漱石山房記念館
夏目漱石が亡くなるまでの9年間過ごした旧居跡に建てられた記念館です
現在、作品「門」をテーマにした企画展が開催されています
館内展示資料にあらすじが掲示されているので、
未読でも心配入りません(σロ-ロ)✧
そして!
この企画展の見どころは
書簡📮
であります(-⊡ω⊡)✧*。
どのような書簡かと申しますと、
夏目漱石47歳!禅を介して懇意になった神戸の2人の若い修行僧との書簡での交友・・
でーい!
(ノ*>∀<)ノ漱石が2人のメル友に宛てたメールの内容が企画のメインナリ
コロ助Σ(゚∀゚ノ)ノ
※実物の書簡は長〜い巻物です。今回の展示では書簡を全て広げて展示してありますので大迫力があります
2メートル超!!📜Σ(・ω・ノ)ノ
2人の若い修行僧が上京して漱石の自宅にお泊まりに来た心温まるエピソードや、頂いた饅頭のお礼状などクスクスできる内容もあり、素の夏目漱石を垣間見ることができてとても満足でした
実は!
作家になる前の漱石27歳の頃!
漱石は思うところあり(心が疲れていて)悟りを開くために鎌倉の円覚寺に参禅している経験があります!
この2人の修行僧のうちのひとり「富沢敬道」という方が後に円覚寺の住職になられています
ご縁ですね!
(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷ ⌑ ᵒ̴̶̷⸝⸝⸝)✨
小説「門」は!
円覚寺参禅の経験が反映されている作品
主な登場人
野中宗助・・・主人公。友人(安井君)の妻をえーっと💦寝取り横取りしました!
そのような経緯から、その奥様御米さんと崖の下の家で世を忍ぶようにひっそりと暮らしています。
現在、お役所勤めで本人曰く給料が安いそうです。
✧(▭-▭)ก クイッ
安井くん・・・主人公の親友。奥様を主人公に奪われてから病を経て満州へ。物語後半主人公宅の大家さんの弟さんと一時帰国することに。
御米・・・およねさん。主人公宗助さんの奥様。
2人で崖の下の家でひっそりと暮らしているが、めちゃめちゃ仲良い夫婦
崖の下の家って何よ💦
Σ(||゚Д゚)さっきから
小六・・・主人公の弟のころく。主人公の家にご飯を食べに来たり大学に通ったりの生活。
諸事情により後に主人公宅に居候する形になるがお互いちょっと気づまりに
年も離れているしねぇ
(´-ω-`)
佐伯夫婦・・・主人公の伯父夫婦。主人公の父親が亡くなった後に遺産管理をしてくれている。
坂井・・・主人公宅の大家さん。社交的な好人物。坂井家が泥棒に入られたことを機に主人公宅と懇意になる。
※実際に漱石宅も泥棒に入られており、その経験を作品に反映させているようです
奥様の帯を盗られたそうですよ
(⊙_⊙)
宜道(ぎどう)・・・宗助が訪れた禅寺の若い僧侶。タイトルの門を主人公がくぐる本作のメインエピソードのはじまり
なぜ主人公は禅寺へ
行くことになったのか
物語後半、
奥さんの元カレと接触する
可能性が出てきたため!
(安井君のことですね!)
それで心穏やかではなくなったのです。
(大家さんの坂井さん宅に、坂井さんの弟さんと一緒にご機嫌伺いにくると一報が!!)
主人公宗助はずっと略奪愛に苦しんでいたと同時に安井君に合わせる顔がなかったのでしょう
(。>_<。)
因みに本作「門」は漱石が森鴎外に贈った最初の作品だそうです。
漱石書斎の再現
漱石山房記念館では当時の家屋の一部が再現されているため、その広さ(間取り)や雰囲気を体感できます
ボランティアガイドさんから展示品のトリビアを聞いてしまいました(*´艸`*)ありがとうございます♪
広い
木曜会(文学サロン)が開催されていた広さが書斎手前のスペースくらいだそうです
カフェも外せない
3種のコーヒー豆から選べる
バターケーキ
&
グアテマラマリアージュ
吾輩のカップに
吾輩のプレートが!!オシャレ
因みに駅から記念館までの道のりも
吾輩が案内してくれますよ
(ㅅ´˘`)♡
その他図書室やミュージアムショップもあるのでお近くにいらした際はぜひ
そうそう、撮影スポットに夏目漱石等身大の人形も鎮座してましたよ
ブログタイトル:My Little Loverより