ここ数年、団塊の世代が定年を迎えられるようです。

企業戦士から一転毎日が日曜日ですから、生活の変化には天地ほどの違いがあり

ます。

起床時間も目覚まし時計に催促されることも無く、十分に睡眠を楽しむ事ができ

ます・・・???


が、定年後の生活スタイルの変化から体内時計の変化が生じます。

現役時代の就寝の時間は、起床時間の14時間~16時間後にやってきます。

朝7時起床であれば、夜は9時から11時が理想的な就寝の時間帯となります。


定年後の睡眠時間の変化は、起床時間より12時間後に就寝時間がやってきます。

つまり覚醒している時間が2時間程度短くなるのです。

この2時間の差を生活スタイルに上手く取り入れないと、体内リズムが壊れる事

にもなりかねません。

この変化をコントロールできない高齢者では低体温や自律神経失調症の症状に悩

まされる可能性があります。


加齢とともにみられる生理現象と病態変化は、地球環境に刻まれた概日リズムと

生体リズムに合わせた生活スタイルによって、穏やかなリズムにする事が出来る

のです。

熟年の智慧を活かしたいものです・・・。