頭やこころが「いっぱい、いっぱい」なんてこと
時々経験しますね。

 


私も、前職では
あっぷ、あっぷ状態で
苦しんでいましたね。

 


そんな時に、当時のボスから
良く指摘されていたことを思い出します。

 


テンパってしまうと、余裕がなくなって
余計に視野が狭くなり
悪循環から土壺にはまるパターンです。

 


やることが多すぎる場合。
判断や決断を迫られていることが多い場合。

 


やることとは「行動や作業」のコトで
判断や決断は「脳や思考」が働くコトです。

 

 

行動や決断を決める以外でも
「いっぱい、いっぱい」になるときがあります。

 


それは、事実や起きてしまったことを
受け止めればそれで済むのに、

 


受け止めきれないで、消化不良の状態で
所謂、素直に認めることが出来ない場合は
こころ(感情)が「いっぱい、いっぱい」になります。

 


この状態とは
何か指摘をされて、素直に反省をして
次に向って切り替えれば良いのに

 


自分は間違っていない!とか、
自分が正しい!なんて
抵抗してしまうものだから

 


消化できなくて
こころが詰まった状態になり
平静に仕事が出来なくなったり
人間関係がギクシャクするパターンです。

 


しかし、生活や仕事をしていくうえで
いっぱい、いっぱいだから
他は何もしません!とは、なかなか言えませんよね。

 


そんな時の、特効薬が有るのですが、

 


その前に、まず把握しておかなければいけないことは
自分のキャパがどれくらいか?

 


ところが、このキャパですが
楽しい事や自分が情熱を込めて
取り組めるものを入れた時は

 


不思議ですが、キャパがビヨ~ンと
伸びて広がるんですね。

 


逆に、嫌なコトや乗り気がしない事を
入れようとすると
キャパがカッチカッチになって
縮んでいくんです。

 


要注意ですね。

 


さて、特効薬に話を戻しますが
そのキャパからはみ出しそうなものを
細分化して、出来ることだけする。
それだけなんです。

 


細分化とは、例えば
何かの判断や決断をするためには
人に会いに行き、説明を聞かなければいけないときや

 


大量の資料を読み込まなければいけない場合
時間が足りなくて、精神的に「あっぷ、あっぷ」
になった時の細分化とは

 


資料を読み込むコトと、
判断(決断や答えをだす)をすることを分けることです。

 


そうするとどうなるか?

 


二通りあります。
一つは、資料を読み込んで完璧理解するまでは
判断は絶対にしない。と決める。

 


しかし、判断を絶対にしなければいけない時はどうするか。
その場合は、覚悟を決めて、持っている情報だけで
判断してしまう。

 


答えを出さずに、判断をしなくて
困る人がいて、その人たちから批判されても
頑として、それをしない強さと

 


自分の判断を信じる強さ

 


所謂、責任はすべて自分で受ける強さです。

 


この強さがあれば
結果が少しくらい悪い方向だったとしても
必ず、何かに繋がっていきます。

 


ところが、細分化せずに
なんとなく、中途半端なことをして
玉虫色の判断を下すと

 


「人」や「運」は離れていくことが多くなるでしょう。

 


これでは、自分の実にならないし
力が付くこともないです。

 


やはり、細分化して出来るコトはする。

 


出来ない事は、中途半端ではしない。
と、決めることですね。

 


そして、出来ることはどんどん消化して
胃を空っぽにしてから、次を食べる。
噛み砕いて、消化を助けましょう。

 


その繰り返しでしょうか。

 


胃の大きさ以上のものを
一気に食べても、胃は破裂してしまいますよ。
≪#0672≫

 


~~編集後記~~

 


今日もありがとうございました。

 


詰め込み過ぎて
胃がカチカチに固まって
死ぬ思いをしたことがある
高坂一彦です。


「いっぱい、いっぱい」の時は
モノを外にだすのが一番ですが
対策としては他にもあります。

 


日頃からすべきことは
キャパを広げておくことです。

 


少し触れましたが
やることや考えることが目の前に現れたら
それを、楽しめるモノとして受け止めたら
キャパは無限と言えるくらいに広がるのです。

 


私の経験でお話すると
ある会合でスピーチを急遽することになり

 


その内容を考えるのに
情報を頭に入れて、構成を考えて
オチまで考えることを数時間で行ったときに

 


あっぷ、あっぷでしたね。

 


その時は、インプットに要する時間を決めて
その情報だけでスピーチに挑みました。

 


その時は、スピーチの時間を極端に短くして
その短くした理由をスピーチのオチにしたことで
事なきを得ました。

 


簡単に言うと
私のスピーチを聞くよりも
現場を直接見た方が良いです。
と、5分弱のスピーチにまとめました。
(テーマは、能書きより現場が大事!そんな感じです)

 


そして、今から一緒に行きましょう。
なんて感じで、私のスピーチよりも
本当に皆さん喜んでいただけました。
(少し、複雑です)

 


それを、生半可な情報で
長々と話をしていたら
ボロが出て退屈なスピーチに
なっていたことでしょう。

 


この時は、キャパオーバーの
インプットとスピーチという決断の
両方をバッサリと切って
テンパり状態からチャレンジ状態に
切り替えることができたと云うことです。

 


テンパった時は
チャレンジに切り替えるチャンスかもしれませんね。

 


高坂一彦 拝