「再岩藤」のふわふわ part2 | 木挽町日録 (歌舞伎座の筋書より)

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趣味で集めている第4期歌舞伎座の筋書を中心に紹介

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前回のブログに続き、過去上演の歌舞伎座の筋書から

昭和47年7月 十七代目勘三郎の岩藤
演目案内のトップ頁見開き
S47.7勘三郎17
舞台写真の無い前半の筋書なので国立劇場
(昭和42年9月)での写真と思われます。

こちらは47年7月のカラー写真
h12-4
平成12年4月の勘三郎13回忌の筋書より

冊内の木挽町百科というコラムに「宙乗りの岩藤」という記事
「岩藤の宙乗りは五世菊五郎から先代梅幸、六世菊五郎を経て
勘三郎に伝承されましたが、勘三郎は普通宙乗りに使う
連尺(パラシュートの体につける器具のようなもの)を使用せず自身が工夫した
スキーのリフトの様なものに乗って、春風漫々と蝶を追いながら
野山を散策する華やかな風情をみせてゆくのです。
昔は花道七三のスッポンからせり出て、花道の上を宙乗りしたそうですが
現在は劇場構造の関係で、舞台を左右する型になっております」

猿之助の花道上の宙乗りの方が、昔からの型だったという逸話。
筋書後半の「歌舞伎シリーズ6 歌舞伎の仕掛け」というコラムに
なんと勘三郎のふわふわの、舞台稽古の様子を写した写真があった
素顔に着付姿の珍しい写真。
S47.7勘三郎17

昭和53年7月 猿之助の歌舞伎座での初めての岩藤(本人は6度目)
S53.7猿之助
前半の筋書なので、当月の写真は無く、上は劇場の意匠から
南座のものと分かる。狂言方松井正三の聞書きにあった写真。
傘の宙乗りの詳しい仕掛けが書いてあり興味深い。

昭和60年7月の筋書、前半のものなので過去のグラビアが
巻頭に載っているが 昭和53年7月の撮影と注が付いている。
S60.7猿之助

昭和63年10月の筋書、前半のもの。
舞台上のふわふわから花道上の宙乗りを引きの構図で。
S63.10猿之助
S63.10猿之助

戸板康二の「ちょっといい話番外」から
勘三郎のふわふわ
S63.10勘三郎17
勘三郎が後日の岩藤をした時、いかにも嬉しそうに宙乗りを演じていた。
「こわくありませんか」と尋ねたら、「じつにいい心持ですよ。
お客様が下から、みんなで上を見ているのを、見おろすんですから。」
と言った

平成2年10月 国立劇場で上演
菊五郎が岩藤を演じる。この月の筋書は持っていないが
該当月の演劇界に ふわふわが載った、あまり良い写真では無い
h2-10

そして国立劇場では次回の歌舞伎公演の筋書に
前回の舞台からと小さな写真が付録で付くが、その中から
h2-10

平成3年7月の筋書、前半のもの。
巻頭グラビアの中から。牧歌的な構図(笑)
他の写真と何か違和感があるのは、これだけ腰掛けてる様な姿勢だからか。
背景なども公演ごとに違っているのが分かりますね。
H3.7猿之助

平成7年10月の筋書 後半のものなので当月の写真である。
H7.10猿之助
花道のほぼ真下からの珍しい構図。もしかすると舞台稽古の時の撮影かもしれない。

平成25年7月 新しい歌舞伎座での花形公演
松緑の岩藤が載っている特別チラシ。舞台写真入りの筋書も持っているが
良い写真が無かった。最近の筋書の舞台写真はあまり面白味がない。
H25.7 松緑

他に歌舞伎座以外で十八代目勘三郎、四代目猿之助が演じているが
十八代目の岩藤は、もはや観ることが叶わない…
現・猿之助の岩藤はいずれ歌舞伎座で観たいと願っている。
将来、勘九郎が祖父、父に続いて演じることもあるだろう か。

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