いっきり頭を下げると背中までスッキリと祓ってもらえるので、
せっかく祈祷をするのなら全部祓ってもらえるようにしたほうがいいです。